赤城山 ツツジが峰通りから小沼、長七郎山 2015年5月14日 曇り 2名

投稿日 2015年05月15日

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ヤマツツジ

緑の中にオレンジ色が映える

このように樹林の中や尾根上に咲いている

登山口(標高約800m)から、尾根の上 標高1000m超くらいまでに見られる 

 

昨年12月8日に登った ツツジが峰通り。そのころはすでに雪があり、当然咲いてはいなかったが、 ツツジが峰通りの中間部はツツジの群落がトンネルになっていることを知り、花の季節に再度訪れようと目論んでいました。

原三角測点

一般的な三角点標石は四角柱だがこれは四角錐の台形

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(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

 大猿公園よりツツジが峰通り、銚子の伽藍、小沼、長七郎山、

岳人岩尾根(仮称)から大猿公園に下山

前橋市設置の主な道標を(T)で示す

(国土地理院の地図をカシミール3Dで加工したものに情報追加)

 

通過時刻と(所要時間)

大猿公園 8:52

さねすり岩 10:52 (2.00)

横引き尾根 11:11 (0.19)

親子亀 11:23 (0.12)

銚子の伽藍 11:35 (0.12)- 昼食 - 12:00

牛石山 12:26 (0.26)

軽井沢峠 12:44 (0.18)

血の池  13:16 (0.32)

小沼 13:32 (0.16)

長七郎山山頂 14:05 (0.33)

茶ノ木畑峠 14:51 (0.46)

岳人岩 15:13 (0.22)

大猿公園 16:09 (0.56)

 

総所要時間 6時間52分

 

歩行距離

大猿公園(標高797m) - 横引き尾根(1412m)  3.12km 標高差 615m

横引き尾根 - 牛石山 1.08km

牛石山 - 小沼 2.67km

小沼 - 長七郎山 1.09km

長七郎山(1579m) - 茶ノ木畑峠(1449m) 1.39km 標高差 130m

茶ノ木畑峠(1449m) - 大猿公園(797m)  3.20km 標高差 652m

 

総歩行距離 12.55km (標高差 782m)

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こちらはミツバツツジ

名前の通り、三枚の葉が特徴

明るい紫の花

ヤマツツジより花期が早い

ヤマツツジが咲くころにはミツバツツジは終わりかけ

しかし標高が上がると、まだこのように見事に咲いている

 

また、赤城山上部のオトギの森周辺の新緑も見ものではないかと期待しての再訪となりました。

 

ルートは大猿公園から ツツジが峰通りを登り、銚子の伽藍をみて、小沼、長七郎山、そして茶ノ木畑峠から岳人岩尾根(仮称)を下るルートです。12月8日のときは、雪があったため銚子の伽藍を見てすぐに下山しましたが、今回はオトギの森周辺の散策も兼ねるつもりでした。

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ヤマツツジとミツバツツジの共演

 

難しいのはツツジの咲きごろと新緑のタイミングです。

 

赤城山は1500m級の山であり、登山口の標高は約800mです。下でツツジが満開でも、上では新緑さえ早いということもあり得ます。大型連休に登った人から、山頂部はまだまだ新芽も出ていなかったよとの情報があったので心配でしたがツツジの見ごろが過ぎるのも嫌なので14日に決行としました。

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さねすり岩に近い痩せた尾根上から見た銚子の伽藍

赤城山の外輪山の一部がV字型に侵食されている

この近くから粕川の滝も見える

 

 

案の定、 ツツジが峰通りの下部から中間部はヤマツツジがちょうどよく、上部はヤマツツジがつぼみで、ミツバツツジが咲いているという状況。オトギの森周辺は、下界では3月頃に相当する新芽の頃でした。

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さねすり岩と太田蜀山人の歌碑

太田蜀山人はここを訪れたのだろうか?

