男坂から角落山 2020年06月17日 晴 2名

投稿日 2020年06月20日

梅雨の合間の晴れを狙って群馬県高崎市の角落山(1393m)に登りました。


今年の梅雨は男梅雨だそうですが、雨なら雨、晴れならカラッと晴れるという、はっきりした梅雨をそう言うんだそうです。この日は正にカラッと晴れた気持ちのよい登山日和となりました。角落山(つのおちやま)へのアプローチは、高崎市側からと富岡市から入るルートがありますが、今回は高崎市側からの比較的短距離ルートを選びました。そのルートには男坂と女坂のふたつのルートがありますが、今回は男坂を登って、女坂で下ることにしました。富岡市側からのルートは霧積温泉の金湯館から登るルートがあるようです。

20200617_角落山08.jpg

角落山山頂からの眺め

左に剣の峰、中央に鼻曲山。右遠くに浅間山

​角落山は特徴のある鋭峰で、爪のように切り立った姿は遠くからでもよく分かります。男坂はその爪のように切り立った斜面をほぼダイレクトに登ります。取り付き点から山頂の赤鳥居まで、無駄口を発する余裕無く、一気に登り上げます。GPSでの計測では、最大斜度58.8°。木の根を掴んで、しっかりスタンスを確かめながら登ります。途中に2.5箇所のクサリがあります。2.5箇所というのは、2回目のクサリは上下2つに分かれているからです。

20200617_角落山01.jpg

はまゆう山荘起点 男坂から角落山 女坂下降周回ルート

男坂の前半は沢登り的要素があり、後半の角落山北面は急傾斜ですので、

ある程度の経験が必要です

赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

主な通過時刻:

はまゆう山荘駐車場 9:22

小尾根に乗る 11:27

角落山山頂 12:19 (昼食) 12:52

剣の峰、赤沢分岐 13:17

林道に下り立つ 13:48

はまゆう山荘駐車場 15:01

所要時間:5時間40分

総歩行距離: 8.6km

 

この男坂のルートは入山開始から沢登りが始まります。滝をいくつも越えていく沢登りではありませんが、左に右にと何回も渡渉しながら狭い沢床を辿って行きます。1つだけ無理できない滝があるので左岸(上流に向かって右側)を高巻いたり、奥は枝沢がいくつか分かれるのでルートファインディングが必要です。青いビニールひも、赤テープ、黄色ペンキの〇などの目印はあるものの、いずれも古く消えかかっています。踏み跡はところどころに見られますが、沢床故、ほとんどが流されています。

特に奥の炭焼窯跡の手前左の枝沢に間違いなく入ることに注意しなければなりません。この枝沢は傾斜が緩く滝の無い小さな沢で、途中に大岩が2つ転がっていますが、最後の急斜面をひとあえぎで難なく小尾根に乗ることができます。この枝沢にはよく見ると小さなケルンが積んであるのですが、ほとんどはそれに気づくことはないでしょう。それよりは炭焼き窯跡がよい目印になります。

この枝沢を使って小尾根に乗れば角落山の壁の基部まではすぐです。一気に傾斜が増して急斜面の登りが始まります。潅木の根がうまい具合に助けてくれます。ほどなく最初のクサリです。やや逆相ぎみですが都合よく階段状ですので容易に登れます。クサリの上から再び傾斜のきつい登りです。半分以上のぼったところで2つ目のクサリがあります。こちらは1つ目よりは傾斜が緩くでこぼこの岩はスタンスをとりやすいので、こっちも容易に登れます。中間点でクサリが変わり、上段のクサリとなります。この時季灌木に囲まれているせいか高度感はありません。

2つ目のクサリから尚も急斜面を登り続けますが、とくに右側が切れ落ちているところは気を抜けません。小さな尾根の出っ張りに乗って少し登ると赤鳥居のある山頂です。山頂には三角点はありませんが、国土地理院の地図では1393mとなっています。灌木が茂って見通しはほとんど効きませんが形のよい浅間隠山や浅間山、隣の剣の峰、鼻曲山などが見えていました。

 

計画では剣の峰にも寄る予定でしたが、コロナ禍の長期登山自粛が祟ったか、疲労感があったので寄るのをやめ、女坂を赤沢に向けて下りました。赤沢の林道は台風による被害のため修復工事が行われていました。車はしばらく通行止めのようです。

 

お風呂ははまゆう山荘が定休日でしたので、少し高崎市側に戻った相間川温泉を利用しました。梅雨の合間の登山日和。湿度が低く、この時季としては意外なほど爽快な一日でした。山の緑は濃く、空は青い。吹く風はさわやかでした。

20200617_角落山02.jpg

左の男坂へ ここから沢歩きになる

看板のとおり男坂は難路

右に進むと女坂で角落山に至る

20200617_角落山03.jpg

​沢のほぼ中間点にある滝

無理せず少し戻って左岸(上流に向かって右側)を高巻く

20200617_角落山04.jpg

炭焼窯跡が見えたら手前左の枝沢に入る

枝沢に入ると小さなケルンが積んである

少し進むと大岩が二個転がっている​​

​奥の詰めを登ると小尾根に乗る

20200617_角落山06.jpg

最初のクサリ

やや逆相だが階段状になっており容易に登れる

​フリクションも効く岩質

20200617_角落山07.jpg

角落山山頂の赤い鳥居と社

(熊五郎)