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車坂峠から高峯山、水ノ塔山

2022年10月09日 曇りのち雨 3名

投稿日 2022年10月11日

関東平野から見る浅間山はいつも高くそびえ、冬には真っ先に白くなって目立つ山です。そんな浅間山、実は火山連山のひとつで、最も新しく噴火した山です。浅間山の西側にはいくつかの山々が連なっています。最も古い噴火は最西端の烏帽子岳、湯ノ丸山。次に真ん中の篭ノ塔山、水ノ塔山とつづき、最後が東端の浅間山です。最も雄大で高い浅間山に比べて、その他の古い山は目立ちませんが、長野県の小諸市や東御市など、千曲川が流れる人里から見上げれば、それは2000m級の壁となって迫っています。

今回はそんな浅間火山連山のほぼ中央に位置する水ノ塔山に登りました。出発地は車坂峠とし、まず高峯山に登ってから水ノ塔山に向かいました。そしてお隣の東篭ノ塔山まで縦走して、池之平に下り、林道を利用して車坂峠に戻りました。約11Km、所要時間6時間の山旅でした。

9日は連休中日でしたが、あいにく天気は下り坂。それでも午後3時ごろまでもちそうな雰囲気なので、熊谷の山友の車で高速を飛ばしました。朝8時ごろ、車坂峠に着いてみれば駐車場はほぼ満車。3連休、なんとか動こうと考えるのは皆同じです。

まず登る高峯山への登路は、ホテルの裏からです。白い鳥居をくぐって、笹の穏やかな道を登ってゆきます。すでにここは標高2000mです。ほどなくベンチがしつらえてある小平地。濃いガスが車坂峠の辺りを覆い、対峙する黒斑山方面が見え隠れ。すこしずつガスも多くなってきているようです。

高峯山の最高点をすぎてやや南側(小諸市側)に大きい岩があって、その岩陰に高峯神社の社があります。雲は多いものの八ヶ岳、御岳、北アルプスなどが見渡せました。戻って分岐を高峯温泉へ。ほどなく林道に降り立って高峯温泉前を通過。再び登りにかかり、うぐいす展望台。ここまでは小諸市ですが、ここからは東御市となります。

岩がごろごろしている斜面を登れば水ノ塔山山頂。南側の眺めは最高です。山頂から東篭ノ塔山へは、少し北側に廻り込んでから、稜線に出ます。黄色いザレ場が大小二つあり、樹林帯の斜面を登れば東篭ノ塔山です。池の平が下に見えています。午前中よりも随分雲が増えました。雨は林道に降りてからにしてくれと、いそいそ下山。ゴロ岩の斜面から樹林へ。子供連れの家族の声が鳥の声よりも響いています。池の平でちょっと休憩のあと、林道で高峯温泉から車坂峠に戻りました。雨はなんとか降らずでセーフ。

お風呂は「あぐりの湯こもろ」にし、さっぱりしました。お風呂を出るころには強い雨。雨の高速を帰路に着きました。

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群馬県長野県境 車坂峠から高峯山、水ノ塔山、東篭ノ塔山

北面は群馬県嬬恋村、南面うぐいす展望台までは小諸市、その東側は東御市

赤実線:歩行GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:

車坂峠の駐車場 8:18

高峯山 高峯神社 9:12

高峯温泉 9:59
うぐいす展望台 10:11

水ノ塔山  11:15

東篭ノ塔山(途中昼食) 12:26

池の平 13:20

高峯温泉 14:07

車坂峠の駐車場 14:32

所要時間:6時間
総歩行距離:11.8km​

 

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​高峯神社の鳥居

ホテルの裏に高峯山への登山口がある

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高峯神社(女性の前方の岩陰に社)

​遠くに八ヶ岳連峰、眼下は小諸市

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高峯温泉

日帰り温泉が利用できるようだ

​トイレあり

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水ノ塔山への登り

岩がゴロゴロの斜面

​東篭ノ塔山が見える

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水ノ塔山山頂 2202m

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水ノ塔山と東篭ノ塔山間にあるザレ場

​通過は容易だが要注意

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東篭ノ塔山山頂から見下ろす池の平

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池の平

有料駐車場とトイレ、ベンチ多数

​ここから林道で車坂峠まで戻る

20221009_水ノ塔山10.jpg

池の平から林道で高峯温泉、車坂峠に戻る

​砂利の林道だが一般車も通行可

(雅熊)

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