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IC-731はICOMからオプションのエレキーユニット(IC-EX243)が用意されていましたが、今は入手困難です。本体の上部カバーを外し、ファイナルユニットをひっくり返すと、スピーカの裏側にエレキーユニットの設置スペースがあります。フロントパネルには、キースピードのスライドボリュームとエレキーON/OFFのスイッチが出ています。IC-731のマニュアルにはIC-EX243の組み込み方法が載っています。そこでPICを利用したエレキーを作って組み込むことにしました。

 

単機能のエレキーソフトでいいので、インターネットを調べてみると浜松マイコン工房のブログにエレキーソフトがいくつか掲載されているので、それをPIC用に移植してみました。

 

PICは手持ちの16F88を使いましたが、単機能なので12F683のような小型のもので十分です。クロックは外部に水晶発振子をつける必要はなく、内部クロック4MHz程度で十分です。
I/Oポートのひとつで2SC1815をスイッチしエレキー出力とします。I/Oポートの2つを10kオームでプルアップしてパドルのDOT/DASHにつなぎます。I/OポートのひとつをA/DコンバータにしてIC-731のフロントパネルにあるスピードボリュームにつなぎます。
私の場合、コンパイラはmikroC Pro for PICを使って移植しました。

 

IC-731への組み込み方
まず適当な紙を用意し、スピーカ裏の取り付けスペースにあるネジの位置を、紙を指で押さえて写し取ります。それを利用して基板のネジ位置を決めます。あまり背が高くならないように部品を配置し配線します。IC-731とは2つのコネクタ(J28, J27)で接続します。
J28の信号配置は spd1, spd2, Dash, NC (4ピンですが、一方の端がNCで何もつながっていません) IC731の中でどこにもつながっていません。
J27の信号配置はDot, +8V, TX (3ピンですが、TXが緑色の線です) IC-731の基板に挿入されていますが、取り外してエレキーで使います。
IC-731の回路図はIC-EX243を含めた回路になっているので、目で追えばわかります。

 

電源は+8Vからとり、3端子レギュレータ78L05で5Vに落とします。
2SC1815のコレクタをTXにつなぎます。
DotとDashをそれぞれI/Oポートにつなぎます。
5Vから適当な抵抗を通し、spd1をA/Dコンバータのポートにつなぎ、spd2を適当な抵抗を通してGNDにつなぎます。
spd1とspd2間は、1Mオームの抵抗と1MオームのVRが並列接続されています。好みのスピード範囲にするにはエレキー側抵抗値のカットアンドトライが必要です。
PICのDotとDashに使うポートはシュミットトリガのポート使ったほうがよいと思います。

 

エレキーを有効にするには、フロントのカンガルーポケットにあるELEC-KEYボタンを押し込んだ状態にします。スピードはSPEEDスライドボリュームで調整します。

 

調子よく動いてますが、外付けエレキーがあると、わざわざ組み込むほどのことはありません。移動運用などでエレキーを忘れたときは、活躍するかもしれませんが。hi

 

(改造は自己責任で行ってください)

(JF1VRR)