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天狗岩から烏帽子岳 2018年4月29日登る 晴れ 3名

投稿日 2018年05月01日

 

熊谷のYさん、Aさんと3人で、西上州の大展望台として人気のある烏帽子岳に天狗岩から登ってみました。私は、2007年の11月23日に同ルートを登って以来2回目になります。2005年11月24日に別ルートの大仁田ダムから烏帽子岳に登っていますので烏帽子岳はこれで3回目になります。

 

烏帽子岳は、南牧村と上野村の村界近くにあり、南牧村側(西上州)では、大仁田ダムのある奥ノ萱に。上野村側では山中と呼ばれる国道299奥部の十石峠手前、白井から更に入った塩之沢にあります。上野村側にある登山口には、南牧村からの場合、下仁田から湯の沢トンネルを抜けて上野村側に出る方法と、国道462と299を使って上野村側から入る2つの方法があります。湯の沢トンネルの上野村側には、塩ノ沢温泉やまびこ荘のお風呂が利用できて便利です。また、この辺りとしては広く、10台以上止められる広い駐車場がありますので、山奥の割には便利と言えます。

 

駐車場にある案内板は天狗岩までしか案内されていません。つまり駐車場から天狗岩までのハイキングとして愉しむことを想定されていますが、天狗岩から烏帽子岳の岩稜ルートは一般的ではありません。ただし岩稜ルートと並行して付けられている巻き道(横道)ルートを使えば難なく烏帽子岳に近付くことはできます。

 

烏帽子岳は隣のマルよりも標高の低い岩塔ですが、西上州の山でよく見かける補助ロープのある岩場と岩棚の通過があるので、慣れない方は十分注意が必要です。山頂からの眺めは天下一品で、西上州のほとんどの山が見えます。ちょうどよい位置にある展望台と言えます。

20180429_烏帽子岳01.jpg

(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

塩之沢の駐車場から天狗岩 岩稜ルートを烏帽子岳

帰りは巻き道ルートを利用

GPS軌跡の乱れが大きいので、GPS軌跡を見て補正しながら描画

地図上の天狗岩の位置とは違っているので注意

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

通過時刻:

駐車場 8:46

登山口 8:48

二俣(小屋) 9:16

水場 9:35

鞍部 9:42

天狗岩 9:53

天狗岩展望台 9:57

シラケ山 10:27

岩稜ルート上の岩塔 10:48

巻き道との合流点 11:39

マル 11:48

マルと烏帽子岳の間の鞍部 12:06

烏帽子岳 12:12 (昼食) 12:45

巻き道との合流点 13:03

おこもり岩 13:40

二俣(小屋) 9:16

登山口 14:18

駐車場 14:20

 

所要時間:5時間

総歩行距離:8.8Km

 

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烏帽子岳 しばらく登れなかった山

西上州の展望台 烏帽子岳

シラケ山 1274mからのパノラマ

 

 

熊谷から関越自動車道、上信越自動車道を走って、下仁田ICで降り南牧村に入ります。県道93号の磐戸で橋を渡って左に入り、桧沢から湯の沢トンネルをくぐります。トンネルから出たら上野村です。左に折れて林道を走り、塩ノ沢温泉やまびこ荘を見て尚も進むと沢を回るように付けられたところに駐車場があります。10台くらい止められるでしょうか。込んでいたら路肩にも止める車があるようです。

20180429_烏帽子岳02.jpg

駐車場にある案内看板

ここでは避難小屋のある二俣から左天狗の岩洞(おこもり岩)経由の

天狗岩が説明されている

天狗岩から烏帽子岳までのルートは説明されていない

20180429_烏帽子岳03.jpg

登山口

 

駐車場から2分ほど戻ると天狗岩への登山道です。最初植林帯のよい道が続きます。やがて自然林の明るい美渓の道となります。水流の傍の道で、水流の音を聞きながら登って行きます。金属パイプの橋がかかっています。チャートの山らしく、所どころに巨岩が顔を出しています。

20180429_烏帽子岳04.jpg

二俣の小屋

休憩できるようになっている

ここで左の道(おこもり岩経由)と右の道(鞍部経由)に分かれる

 

ちょうど沢の水流が無くなろうとするところで二俣になります。二俣には小屋があって休憩できるようになっています。ここで道は左右に分かれます。左はおこもり岩経由の天狗岩。右がニリンソウの群生地を経て鞍部に出てから天狗岩です。登りは右を利用し、左を下山に使いました。

20180429_烏帽子岳05.jpg

もうすぐ鞍部

先行パーティーが唐松林を登って行く

 

右の道に入るとやがて唐松の下の草の斜面になります。ここにニリンソウがぽつりぽつりと咲いていました。群生というほどではありませんでした。よく見るといろいろな花が咲いています。ちょろちょろですが水場があってまもなく鞍部に付きます。鞍部の右は塩之沢峠方面ですが、一般道はありません。機会があったら歩いてみたいところです。鞍部を左にとって少し登り、岩と岩の間の窪を急登すると天狗岩です。

