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浦山 仙元林道終点まで

2022年06月27日 晴れ 単独

投稿日 2022年06月29日

天目山林道の途中から派生する「仙元林道」の状況を調査し、可能であれば仙元尾根に登て、反対側の広河原沢に降りてみようという目論見で出かけました。結果、仙元林道はズタズタ。歩く人がいなくなった奥の山道は藪が深すぎて進めず敗退。林道を戻りました。

 

浦山川俣の大日堂の駐車場をお借りしました。駐車場から広河原谷と細久保谷の流れが落ち合う川俣まで戻ります。橋を渡って民家の前を天目山林道に入ります。関東は40度を超えるところが出るほどの猛暑。天目山林道は沢の音を聞きながら歩きますが、おそらく気温は27、8度でしょう。蒸し暑くてすぐに汗がわいてきます。

シゴー平にある山の神でしょうか。一段高いところにある社に向かって拝みます。シゴー平の先すぐのところに仙元林道の分岐があります。銘板をはめ込んだ石標に「仙元林道」とあります。林道はいきなりの落石で、使われていないことがすぐにわかります。10分ほど歩いて東側の斜面に出ると大崩落。人はぎりぎり歩けますが、車はもちろん、自転車も無理でしょう。

林道は大崩落、小崩落がいくつかあり、ズタズタです。もうこのまま放置されるのでしょうか。仙元林道は起点から終点まで約2.5kmありますが、その間に大小10か所近くの崩落個所があります。いずれもなんとか人は通過できます。

​林道の終点は小広い平地になっています。さらに作業道のような道形が奥に続いています。平地の奥に

「仙元峠」を示す道標がひっそりと立っていますが、茂みに隠れています。道標は示す左奥方向に踏み跡が続いていますので少し入ってみました。

踏み跡は最近人間に踏まれた感じではなく、蹄の跡です。つまりシカの踏み跡と化しています。藪もひどく1m先も見えません。背より高く、顔が傷つきます。20mほど入ってみましたが、道はこの先しばらく沢筋を行くようなので、無理をせずに諦めました。予定ではこの道で仙元尾根に出て、広河原谷に降りるつもりでしたが残念です。木の葉が落ちる秋や春先に挑戦したほうが良いかもしれません。

​林道を戻ってシゴー平の清流を見ながら昼食をいただき、ゲートの近くで沢床に降りて奥深い山の雰囲気を味わいました。天目山林道を大日堂まで戻ったのは13時過ぎでした。

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埼玉県秩父市浦山 細久保谷の仙元林道

浦山川俣の大日堂から天目山林道でシゴー平

シゴー平の先で分岐する仙元林道を終点まで調査

​緑実線:予定ルート

赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

主な通過時刻:

浦山川俣の大日堂駐車場 8:10

シゴー平 9:11

仙元林道入口 9:18

最初の崩壊地 9:29

仙元林道終点 10:18

所要時間:5時間 (仙元林道終点まで2時間)

総歩行距離:12.8km ​(仙元林道終点まで6.1km)

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浦山川俣の橋を渡って細久保谷に入る

​天目山林道の起点

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シゴー平手前にあるゲート

一般車はここまで

​橋の手前に数台分の駐車スペースがある

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シゴー平の営林署小屋

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シゴー平の少し先にある仙元林道の入口

銘板のはめ込まれた石標が林道のところどころにある

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最初の崩壊地(振り返って撮影)

林道入口から10分くらい歩くと崩壊している

​ほぼ道形は失われている

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崩壊地(振り返って撮影)

​完全に流されている

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崩壊地

​ここも完全に流されている

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仙元林道の終点

奥にまだ続きがありそうに見える

​左の影のところに「仙元峠」への道標が隠れている

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木を分けてようやく表れた道標

​「仙元峠」とある

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帰り、仙元林道から眺めたシャクナン尾根と三ツドッケ(左のピーク)

​(雅熊)

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