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Zippo_ハンディーウォマー2.jpg

Zippoのハンディーウォマー・オイルセット ZHW-JF
 
 

 

ハンディーウォマーというと何かなって感じだが、ようはハクキンカイロだ。

 

ハクキンカイロは商標だと思うが、そう言えば中年以上の方には通りがよい。

 

ハンディーウォマーもベンジンのガスを白金触媒反応で発熱させるのは同じで、いわばハクキンカイロである。

 

このハンディーウォマー、ライターで有名なZippoの製品で、商品型番は、ZHW-JF。オイル(燃料)とセットになっている。本体はハクキンカイロのOEMのようだ。

 

私は、普段使い捨てカイロも使わない方だが、男としては、ちょとした携帯グッズとして興味がわくのは私だけだろうか。

 

使い捨てカイロは便利で安全だが、それ以上のものではない。しかし、カイロのようなグッズはちょっとそばに置いて、使いこなし、役立てるところに興味がわくものだ。

 

昔、家にあったカイロ(今もそのころとほとんど変わっていない)を、いたずらしていたが、ちっとも暖かくならなかった。そのうち興味がうすれてしまいそれっきりになった。

 

そのころ、なぜ暖まらなかったかは、おおよそ想像できる。

 

このハッキンカイロの原理は、ベンジンの気化ガスを、白金が付着した繊維に触れさせ、白金を触媒とした酸化作用で発熱するものらしい。つまり狭義では燃えていないのだ。

 

もちろん広義には酸化作用は燃えるということだが、すくなくともベンジンに点火しているわけではない。

 

最初に白金繊維の部分を、ライターであぶるので、点火しているように見えるが、実は触媒反応のきっかけに熱が必要なだけだ。

 

これを知らないと、内部のベンジンをしみ込ませた綿から、ベンジンが白金繊維に移ってくるように、接触させようとする。また、ベンジンをたっぷりこぼれるくらい入れてしまう。さらには、むりやり点火しようとして白金の繊維をベンジンで濡らしたりする。

 

これでは発熱しないのだ。

 

内部のベンジンをしみ込ませた綿と、白金の繊維との間に隙間をつくって、そこで気化できるようにする必要があり、また、決して白金繊維を濡らしてはならない。

 

今は情報量も多いし、しっかり使い方を学んでから使おうという知恵もはたらくようになった。ネットでしらべると、あの昔からのグッズが、なかなか評判がいい。そこで、

 

今年は年明けから山に登っているので、ちょっと暖まるものを持ち歩きたいと思い、山の装備に加えたわけだ。

 

開封して、注意事項をまもり着火(正確には着火ではない)。

 

とりあえず熱いくらい発熱してくれた。

 

付属の携帯ポーチに入れ、別途購入したベルトに入れて背中に当てて試用中。

 

寒さはまだまだつづくので、ここ数カ月はこれのお世話になりそうだ。

 

次の山に行くのが楽しみになってきた。




 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • 私の記憶は懐炉灰。そこからストンと飛んで使い捨てカイロです。その蛙今の時期は懐炉と縁がなかったってことでしょうか?使い捨てカイロは外国へ行った時、様々な国の方に喜ばれました。 (agewisdom) 2014/1/25(土) 午後 3:16

  • 昔はよく使ってたようですね。最近は使い捨てカイロにおされぎみですが、再び良さが見直されているようです。妻が暖かいとよろこんでくれました。(熊五郎) 2014/1/25(土) 午後 10:11

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