おもちゃ箱をひっくり返していたら懐かしいVFOユニットが出てきました。ミズホ通信のVFO-5DとVFO-7Dです。今は単体で転がってますが、以前は実験に使ったり、自作無線機に組み込んだりしてました。当時の価格は6000円。周波数を変更したりしてかなりいじり回してます。今回、それらVFO-5DとVFO-7Dがまだ元気か確認してみました。

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名称のとおりVFO-5Dは5MHz台、VFO-7Dは7MHz台のVFOです。VFOとは言うまでもなく可変周波数発振器です。この5MHzと7MHzという周波数はVFOの周波数として一般的に使われる周波数で、5MHzの方は、他の周波数とプリミックスしたりして目的の周波数にして使います。7MHzの方は、そのまま電力増幅すれば7MHzのCW送信機になりますし、逓倍して21MHzや28MHzの源発振として使いました。実際ミズホ通信から7MHzや21MHzの送信ユニット(QPシリーズ)も販売されていました。VFO-5D/7Dの前にVFO-5/7が販売されていたようですが、当局は保有していません。

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さて、VFO-5DとVFO-7Dの仕様(取り扱い説明書から)ですが、

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発振周波数範囲 5.00MHzから5.50MHz または7.00MHzから7.15MHz

電源電圧 DC12Vから14V

消費電流 35mA

出力インピーダンス ローインピーダンス

出力電圧 500mVrms(50Ω)

不要スプリアス -40dB以下

周波数安定度 30分まで±2KHz以内　その後30分 ±250Hz以内

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​となっています。

 

鉄製のケースに組み込まれており、ガッシリしている感じです。ダイヤルは減速バーニヤダイヤルでポリバリコンを回しています。コネクタは6Pで電源端子の他、信号出力端子、RIT電圧端子、DC 8V出力端子などが一列に並んでいます。また、ダイヤルメモリ板が付属しています。このメモリ板は5D/7D共通になっていて、両方の周波数が目盛られています。取付はダイヤル側に4つのネジ穴があります。説明書に寸法図があるので、穴あけに便利です。

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まず、周波数カウンタで発振周波数を観測してみました。自作の(キットを組み立てたもの)周波数カウンタなので100%の信用はできませんが、以下の結果となりました。

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周波数可変範囲の計測結果

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VFO-5D 4.9901MHz から 5.5070MHz

VFO-7D 6.9509MHz から 7.1468MHz

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ただし、発振周波数は5D/7Dともに、シャシに空けられている穴から容易に動かせるものですので、購入直後にどうなっていたかは、もはやわかりません。まぁ、上記仕様の範囲にだいたい入っていればいいでしょう。

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次に出力レベルとスプリアスを観測してみました。前述のようにいじり回した物なので、これが性能を示しているかどうかはわかりません。