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西上州 落沢岳 2019年5月23日 晴れ 単独

投稿日 2019年05月24日

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下仁田町岩山付近の路端から

 

 

落沢岳(おちさわだけ) 標高790mは西上州の玄関口にある鋭峰です。背後に有名な鹿岳が聳えており、その横にはこれまた名峰で目立つ四ッ又山がありますので、手前にあるとはいえ、見過ごしている人も多いのではないでしょうか。

 

一般道はなく、ネットの記録を見るとみなさん思い思いのルートで登られているようです。この山も西上州の岩峰のひとつで露岩と急斜面には注意が必要ですが、今回は一番安全と思われる西側から回り込むルートでピストンしてみました。

 

隣のしれいた山とセットで登られることも多いようですが、今回は落沢岳のみとしました。しれいた山には別ルートで挑戦してみたいと思います。

20190523_落沢岳01.jpg

(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

宮室から落沢岳往復ルート

赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

通過時刻:

宮室の駐車場 8:57

宮室の逆転層 9:03 - 9:10

最奥の駐車スペース 9:30

標石一八七 10:13

小尾根の鞍部 10:40

落沢岳山頂 11:28 (昼食) 11:40

小尾根の鞍部 12:34

最奥の駐車スペース 14:00

宮室の駐車場 14:28

 

総歩行距離:8.7km

累計高度:938m

所要時間:5時間30分

 

上信越道を下仁田ICで降りて南牧川に沿って県道45号下仁田上野線を走るとほどなく県道に面して宮室の逆転層見学用の駐車場があります。10台くらいは駐車できるでしょうか。トイレもあります。ここを使わせていただき、いざ出発。

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宮室の駐車場

県道45号の路端にある逆転層見学用の駐車場をお借りした

トイレがある

 

県道を100mほど戻って細道を少し下り民家の前を左に曲がると綺麗な万年橋が南牧川の清流にかかっています。渡ると宮室の逆転層の入り口です。河原に降りると流れの脇に古そうな堅い地層が出ています。入り口に説明板がありましたが、見た目にはどこがどう逆転しているのか分かりません。

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南牧川の河原にある宮室の逆転層

見えている橋は万年橋

 

道路に戻って沢沿いの舗装道を下郷の集落に向かいます。鍾乳洞の分岐があって、数件の民家の中を進むとやがて植林帯の林道になります。手前で舗装が一旦切れて砂利道になりますが、再び舗装になると車が5,6台置けそうな駐車スペースがあります。林道のほぼ中間点です。ここから先は道が悪くなりますので、車で入るならここに置くことになるでしょう。

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駐車可能スペース

林道のほぼ中間点にある

ここから奥は道が悪い

 

林道はだんだん荒れてきて終点となり、右上へと山道が入っています。伐採地で明るくなったと思ったら沢に入ります。踏み跡ははっきりしません。沢床の歩きやすいところを選んで進みます。

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標石一八七

ここから奥は沢幅が狭くなるが滝はない

 

沢の屈曲点の尾根の終端に古いテープが巻いてあります。ここから急斜面を登れというマークでしょうが、傾斜が急ですので更に沢床を進みます。標石一八七があって、その傍らに一升瓶がたくさん転がっています。更に奥へと沢筋が狭くなりますが滝はありません。やがて植林帯になるので右上へと斜面を登ります。

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尾根上を落沢岳に向かう

岩混じりの尾根のいくつかのピークを越えて行く

 

ひと喘ぎで小尾根の鞍部に出ます。尾根上は歩きやすいのですが、すぐに崩れやすい露岩の急斜面になります。斜面にはやたらと赤ペンキでマークしてありますが、これは登山用ではなく区画管理の標石位置を示すもののようです。

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落沢岳山頂

図恨点と小さな山名札がかかっていた

 

急斜面が終わると小さなアップダウンのある尾根筋となり、その最東端が落沢岳の山頂です。山頂からは隣の鹿岳や四ッ又山、しれいた山のほか、荒船山や物語山、浅間山、妙義山などが見えました。

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落沢岳からの眺め

左端に鹿岳 中央最奥に荒船山の一部 右に物語山

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中央近くにしれいた山

遠くの三角の山は稲含山

 

 

下山は往路を戻りました。

 

お風呂は荒船の湯まで足をのばし、さっぱりした後、神津牧場のソフトクリームをいただいて帰路に着きました。

 

落沢山にはしいれた山経由で登られたり、大北野側から登られたりするようですが、今回のルートは傾斜の緩いところを選んで登れるので登りやすいルートと言えそうです。尾根上は痩せていますが、さして危険なところはありません。山頂には小さな山頂標がかかっており、図恨点の標石もありました。道標などは皆無で踏み跡もありませんので下山時違う尾根に下り込まないよう注意が必要です。実際一か所間違えて、鹿岳に向かう尾根に降りてしまいそうになりました。

 

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • お一人で心細くないのでしょうか?私はあまり怖がりではないのですかま、それでも広すぎて。 2019/5/24(金) 午後 6:52

  • > agewisdomさん 広くてややっこしいのが山ですが、自分の居る場所が分かっている限り心細くはないですよ。(熊五郎) 2019/5/24(金) 午後 8:39

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