日和田山から物見山、ユガテ 2017年01月25日 晴れ 2名

投稿日 2017年01月27日

ずっと前(30年以上)からの懸案事項「日和田山」(ひわだやま)。「高句麗」(こうくり)の人が移り住んだという「高麗」(こま)という歴史的な土地と「巾着田」(きんちゃくだ)。秩父への玄関口で奥武蔵の山々がここで関東平野に落ちる。そんな末端の山。いつでも行けるのでなかなか行けない? 山、日和田山

 

今回熊谷のスコレー爺 Yさんのお誘いでやっと実現しました。

 

日和田山は、奥武蔵の末端の山なので、最も東京に近く、関東平野や富士、丹沢、大室山、大岳山、武甲山などが一望できる展望の素晴らしい山です。ロッククライミングの名所でもあります。

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日和田山、物見山、北向地蔵、ユガテ、五常の滝周回ルート

(国土地理院の電子国土地図に情報追加)

 

ルートは登山口の300円駐車場から日和田山、「物見山」(ものみやま)、「北向地蔵」(きたむきじぞう)、「スカリ山」、「ユガテ」、「五常の滝」(ごじょうのたき)とめぐり、武蔵横手駅から高麗駅と電車で戻って駐車場まで歩く周回ルートをとりました。歩行距離は約11.6kmです。

 

通過時刻 (所要時間 約6時間)

300円駐車場 8:27

男坂女坂分岐 8:42

見晴らしの丘 8:52

金刀比羅神社 9:05

日和田山山頂 9:11 - 9:25

高指山電波塔入り口 9:39

茶屋ふじみや 9:47 - 9:57

物見山 10:13 - 10:20

北向地蔵 10:49 - 10:54

スカリ山 11:22 - 11:25

スカリ山とエビガ坂との鞍部 11:35

ユガテ 12:04 - (昼食) - 12:25

北向地蔵分岐 12:57

五常の滝 13:21

西部秩父線 武蔵横手駅 13:49 - 13:55

西部秩父線 高麗駅 13:59

300円駐車場 14:15

 

熊谷から一般道で侵入した我々は「高麗神社」(こまじんじゃ)の前を通って300円駐車場へ。高速を使うと狭山日高ICから飯能、滝不動尊から巾着田の横を通って進入することになると思います。

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日和田山登山口にあるトイレとベンチ

 

300円駐車場は無人です。広さは十分ですが、巾着田にヒガンバナが咲くころは、これでも足りないだろうなと想像します。駐車場のすぐ上が登山口で、近くに無料の駐車スペースもありますが3台くらいでいっぱいです。すぐにトイレとテーブル付きのベンチがある広場があり、石仏が迎えてくれます。よい道をしばらく進むと「一の鳥居」、その先が「男坂」「女坂」の分岐です。

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男坂女坂の分岐

 

我々は男坂に入りました。すぐ「見晴らしの丘」への分岐があるので、名前にひかれて見晴らしの丘へ。確かによい眺望が楽しめました。山頂方向に向いて左下に、なにやら大きな岩。そういえばロッククライミングの名所でした。樹林の中なので確認はできませんでしたが。

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金刀比羅神社前から

 

更に進んで露岩を少しよじると鳥居があって、その奥の高いところに「金刀比羅神社」の社があります。社の手前の露岩の上に案内板などがあり展望が開けています。

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巾着田(中央)を見下ろす

 

金刀比羅神社にお参りして、社の右脇に入ればほどなく日和田山山頂です。この山は展望が楽しめるように、地元の方が刈払してくれているようで、山頂からは特に関東平野、スカイツリー、都心の高層ビル群、富士、筑波山など、広範囲の眺めが楽しめます。

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富士 右のピークは大岳山

 

昔、移住してきた高句麗の人たちも登ったであろう頃のことを想像しながら物見山へ。全国で多い山の名称のひとつ物見山。この名前の山は全国どこにでもあると言っても過言ではありません。そのため何か特別な意味があったのではと想像します。名前から見晴らしの良い山という印象ですが、実際には植林されていたりして現在はまったく展望が無かったりします。この物見山も、なんと一等三角点(全国に1000点余りしかない三角点のひとつ)の山ですが、展望は利きません。

