左 12SF5GT 右 6SF5GT
あまり使用例が見当たらないハイμの三極管
6SF5GT(12SF5GT)はハイμのGT傍熱三極管です。
今回はヒータ電圧が異なる同じメーカーの球を実測してみました。
GTが付かない6SF5はメタル管です。
μは100もあります。
あまり製作例が見されない球です。入手性がよくないのでしょうか。
内部抵抗が小さく、素直で使いやすそうな特性をしています。
6SF5GTのヒーターは6.3V 300mA、12SF5GTは12.6V 150mAの規格になっています。
6SF5GT (314) Ep - IP特性(実測)
6SF5GT No.314 Tang-Sol製
ヒーター電圧/電流 6.3V 305mA
代表値 Ep150 Ecg -1V Ip 1.45mA
代表値 Ep250 Ecg -2V Ip 1.45mA
Ecg -1V Ep 150V
rp 35700Ω
gm 2060us
μ 102
Ecg -2V Ep 250V
rp 45500Ω
gm 2060us
μ 102
12SF5GT (315) Ep - IP特性(実測)
12SF5GT No.315 Tang-Sol製
ヒーター電圧/電流 12.6V 151mA
代表値 Ep150 Ecg -1V Ip 1.24mA
代表値 Ep250 Ecg -2V Ip 1.33mA
Ecg -1V Ep 150V
rp 55600Ω
gm 2080us
μ 99
Ecg -2V Ep 250V
rp 55600Ω
gm 2140us
μ 98
ご注意
この計測はどのくらい使われたかわからない中古球で行われています。
6SF5GT No.314 Tang-Sol
12SF5GT No.315 Tang-Sol
(JF1VRR)