ウワゴウ道とタワ尾根で小持山、大持山、西尾根下降 2021年04月21日 晴れ 単独

投稿日 2021年04月23日​

今回は秩父浦山の古道「ウワゴウ道(上郷道)」を辿ってみることを第一目的に、その先の小持山、大持山に登ってみました。下降は以前登りに利用した大持山の西尾根を利用しました。

 

埼玉県秩父市浦山ダムの人口湖「秩父さくら湖」の右岸に沿って県道73号を走ると民家の点在する大谷(おおがい)に、小さな駐車場があります。6台停められるでしょうか。近くの大谷BSのところから県道から舗装道が斜め上に分岐しています。練馬区のキャンプ場を示す看板があります。しばらく舗装道を進み屈曲して再びダム湖見えるとウワゴウ道が始まります。ウワゴウ道は途中の十二社神社までは1mくらいの道幅があります。昔からあるこの辺りの集落や武士平などを結ぶ生活道路でしょうか。ウワゴウに対して、ダムが作られて水没しましたが下道もあったようです。

 

すぐに廃屋の奥に五社を祭る社があります。大山祇神社、天満天神社、諏訪神社、稲荷神社、八坂神社が祭られているようです。そこから民家の屋根を下に見て進むと練馬区のキャンプ場と見晴台があります。見晴台は見晴らしがなく寄っても面白くありません。農家の庭先を進むとかわいい六地蔵が並んでおり、その先の廃屋の谷こうに十二社神社があります。ここには杉の大木が並んでおり、古い神社の様です。この辺りは「嶽」というようです。

 

六地蔵に戻って植林の中の山道に入ります。上から降りてきた尾根を通過するところに大黒天と聖徳太子尊の石碑があります。さらに進むと石の道標があります。この石道標には「茶平道ニ至ル」「有坂 武士平 大神楽方面..」「正面嶽 日向 大谷..影森..」とあります。ここで有坂方面に向かいますが、道は鋭角に折れて一段上から斜めに登って行きます。よく考えず真っすぐ茶平方面にあるいてしまったので石道標まで戻りました。

 

やがて鞍部を乗り越して傾斜のある小平地の奥へ進むと左上に廃屋があります。この廃屋の前辺りは不明瞭ですが、ここはほぼ水平に進んで行くと再び踏み跡がはっきりしてきてウワゴウのタワに着きます。馬頭観音がひっそり立っています。いつも誰かが酒を供えるようです。このタワからタワ尾根が始まります。上の高ワラビ尾根に乗るまで急登が続きます。

 

タワ尾根は自然林の気持ちのよい尾根です。やがて露岩が現れ右に巻くとすぐに尾根筋に戻ります。五色岩滝経由武士平を示す古い道標がありますが道形は無いようです。タワ尾根を登り詰めたところがオハナドッケです。ここから高ワラビ尾根を小持山に向けて辿ります。この尾根は後半露岩の痩せ尾根になり面白くなります。途中一ヶ所岩上の好展望のポイントがあります。送電線以外の人工物は見えないようです。

尾根は小持山の少し武甲山寄りに出ます。小持山から大持山までの稜線もなかなか変化に富んでいて面白い道です。途中の雨乞岩は好展望です。大持山からは直接西尾根に下ります。広い尾根ですが迷うことは無いでしょう。板状の白い岩のザレがすべりやすいです。やがて植林帯に入り焼山を通過して送電線の無い送電鉄塔。その下に二つ目の送電鉄塔の下をくぐって尚も下降します。送電鉄塔16号の巡視路ですので踏み跡ははっきりしています。斜めに右下に下らなければなりませんがうっかり真っすぐ降りてしまいました。戻って右の尾根に乗りすべりやすい急斜面を下って川俣に降り立ちました。舗装道を左に少しで大日堂のBSです。最終は16:00ですが、5分遅れて逃しましたので、大谷まで5kmほどを1.5時間かけて歩きました。(トホホ)

20210421_ウワゴウから小持01.jpg

大谷からウワゴウ道、タワ尾根で小持山、大持山

大持山から西尾根下降で大日堂

徒歩で大谷に戻る

赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

主な通過時刻:

大谷の駐車場 9:06
五社を祭る社 9:24

十二社神社 9:43

大黒天 10:00

石の道標 10:07

有坂 10:53

ウワドウのタワ(馬頭漢音) 11:03

高ワラビ尾根オハナドッケ 12:09

小持山 13:16

雨乞岩 13:43

大持山 14:00

上の送電鉄塔 15:19

大日堂BS 16:05

大谷の駐車場 17:31

所要時間:8.5時間
総歩行距離:17.1km (県道歩き約5kmを含む)

20210421_ウワゴウから小持02.jpg

大谷の駐車場

6台停められる

​見えている山は大反山。右は若御子山

20210421_ウワゴウから小持03.jpg

五社を祭る社

大山祇神社、天満天神社、諏訪神社、稲荷神社、八坂神社

20210421_ウワゴウから小持04.jpg

嶽の十二社神社

20210421_ウワゴウから小持05.jpg

石道標

「茶平道ニ至ル」「有坂 武士平 大神楽方面..」「正面嶽 日向 大谷..影森..」とある

ウワゴウのタワへは有坂方面に向かう

​赤矢印のように鋭角に曲がり石段上の道を斜め上へ

20210421_ウワゴウから小持06.jpg

ウワゴウのタワ

いつもお酒が供えられている馬頭観音

​ここからタワ尾根に取り付く

20210421_ウワゴウから小持07.jpg

高ワラビ尾根を小持山に向かう途中の好展望の岩場

20210421_ウワゴウから小持08.jpg

小持山山頂

ヤシオツツジが見ごろ

20210421_ウワゴウから小持09.jpg

雨乞岩から高ワラビ尾根を望む

​遠くに両神山

20210421_ウワゴウから小持10.jpg

大持山山頂

三等三角点 持山 1294.1m

​山頂から直接西尾根に下る

20210421_ウワゴウから小持11.jpg

西尾根の下部にある送電線の無い送電鉄塔

20210421_ウワゴウから小持12.jpg

県道73号を歩いて大谷に戻る

大日堂BSから大谷まではバスで10分

​徒歩で1.5時間(約5km)

​(雅熊)