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埼玉県神川町の御岳山 2021年05月15日 曇り 3名

投稿日 2021年05月18日​

どうやら梅雨入りが近いようです。当初予定していた遠出をあきらめ、今回は近場の山にしました。全国数ある御岳山にあって、武蔵二ノ宮の金鑚神社(かなさなじんじゃ)の奥宮があり、登路には特別天然記念物の「鏡岩」があるという御岳山(みたけやま)。場所は埼玉県児玉郡神川町です。神川町の存在すら知らない人がほとんどだと思いますが、国道462号(群馬県伊勢崎市から埼玉県の児玉郡をかすめ、再び群馬に入って神流川沿いを長野県の佐久に抜ける一般国道)がその途中に埼玉県をかすめるとき通過するのが神川町ですが、その距離はほんの数キロ。すぐに神流川を渡って群馬県側に入ってしまうためあっという間に通過してしまう町です。そんな町には先の武蔵二宮「金鑚神社」が鎮座し、有名な三波石を産出。奥に神流湖の水をたたえる下久保ダムがあります。今回はその「金鑚神社」のご神体である御岳山で天気の冴えない一日を遊ぶことにしました。

御岳山(みたけさん)の標高は343.5m。こじんまりとした山です。国道462号が神川町に入って大きく右曲するところに立派な鳥居があるのが「金鑚神社」です。境内に駐車場があり、野鳥の声が響くも静寂を感じる境内。古木の林立する中に拝殿や多宝塔などがあります。背後の山そのものがご神体ということで、拝殿はあっても本殿はありません。

登山道の途中の「御岳の鏡岩」は、訳一億年前の断層活動のすべり面ということで、摩擦で磨かれたすべり面に同じ方向に線が入っています。ほかにも鏡岩はありますが、ここの鏡岩は大きいようです。ジオの一端を感じさせる貴重な地質学的露頭です。

山自体は小さいので数時間もあれば歩けます。山内は複雑に道があるようですが、我々は金鑚神社の境内を抜けて鏡岩を見、奥宮のある展望台との鞍部に出て山頂に立ちました。そのあと北側の踏跡に入って金鑚神社まで戻り、今度は蓮池から建ち並ぶ石仏群を見て再び鞍部に至り、奥宮に参拝して展望台の岩のうえからの展望を楽しみました。金鑚神社にもどっても時間があったので、国道を渡った斜むかえにあるお隣の金鑚大師の前から池田公園に寄って昼食をとって戻りました。

この日は大変湿度の高い日でしたので、そんなに登っていないのに汗びっしょりでした。帰りは少し国道462号で神川町渡瀬に寄り「白寿の湯」でさっぱりしてから帰路に着きました。

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埼玉県児玉郡神川町の金鑚神社から御岳山​

金鑚大師の前から池田公園​

赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

主な通過時刻:

金鑚神社駐車場 8:03
鏡岩 8;23

御岳山山頂 8:42

金鑚神社鳥居 9:20

蓮池 9:43

奥宮(展望台) 9:57

金鑚神社駐車場 10:21

池田公園(昼食) 11:00

金鑚神社駐車場 11:40

所要時間:3時間40分
総歩行距離:6.1km

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金鑚神社の拝殿に向かう

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御岳の鏡岩

​特別天然記念物

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御岳山山頂

​四島三角点 城山 343.49m

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御岳山山頂から北側に派生する尾根にある踏跡を辿ってみる

降り立ったのは石碑のある鳥居近く(金鑚神社の入口脇)

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蓮池

​小広い低地には昔寺があったとか

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石仏群

​八十八体あるようだが番号順には並んでいない

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奥宮のある展望台の岩場から神川町のうめみの工業団地あたりを見下ろす

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池田公園へは金鑚大師の前を通過

(雅熊)

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