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野反峠から八間山、白砂山、地蔵峠

2022年10月02日 快晴 2名

投稿日 2022年10月05日

10月2日は快晴。絶好の登山日和となりました。白砂山は群馬県と長野県の県境にあり、群馬県最奥部の山です。そのため、車でのアプローチも遠く、渋川から中之条を走り、沢渡温泉から暮坂峠を越えて

湯の平温泉、花敷温泉付近を通過して、やっと野反峠(のぞりとうげ)にたどり着くという、総距離140kmのドライブです。(帰りは暮坂峠を越えずに長野原町の八ッ場ダムから中之条町に出ました)

そんな山奥の白砂山ですが、野反峠の登山口付近は野反湖が広がるのんびりした雰囲気です。峠付近はすでに笹原が広がっており、その笹原が八間山、白砂山への尾根を覆って、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。

野反峠には広い駐車場と売店(開店しているとは限りません)がありました。すぐ近くに八間山登山口の標があります。登り始めていきなりの展望。眼下に野反湖を見ながら、あれは横手山、本白根、浅間山、草津温泉のビル群などと言いながら登ります。イカイワの頭から八間山間もきれいな笹原の尾根。八間山の手前から白砂山が顔を出し、その凛々しい姿に感激。このルートは徐々に近づいてくる白砂山を眺めながら歩ける展望のよいルートです。

八間山は二等三角点の山で、展望も抜群でした。白砂山寄りに野反湖に降りる道の分岐があります。多少アップダウンがありますが、展望のよさに助けられて快適に歩きます。黒渋ノ頭からは急降下。あまり下ってくれるなと思いながらも100mほど下ります。ふたたび登りに転じて、中尾根ノ頭を過ぎ、目の前に近づいてきた堂岩山を右寄りにへつるように堂岩分岐へ。

堂岩分岐は群馬県と長野県の県境の一点です。そこから県境の稜線を漁師ノ沢ノ頭を経て、一旦下り、目の前に迫る最後の登り。200mの標高差を一気に白砂山山頂まで登ります。

白砂山山頂も360度の大展望。これまで見えなかった北側の岩菅山、烏帽子岳、鳥甲山、佐武留山、苗場山など、有名どころが鎮座していました。

​下山は堂岩分岐まで同じ道を戻り、地蔵山から地蔵峠経由で野反湖畔に降りました。湖畔の車道に出たところで日が暮れ、真っ暗な中を野反峠に戻りました。

​野反峠からは八間山経由白砂山のルートは展望のよい素晴らしいルートです。対して野反ダムから地蔵峠経由で登ると、堂岩分岐までほぼ展望はありません。少し距離はありますが八間山経由のほうが楽しめるようです。

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群馬県吾妻郡中之条町 白砂山 標高2140m

野反峠から八間山経由、白砂山。下山は地蔵峠

赤実線:歩行GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:

野反峠の駐車場 7:34

イカイワの頭 8:41

八間山 9:16
黒渋ノ頭 9:43

中尾根ノ頭  10:50

堂岩分岐 11:27

漁師ノ沢ノ頭 11:53

白砂山 13:06 (昼食) 13:26

堂岩分岐 15:07

地蔵峠 17:00

白砂山登山口(舗装道路に降り立つ) 17:37

  車道歩き

野反峠の駐車場 18:54

所要時間:11時間30分
総歩行距離:19km​

 

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​野反峠から見下ろす野反湖

奥が野反ダム

野反峠にはトイレ、売店がある

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野反峠から八間山に向かう

笹原の展望のよい尾根道

​振り返ると、浅間山、本白根、草津温泉 etc

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八間山山頂

ニ等三角点 八軒 標高1934.52m

360度の展望

浅間山、本白根、榛名山、赤城山、小野子山、子持山、日光白根、男体山 etc

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白砂山を眺める

手前のピークは黒渋ノ頭

​笹原の快適な尾根筋がつづき、徐々に近づく白砂山を眺めながら歩く

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中尾根ノ頭手前から眺める白砂山

​左の小ピークは猟師ノ沢ノ頭

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堂岩分岐からの白砂山

ここから群馬長野の県堺稜線を歩く

手前の盛り上がりは猟師ノ沢ノ頭

​北斜面の紅葉が美しい

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猟師ノ沢ノ頭から白砂山

​この標高差200mがけっこうキツイ

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白砂山山頂

​三等三角点 西川浦 標高2139.78m

​360度の大展望

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白砂山山頂から眺める横手山、本白根山方面

左端ぎりぎりに八間山

中央のピークが堂岩山

堂岩山右上の小さな三角形は志賀高原の笠ヶ岳

(雅熊)

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