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下仁田町と周辺の地質

​投稿日 2020年02月11日

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下仁田自然学校文庫⑤ 「下仁田町と周辺の地質」2009年8月

​「下仁田町と周辺の地質」編集委員会

下仁田町と言えばジオパーク!四国、近畿を横断する中央構造線に沿って三波川帯や秩父帯が関東まで続き、それが長野・群馬辺りで南に向きを変えています。それが下仁田辺りを通過していることから、この辺りに特異な地質と地形をもたらしているようです。

 

そのせいか下仁田辺り、つまり西上州には登山者の興味をそそる岩峰がそこかしこに林立しています。山に登る者にとって、これほどコンパクトにまとまった面白い山の集合地は他にありません。

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この「下仁田町と周辺の地質」は数年前、下仁田町の金剛萱に登ったおり、帰りに寄った「下仁田自然学校」で買い求めた本です。

「下仁田自然学校」は下仁田町跡倉の廃校の校舎を利用した下仁田自然史博物館で運営されています。館内では下仁田の地質、地形に関する展示があって、楽しく学べるようになっています。ここで勉強したり、この本を手にとることによって、下仁田周辺の山々の登山がより興味深くなると思います。

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この本は一見論文風の表紙ですが、中身はカラー写真が多く取り入れられた西上州のジオパーク名所案内となっています。名所や主な山が地質学的見地で紹介されています。

 

下仁田の根無し山(跡倉クリッペの山々)、下仁田構造帯、本宿代陥没、化石など素人でも分かりやすく解説されています。下仁田を愛する人たちによって編さんされた興味深い本です。

このほかに植物や昆虫関連の編もあるようです。

(熊五郎)

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