6CL6 三結 映像増幅用五極管

投稿日 2015/09/08

RAYTHEON 6CL6 映像増幅用五極管

 

6CL6はテレビ受像機の映像増幅用五極管です。

 

ベースピン配置は9BVです。9BVの特徴はG1, G2がそれぞれ2つのピンに出ていることです。

 

この球はビーム管ではなくG3が独立しています。プレートの隙間からのぞくと非常に粗く巻かれたG3が見えます。

 

ピン7はG3とともに、プレート上下部のマイカ板を覆うシールド板につながっています。これは空間電荷効果による不安定性の予防とのことです。またベース中央もシールドしており、各電極ピン間の結合を防止しているようです。

 

最大プレート損失 7.5Wです。

 

オーディオでの使用例の比較的多い球ですが、このようなテレビ受像機の映像増幅用の球は4MHzの帯域の信号を増幅するための球なので、ある程度高周波にも適用可能と言えます。このため、アマチュアでの5W程度のリニアアンプの製作例などが散見されます。VHFまで使える球として、逓倍、807等のファイナルのドライブ、または低出力のファイナルとしての使用例があるようです。Cpgが0.12uuFと小さく高周波でも安定して動作するようです。

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RAYTHEON 6CL6 三結 Ep -Ip特性(実測)

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RAYTHEON 6CL6 三結 Eg -Ip特性(実測)

 

 

6CL6 No.357 RAYTHEON製

ヒーター電圧/電流  6.3V 627mA

Ecg -2V Ep 100V 

Ip 21.7mA 

rp 2050Ω

gm 11460us

μ 21.6

 

Ecg -5V Ep 150V 

Ip 14.7mA

rp 2540Ω

gm 8820us

μ 20.2

 

Ecg -8V Ep 190V 

Ip 8.29mA

rp 3910Ω

gm 5240us

μ 18.4

 

 

 

 

6CL6 RAYTHEON No.357

 

(JF1VRR)