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投稿日 2023年11月23日​

山への想い

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若かりし頃 八ヶ岳天狗尾根上部にて

山があれば山を眺め
沢があれば流れを聴く
風があればそれを呑み
雲が動けばそれを追いかける
花があればそっと愛で
虫が通れば孫のように見つめる
鳥のさえずりを子供のように真似
静寂の中ではじっと息をひそめる
遠く雪形を見て母を思い出し
暮れ行く山なみに於いて友の寝息を聴く

れまで長く山を歩いてきて、さまざまなものや感覚を山から受け取りました。それは山そのものへの想いであり、山にあった様々な映像であり音であり、匂いであり。そして命でした。すべては山にあり、すべては私の童心の中にあります。

​(雅熊)

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