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日和田山山頂

 

道は「奥武蔵自然歩道」なのでしっかりした好い道です。ところどころに自然観察の説明板があったりして楽しめます。しかし、いかんせんこの山のように里に近い山は、林道が何度も交差したり、周辺のいろいろなところへの下山路などが複雑に入り組んでおり、山慣れた者でも意外と注意が必要です。例えば一旦林道に降りて、すぐさま登山道に戻ったり。同じ場所を示す道標が複数現れたり、高圧送電鉄塔へ誘導する標柱があったり、道標が新旧入り混じっていたり。周囲に景勝地や有名な場所、施設などが多く、それゆえ道も複雑です。

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一等三角点は右に少し進んだところにある

 

北向地蔵もそんな林道と登山道の合流地点にあり、車でも来れます。登山者はすぐにまた山道に入ります。この北向き地蔵は、今の栃木県岩船町の「岩船山 高勝寺」の地蔵の分身をお祭りしたもののようです。大飢饉という歴史の一端を伝える貴重な文化財と言えます。

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北向地蔵

 

北向地蔵からは急登を「スカリ山」へ向かいます。スカリ山は今回のルートの最高峰です。このスカリ山の前後の道はやや急でつまずき易いので気が抜けません。我々は「エビガ坂」手前のユガテを示す道標に誘導されて、本来の予定ルートから外れ、林道に出てしまいましたが、林道を10分ほど歩いた先で本来の道に合流し、「ユガテ」に降りることができました。

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スカリ山からの武甲山

 

ユガテは南面ののどかな場所で、人家が数軒あり、かんきつ類の木に実が成っていて気持ちが和らぐ小平地です。広場もありテーブル付きのベンチもしつらえてあってくつろげる場所です。遠足でしょうか、広場で園児がわいわい騒いで遊んでいましたが、いつの間にかどこかに消えて、あたりは静寂をとりもどし、うららかな日差しの中で昼食をとりました。

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ユガテ

 

ユガテからは意外と長いトラバース道を北向地蔵方面に戻る形で歩きます。途中の分岐で北向地蔵方面には登らず、下の五常の滝に向かいます。

 

五常の滝は小さな滝ですが恰好がよく堂々としています。滝の脇に石造の不動明王が祀られています。不動明王といえば、滝が付き物ですね。なぜでしょうか。これも興味深い事です。すぐ下に新しい社がつくられていました。

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五常の滝

 

五常の滝から舗装の林道をテクテク歩けば西部秩父線の「武蔵横手駅」です。ちょうど電車が遅れていて5分ほど待てばすぐに電車がきました。ひと駅乗って「高麗駅」にもどり、徒歩で300円駐車場に戻りました。

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高麗神社

 

お風呂は宮沢湖畔の「喜楽里」にしました。1000円とちょっと高めです。内風呂の湯船が狭い印象でした。お客は多かったですね。人気があるようです。

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お風呂でさっぱりした後、高麗神社に寄りました。この神社は1300年もの歴史があり、当時、飛鳥時代でしょうか、高句麗からの移住者(今の韓国、北朝鮮の人たちとルーツの異なる人々)約1800人を当時の日本は受け入れ、この地に居住を許したとのこと。高麗神社はその時の高句麗の王を祭った神社ですが、いまでもその直系が神社を護っているというのはびっくりしました。1300年の直系ですよ!! 古朝鮮の歴史も勉強したくなった熊五郎でした。

 

いろいろ学んだ山でした。Yさんありがとう。

 

 

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • 日高市の巾着田と同じところですか。上から見たことないので。でも家から20分くらいなんですけど。ああ、高麗神社も何度か言っています。お近くまでいらっしゃったんですね。 (agewisdom) 2017/1/27(金) 午後 9:31

  • > agewisdomさん 巾着田は上から見るとほんとに丸いですね。彼岸花で真っ赤にあると見事でしょうね。高麗神社は参拝すると出世するそうですね。今更関係ないですが。^-^;; (熊五郎) 2017/1/27(金) 午後 10:16