東秩父村 粥新田峠から大霧山、旧定峰峠

2022年01月31日 晴れ 3名

投稿日 2022年02月03日

昔、秩父札所の巡礼者は江戸方面から川越あたりを経て、今の東秩父村に入り、粥新田峠(かいにだとうげ)を越えて秩父に入ったそうです。これを「川越みち」といいます。

今回はその川越みちで粥新田峠まで登り、秩父には下りず大霧山に登り、隣の、これも古い峠「旧定峰峠」まで歩いて、再び東秩父村側に降りてみました。

粥新田峠は粥仁田峠とも書くようで、現地の道標でもふたつが混ざっていました。古くから歩かれている峠道なので道は窪状にくぼんでいました。ところどころに庚申塔や馬頭観音が鎮座。往時を忍ばせています。ハイキングコースとしても古く、朽ち欠けた道標がかろうじて道案内してくれています。ただ、斜面の山里をむすぶ車道や林道が多く、古い道が寸断されているのは残念です。

東秩父村は、埼玉県秩父郡に属しますが、秩父と言っても大霧山などが秩父盆地と隔てていますので、秩父盆地の一部ではありません。荒川の支流である槻川(つきがわ)がのんびり流れる山里で、山の南斜面に点在する民家を見ているとのどかな日本の原風景を感じます。

今回は寄居や小川町から槻川沿いを走るバスの橋場BSの前にある小さな駐車場をお借りしました。4台くらいの小さな駐車場ですが、トイレもあります。橋で槻川を渡り、しばらく車道を歩くと、山道に入る道標があります。しばらく山道ですが、すぐに車道に出ます。民家の前で車道は右へ曲がって行きますが、道標に従って民家の前を通過して山道へ。しばらくして、こんどは林道に出てさらに奥へ進むと粥新田峠でした。

お地蔵様と東屋があって、大霧山の稜線の登りになります。一汗かくと大霧山の山頂です。三等三角点「大霧山」標高766.73mがありました。眺めはバツグンで、武甲山から奥秩父の山々、両神山、御荷鉾山、浅間隠山、赤城山、日光の山々などが見えました。風が強いのですぐに出発。左に牧草地を見て下っていくと植林の中の旧定峰峠です。昔ながらの切通しのように窪んだ峠です。板状の緑泥片岩に囲まれた石祠に手を合わせ、下山開始。100mほどで林道に出ました。陽射しのあるところで昼食。

林道を少し歩くと、右の尾根に乗るように山道が入っています。下草刈りや間伐の作業が入っているようでチェーンソーの音がします。沢音が聞こえてくると林道に出て、しばらくで経塚BSの民家の横に出ました。長慶寺の駐車場の広場にある東屋で休憩し、県道をとぼとぼ歩いて橋場BSの駐車場に戻りました。

お風呂はかんぽの宿 寄居にしました。

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東秩父村の橋場BS前の駐車場から粥新田峠、大霧山、旧定峰峠

旧定峰峠から経塚BSに降りて県道を橋場BSに戻る

赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

主な通過時刻:

橋場BS前の駐車場 8:30

粥新田峠 9:41

大霧山山頂 10:31
旧定峰峠 11:15

経塚BS 12:21

橋場BS前の駐車場 13:22

所要時間:5時間

総歩行距離:11.7km​
 

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橋馬BSの前にある駐車場

4台くらい停められる トイレもある

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​橋場からしばらく車道を歩くと道標があり山道に入る

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再び車道に出ると寛政三年の庚申塔がある

​大霧山が大きく見える

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車道を進むと正面の民家の角に道標があるので

​真っ直ぐ進む

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民家の前からしばらく山道だが、

やがて林道に出て、そのまま粥新田峠に至る

峠にはお地蔵様と東屋がある

​日影で少々寒い

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大霧山山頂からの眺め

​眼下に秩父市街を望む

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大霧山から植林の稜線を辿ると旧定峰峠

昔のままの切通しのような峠

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経塚BSに降りてきた

見えているのは県道

​県道を橋場BSの駐車場まで約1時間歩いて戻った

​(雅熊)