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運動公園から座間峠、残馬山、柱戸林道

2023年02月20日 晴れ 単独

投稿日 2023年02月22日

群馬県を流れる渡良瀬川。その渡良瀬川に沿って走るわたらせ渓谷鉄道。今でもトロッコ列車が運行されて撮鉄や乗鉄に人気の鉄道です。そんなわたらせ渓谷鉄道の駅のひとつ「神戸」(ごうど)で、国道122号と分かれ、草木ダム下流に降りたところがみどり市東町座間(あずままちざんま)。

今回は総合運動公園の駐車場をお借りして「座間峠」から「残馬山」を目指しました。下山は三境トンネルから林道三境線、柱戸線を使って運動公園に戻る周回ルートです。距離14.3km 6時間半の山旅です。

 

草木ダムが目の前にそびえる運動公園の駐車場。身支度を整えていざ出発。100mほど歩いたところにある「童謡ふるさと館」の手前の林道「小平座間線」に入ります。すぐに左奥へ入る砂利の林道が分岐するので入ります。

暗い植林帯の林道を行くと前方が明るく開け、治水ダムが数段設けられた沢筋に出ます。あまりはっきりした道ではありませんが、その沢筋を詰めていくとやがて道は右上に大きく屈曲し、そのまま進むと向こうからやってきた林道の終点?の小平地に出ます。よくみるとコンクリートで固められた壁に階段がありますので、それを登って尾根に取付きます。

尾根上の道は快適に高度を上げ、やがて眼下に草木ダムや青々と水をたたえた草木湖が見えてきます。雪が少ないのでまさかと思っていたのですが、よく見ると「袈裟丸山」や「皇海山」がそびえていました。袈裟丸山はとんがりで恰好よく見えます。目を転じると日光の男体山や、手前の大平山が白く輝いています。まだ遠い「三境山」を見るとこれからの道のりの長さを感じさせます。

赤城山からの北風が容赦なく吹きすさびます。「座間峠」(ざんまとうげ)は平凡な鞍部です。枯れた木が転がり、寒風の中に座間峠を示す看板がぽつんと建っていました。峠からはしばらく丸い緩やかな稜線を行きますが、短いながら急な斜面もあるので要注意です。残馬山手前は急斜面は今回のハイライト。一汗かかされます。やっとの思いで残馬山に登り着くと、そこはこれまた平凡な山頂。この時季だからこそ樹間に展望がありますが、夏などはすっかり展望は失われ暗い山頂になるでしょう。

残馬山からはやや痩せ気味の尾根筋となって、露岩も現れます。三境トンネルの上の鞍部を通過して、三境山側に少し登り返すと三境トンネルへの下降点を示す看板があります。トンネル入り口の林道までは200mほどですが、杉の落ち葉で踏み跡が隠されているので、見失わないように下ります。

降り立ったトンネルの入り口は凍ってカチカチ。トンネルの南側(桐生市側)まで行ってみようかと思ってましたがやめておきました。この林道は「三境線」ですが、しばらく下ると分岐があり、運動公園へは「柱戸線」に入らなければなりません。「三境線」をそのまま下ると草木湖畔の草木に出てしまいます。

1時間40分ほどの林道歩き。車は1台も通りません。12月28日に事故って沢に頭を突っ込んだ車がありました。まだ新しい車のようで、気の毒なことです。雪が無くなるまでレッカーできないと書いてありました。

運動公園に戻り着いたのはまだ陽も高い15時半。まだ余裕がありましたが14kmを歩いて少しくたびれ、草木ダムに寄るのも諦めて帰路に着きました。

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群馬県みどり市東町 総合運動公園駐車場から座間峠、残馬山

林道 三境線、柱戸線で下山

赤実線:歩行GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:

東町 総合運動公園駐車場 8:54

座間峠登山口(童謡ふるさと館) 9:00

座間峠 10:38

残馬山 12:35 (昼食)

三境トンネルへの下降点 13:44

三境トンネル北側入り口 13:54

東町 総合運動公園駐車場 15:35

所要時間:6時間40分
総歩行距離:14.3km​

 

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東町 総合運動公園駐車場

​草木ダムが恰好いい

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童謡ふるさと館の手前から林道に入る

​「座間峠ハイキングコース」の道標がある

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砂利の林道を詰め大きく右上にカーブすると

林道の終点の小平地に着く

​ここから尾根に取付く(正面の階段を登る)

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高度が増すと草木湖が見え

​袈裟丸山と皇海山も姿を現す

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目を転じると日光の山々が白い

​中央の白い平らな山は大平山

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座間峠は地味な鞍部

みどり市東町と桐生市をむすぶ峠

​桐生の人が足尾に出稼ぎに行くときに使っただろうか

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残馬山の手前は急傾斜

​登りはよいが、この傾斜は降りたくない

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残馬山の山頂も地味

​三等三角点「高平」1107.48m

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三境トンネルへの下降点

トンネル真上の最低鞍部より三境山側に少し登ったところにある

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三境トンネルのみどり市側

ここから林道三境線をしばらく下る

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林道三境線と林道柱戸線の分岐点

左の林道柱戸線を下る

​中央に残馬山

(雅熊)

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