​赤城山 船ヶ鼻から野坂峠

2021年10月21日 晴れ 単独

投稿日 2021年10月22日

一気に寒くなりました。早めに行動しないと標高が高い登山口などは路面凍結で近づくのも難しくなってしまいます。今回は赤城山の北斜面にある船ヶ鼻(ふながはな)登山口から船ヶ鼻経由で赤城山の野坂峠、薬師岳まで歩いてみました。赤城山の北斜面は群馬県利根郡昭和村です。緩やかな斜面に農耕地が広がっており高原野菜の産地です。

地元の有志でしょうか、船ヶ鼻までの登山道を整備して駐車場やトイレ、東屋が設置されています。東屋には登山コースのパンフレットまで用意されていました。ありがたいことです。その駐車場を利用させていただきました。

船ヶ鼻までは楢水(ならみず)コースと、牛石コースがありますが、今回は楢水コースで登り、牛石コースで下山しました。ただし、船ヶ鼻までだとちょっと物足りない感があるので、赤城山の大沼北端(沼尻)にある野坂峠、薬師岳まで歩いてみました。野坂峠は先日訪れましたが、そのとき沼田まで20kmと書かれた道標があり、古道の存在を知って今回の登山を計画しました。沼田まで歩いたわけではありませんが。

船ヶ鼻登山口は関越自動車道の昭和ICから農道をほぼ一直線です。車道のゲートが閉まっていれば開けて入ります。砂利ですが広い駐車場があり、奥にトイレ、一段上に東屋があります。登山届のポストもあります。東屋の前で楢水コースと牛石コースが分かれています。

楢水コースに入ってゲートを通過。植林の中の細い林道を進みます。動物たちへの合図の鐘(他にも数か所鐘がある)があって、奥の小沢を渡って七曲を登れば平坦になり、小平地に大きな楢の木が立っています。平坦地を更に進んで送電線下の見晴らしの良いところにベンチがあります。眼下に渋川の町が見え、その上に榛名山。遠くには八ヶ岳も望めます。八ヶ岳は白くなっていました。

赤白の巨大な送電鉄塔が立っていて、牛石コースの林道と合流。そのまま船ヶ鼻の山頂に至ります。山頂には石祠と山神、道標、ベンチがあります。一休みして野坂峠に向かいます。船ヶ鼻から野坂峠間はバリエーションルートですが、踏み跡ははっきりしており、迷うことはありません。古道があったからでしょうか。野坂峠に近づくと笹原の中の径になります。途中崩壊地が数か所と、尾根が痩せているところがあるので要注意です。途中、大楢に負けない大きな楢の木が何本かありました。

もっとも痩せているのは蟻ノ戸渡ですが、難なく通過できます。アップダウンは小さく、尾根筋も歩き易いのでのんびり登山が楽しめます。野坂峠に着くと大沼(おの)が見えます。今回は前日の夜に冷えたのか、黒檜山が霧氷で白くなっていました。

​薬師岳で昼食をいただき、往路を船ヶ鼻まで戻りました。船ヶ鼻からは牛石コースで下山しました。牛石コースは途中に牛石があるからのようですが、すべて林道ですので、登山道としてはあまり面白くありません。下山に使ったほうがよいでしょう。

15.5kmのロングルートですが、船ヶ鼻から野坂峠間は非常に美しく、楽しめるところです。古道は船ヶ鼻には行かず、途中からなだらかな尾根を利用して沢筋に早めに下って行くようです。機会があれば探ってみたいと思います。

船ヶ鼻から野坂峠01.jpg

群馬県利根郡昭和村 船ヶ鼻登山口から船ヶ鼻経由で野坂峠、薬師岳

船ヶ鼻から野坂峠間はバリエーションルート
赤実践:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

主な通過時刻:

船ヶ鼻登山口 7:32

動物たちへの合図の鐘 8:15
大楢 9:06

船ヶ鼻 9:49
野坂峠 10:55

薬師岳 11:00 (昼食)
船ヶ鼻 12:33

牛石 13:23

船ヶ鼻登山口 14:27

所要時間:7時間
総歩行距離:15.5km​
 

船ヶ鼻から野坂峠02.jpg

船ヶ鼻登山口の駐車場と立派なトイレ

横には東屋と登山届のパストがある

船ヶ鼻から野坂峠03.jpg

登山コース案内図

楢水コース(ピンク)で登り、牛石コース(黄色)で下山

​船ヶ鼻から野坂峠まではこの案内図には載っていない

船ヶ鼻から野坂峠04.jpg

大楢

七曲を登ると平坦になり、小平地に大きな楢の木が鎮座する

船ヶ鼻から野坂峠05.jpg

送電鉄塔近くのベンチから

中央に榛名山 左端に八ヶ岳の赤岳から蓼科山

​手前の町は渋川市

船ヶ鼻から野坂峠06.jpg

巨大な送電鉄塔

​東群馬線57号鉄塔

船ヶ鼻から野坂峠07.jpg

船ヶ鼻山頂

石祠と山神がある

手前まで林道が来ている

赤城山大沼尻まで3.0kmとなっている

船ヶ鼻から野坂峠08.jpg

船ヶ鼻から野坂峠までは部分的に痩せた尾根を行く

踏み跡は明瞭

後半笹の中の径になる

船ヶ鼻から野坂峠09.jpg

蟻ノ戸渡

​と呼ばれている痩せ尾根の径

船ヶ鼻から野坂峠10.jpg

野坂峠

至 沼田 20kmとなっている

船ヶ鼻から野坂峠11.jpg

​薬師岳から霧氷の黒檜山

船ヶ鼻から野坂峠12.jpg

崩壊地から眺める

左端 黒檜山 右端 地蔵岳

中央奥の丸いピークが薬師岳 その右下が野坂峠

​(雅熊)