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谷川岳 茂倉新道 2021年08月05日 晴れのち曇り 単独

投稿日 2021年08月06日​

今年の夏も泊りがけで出かけるわけにいきませんので、日帰りで我慢。夏は台風や天候不順でなかなか登山が決行できない日も多いのですが、お盆の前に一回登っておこうと思い出かけました。今回は谷川岳の茂倉岳(しげくらだけ)を目指して登りました。下界で38度超えのところが多数出たこの日、谷川岳も30度は超えていたと思います。豪雪地帯とは言え、標高は2000mを割るので、登山道は1500m前後。下界とは6,7度の温度差しかありません。このためこの日も極暑。無風で日差しが強かったため途中で熱中症の症状が出たため、大事をとって途中で下山しました。

 

使用したルートは新潟県側の土樽(つちたる)から谷川本峰に向けて延びる茂倉尾根を、茂倉岳に向けて茂倉新道を登りました。登山口はちょうど関越自動車道が関越トンネルに入るところです。茂倉尾根末端に広い駐車場があります。関越道のチェーン装着場の上です。登山口の標高は約630m。最高点の茂倉岳は1978mですから、標高差は約1300m。一気に登って降りてくるにはなかなか手ごわい尾根です。一般的には群馬県側の土合の方から登って、茂倉岳直下の避難小屋(昔は屋根に穴が開いたひどい小屋だったが、今はトイレもある快適な小屋になっている)に泊まり、翌朝茂倉尾根を下るのが定番のようです。茂倉尾根は長大な尾根なので登るのは敬遠されるのでしょう。登る場合も避難小屋泊が普通のようです。

駐車場までは最後道が細くなりますが舗装されています。普通車でも進入可能です。駐車場は砂利ですが広く、おそらく置けなくなることはないでしょう。登り始めるとすぐ急登ですがやがて美しいブナの林になります。なぜか太いブナはあまりありません。やがて樹間から荒沢山、足拍子山、万太郎山が見えてきます。太い木の根が活きよいよく根を延ばし登山道を跨いでいます。矢場ノ頭の手前で森林限界?になり左右谷底が見下ろせる稜線歩きとなります。

矢場ノ頭からは茂倉山頂と、これから通過する川棚ノ頭などが目の前に高く見えます。対面の万太郎山が恰好よくそびえています。気温が高く、ほぼ無風だったためか頭がふらふら。熱中症の症状が出ました。矢場ノ頭から川棚ノ頭に向けて少し登り標高1590mほどのところで諦めました。山頂まであと400mほど。普通に登ってあと1.5時間ほどのところです。

​残念でしたがかわいい花の写真を撮りながらゆっくり下山しました。登山口の車に戻ったのはちょうど13時。雷が聞こえる中、越後湯沢ICにいったん戻り、関越自動車道を東京方面に戻りました。越後湯沢からUターンして、登山口に再び近づいたときは、登っていた山域は雷豪雨の中でした。30分くらい下山が遅れていたら、びしょぬれになっていたところでした。このあと、関越トンネルを群馬側に抜けても大雨。月夜野あたりまで50km/h規制が出てました。自宅近くに戻れば気温は38度。暑い暑い一日でした。

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茂倉尾根の茂倉新道で茂倉岳を目指す

矢場ノ頭の100mほど上で熱中症ぎみのため敗退

​天気は申し分なかったが気温が高く無風だった

赤実線:GPS歩行軌跡

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新潟県側からの鳥瞰

黄色線:歩行ルート

Google Earth 3Dに情報追加

主な通過時刻:

茂倉新道登山口 6:25
矢場ノ頭 9:05

最高到達点 10:00

茂倉新道登山口 13:00

所要時間:6.5時間
総歩行距離:7.7km

​矢場ノ頭 標高1490mからの眺め

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​茂倉新道登山口

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登り始めるとしばらくブナの美林が続く

​太いブナは少なく、みんなほっそりしている

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樹間から荒沢山(奥)と足拍子山を眺める

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​万太郎山を眺める

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矢場ノ頭

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矢場ノ頭から山頂方面を見上る

​手前のピークは川棚ノ頭

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最高到達点から矢場ノ頭を見下ろす

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キノコ(タマゴタケ)発見

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アカモノ

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ツルリンドウ

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キンレイカ

​(雅熊)

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