20180429_烏帽子岳06.jpg

天狗岩頂上の看板と石祠があるピーク

左に数分で展望台がある

天狗岩はここから少し上野村側にある岩塔らしい

 

天狗岩山頂には石祠があります。左に数分で天狗岩展望台です。稜線から分離した岩塔に鉄の橋が掛けてあります。橋を渡って岩塔側に乗るとそこには鉄パイプで空中に乗り出すように展望台がしつらえてあります。タイタニックを思い出しました。1,2名しか立てません。ここが天狗岩の上と思います。展望は最高です。今日の目的烏帽子岩がマルに抱かれるように見えています。

20180429_烏帽子岳07.jpg

天狗岩頂上の看板と石祠があるピーク

左に数分で展望台がある

天狗岩はここから少し上野村側にある岩塔らしい

 

天狗岩山頂には石祠があります。左に数分で天狗岩展望台です。稜線から分離した岩塔に鉄の橋が掛けてあります。橋を渡って岩塔側に乗るとそこには鉄パイプで空中に乗り出すように展望台がしつらえてあります。タイタニックを思い出しました。1,2名しか立てません。ここが天狗岩の上と思います。展望は最高です。今日の目的烏帽子岩がマルに抱かれるように見えています。

20180429_烏帽子岳08.jpg

シラケ山から天狗岩を望む

 

シラケ山も大展望です。近くにさっき居た天狗岩山頂と天狗岩展望台が見えます。塩之沢方面の稜線、西上州の山々、長野県境の山々、両神山、帳付山、諏訪山など360度の展望です。

20180429_烏帽子岳09.jpg

振り返ってシラケ山を望む

左端に天狗岩

三角錐は無名の岩塔

 

シラケ山から更に進むと岩稜帯となります。難しくはないのですが、十分注意が必要な岩稜です。眺めも抜群。ルンルン気分でいくつかの小ピークを越えて行くとマルが近づきます。最後のマルに対峙したピークの通過が最もポイントになります。岩稜が終わりシャクナゲの斜面を南に回り込めば、巻き道ルートとの合流点です。

20180429_烏帽子岳10.jpg

シラケ山の後、岩稜を辿る

2,3の小岩塔を越えて行く

左端がマル

 

合流点からもなお痩せ尾根が続きます。やがて右へ入る道が分かれますが、マルを巻いて烏帽子岳との鞍部に至る道です。帰り使うことにして、まずはマルに登ります。一息頑張るとマルの山頂ですが、とくに何もありません。樹間からすぐ下に烏帽子岳が見えています。

20180429_烏帽子岳11.jpg

岩稜ルート最後の岩塔からのマルと烏帽子岩(右)

20180429_烏帽子岳12.jpg

岩稜ルートと巻き道ルート合流点

看板がある

巻き道ルートを使えば楽に二俣に戻れる

 

鞍部で大仁田ダムからの道を合わせ、さらに進むと烏帽子岳の基部です。補助ロープのある岩場が二段ありますが、いずれも使うほどではありません。下山はロープを使った方がよいでしょう。

20180429_烏帽子岳13.jpg

天狗岩の岩場を登るYさんとAさん

 

ロープの岩場を過ぎると岩塔の左の棚を北側に巻くように進みます。難なく通過できますが、落ちたらおしまいです。山頂には石祠があり、さい銭が箱にいっぱいになっていました。山頂の周りの灌木は背が低いため360度の展望が楽しめます。

20180429_烏帽子岳14.jpg

烏帽子岳山頂にて

中央から右へ天狗岩、無名岩塔、シラケ山

 

ただし、烏帽子岩はマルよりも低いため北側の上野村方面の山は見えません。西から東に掛けて北側の西上州の山々を眺めることができます。(完全な360度の展望はシラケ岩にあります) 昼食をとって展望を愉しみました。本庄から来たという3人パーティーとともに山座同定を愉しみました。

20180429_烏帽子岳15.jpg

烏帽子岳からの眺め

北北西方向

 

烏帽子岳から降りてマルを巻いて、巻き道ルートをおこもり岩経由で二俣まで戻りました。二俣近くの水流で汗をぬぐって、再び美渓を楽しみながら駐車場に戻りました。塩ノ沢温泉やまびこ荘のお風呂(600円)でさっぱりし、帰りは国道299号、462号の上野村、神流町経由で熊谷へ戻りました。

 

 

 

 

 

(熊五郎)

コメント(2)

  • 関越道の下りはこんでいましたね。私たちはそれを横目に一般道を走ったけど、山は程よく山座同席なのですね。お天気は最高でしたね。 (agewisdom) 2018/5/1(火) 午後 6:11

  • > agewisdomさん 渋滞情報をネットで見ながら走りました。花園より以北にはまだ渋滞が延びていないのを確認して高速に入り、上信越に進みました。便利になりました。眺めは少し白く霞んでましたが、まずまずでした。(熊五郎) 2018/5/1(火) 午後 6:36

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