 

 

まるでタイムマシンに乗って、5月から3月まで時間を遡ったかのような錯覚に陥ります。

 

ヤマツツジのサーモンピンクやオレンジ色、ミツバツツジの紫が新緑に色を添えていました。

 

とくに ツツジが峰通り下部のツツジのトンネルはヤマツツジの密度が濃く、みごとです。

 

 ツツジが峰通りは少し痩せているところがありますが、風のよく通る快適な尾根です。上部が幾分急ですが、途中に「さねすり岩」があり、太田蜀山人の歌碑があるので、ちょっと一味加わる尾根です。

 

下りに使った岳人岩尾根(仮称)もそうですが、数か所崩落している箇所があり、うっかり踏み外したり、下りで飛び込む可能性があり危険です。落ちると戻れないでしょう。

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太田蜀山人の歌碑

この近くにもツツジが咲く

 

「さねすりの岩をまたいで紅つつじ ふもとの茶屋のたぼのゆもじか」

 

たぼとは、若い女性のする髷(まげ)のことだが、ここでは茶屋で働く娘のこと。ゆもじとは、襦袢のこと。

 

さねすり岩は溶岩で、尾根から噴き出たように見える大きな岩です。大きく割れていて、その間を通過します。さねすり岩周辺はやや急です。

 

さねすり岩を越えてすぐに横引き尾根に出、左にとって銚子の伽藍に向いました。

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左が登ってきたツツジが峰通りの尾根

真ん中が粕川(小沼の水が銚子の伽藍から粕川に流れ落ちている)

尾根筋にはこの写真で白く見えているような崩落地がいくつもあり、

上部が登山道と接しているので通過には注意が必要

 

途中、銚子の伽藍の東側の絶壁の上に当たる展望台に寄りました。ここには親子亀の奇岩があります。

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親子亀

銚子の伽藍を見下ろす(実際には急斜面

すぎて見えない)岩場(展望台)への尾根にある

親亀が子亀を背負っているように見える

 

銚子の伽藍は小沼から流れる出るガラン沢が外輪山の一部を深く浸食し、粕川となって南面に流れ落ちています。

 

ここで昼食をとり、牛石山への急坂をだるい体に鞭打ちながら登りました。

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銚子の伽藍

この下を小沼から来た水が、小さな穴に吸い込まれ、粕川に流れ落ちている

V字に鋭く侵食されている

 

スカイボルトラインの舗装道路に出て、軽井沢峠から血の池、小沼と辿りました。

 

予定では、銚子の伽藍からガラン沢からなるべく離れず、オトギの森内部を小沼まで散策したかったのですが、道を探しながら牛石山まで登ってしまったときは、すでに戻る気力はありませんでした。ガラン沢を遡行すればよかったと後悔。

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小沼とムシカリ(別名オオカメノキ)

青く透明な湖水にムシカリの白い花が映える

 

まぁ、オトギの森はまだ新緑には少し早いので出直すかと、自分を慰めながらとぼとぼ舗装道路を歩きました。

 

血の池や小沼は火口であったらしいのですが、ゆったりサファイヤのような色の水をたたえた小沼は、心休まる場所でもあります。ぐるっと一周するには時間がないので諦め、水門まで歩いて、長七郎山に取りつきました。

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長七郎山山頂(標高1579m)

広い山頂で眺めがよい 

向こうにみえるのは赤城山の最高峰 黒檜山

 

長七郎山の山頂は広く、近くに地蔵岳が迫りますが、それ以外は遠望が効きます。この日は晴れ過ぎ?で霞がかかり遠くは見えませんでしたが、それでも谷川岳、武尊、皇海山、袈裟丸など北側の山々がよく見えました。

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岳人岩尾根(仮称)の岳人岩

この岩の根元はつながっていないように見える

地震等で崩壊しないか心配だ 

 

長七郎から降りて、茶ノ木畑峠、岳人岩尾根経由で大猿公園に戻りました。

 

この日は5月といっても、下界では30度を超える暑い日でした。前日から痛みの走る左足がだるく、結局最後まで調子の出ない山行でした。それでもヤマツツジとミツバツツジが迎えてくれ、新緑の中の登山が楽しめました。

 

熊谷のYさんと楽しんだ赤城山でした。

 

 

 

(熊五郎)