榛名山 掃部ヶ岳から杏ヶ岳 2020年04月06日 晴 単独

投稿日 2020年04月07日

群馬県の名峰「榛名山」(はるなさん)を訪れました。榛名山には榛名山というピークはなく、にょきにょきとそこかしこに林立するピークの集まりで、それらにはそれぞれユニークな名前がついています。隣の名峰「赤城山」同様に上空高くから見ればひとつの大きな火山の様ですが、その中心にあるカルデラ湖「榛名湖」の周りに特徴のあるピークが自己主張するかのように空を突いて立っています。今回はそんなピークの中で榛名山の最高峰「掃部ヶ岳」(かもんがたけ)に登り、その隣の杏ヶ岳(すもんがたけ)へと辿ってみました。下山はバリエーションルートを利用して榛名神社起点の周回ルートとしました。今回の榛名山登山はほとんど初めて(過去に水沢山のみ登ったことがある)になるため、出発地を榛名神社とし、神様に挨拶してから登ることにしました。春まだ早い時季でしたが、晴天の下、さわやかな山行となりました。

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榛名神社拝殿

奥の順路に進み、一段下の関東ふれあいの道に入って登山開始

​榛名神社には無料駐車場がたくさんあり、車の置き場所に困りません。今回は比較的下のほうにある簡易郵便局に近い駐車場に止めましたが、すぐ上にトイレ付きの駐車場もありますし、随神門に近いところにもあります。神社の境内は榛名川に沿って細長く、石畳や階段の道を奥に進んでいくと、最奥に拝殿があります。お参りして、コロナの早期収束を願ってから順路に従って奥に進み、階段を下りて関東ふれあいの道に降り立ちました。すぐに大きな治水ダムがあって、左側を乗り越え、沢沿いの道を進むと平滑の滝、長野堰用水のずい道を見て、さらに少し登ると榛名湖が見えてきます。

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榛名山 榛名神社から掃部ヶ岳、杏ヶ岳周回

杏ヶ岳から榛名神社駐車場までは一般ルートではありません

ルートファインデンングが必要です

全体的に急傾斜のところが点在するため要注意です

赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

主な通過時刻:

榛名神社無料駐車場 8:56

榛名神社(拝殿) 9:19

治水ダム 9:29

平滑の滝 9:59

「湖畔の宿」碑 10:37

掃部ヶ岳山頂 11:40 (昼食) 11:54

杖の神峠への下降点 12:41

杖の神峠 12:58

杏ヶ岳山頂 13:59

小尾根下降点 14:36

榛名神社無料駐車場 15:19

所要時間:6時間20分

総歩行距離: 10.3km

 

 

 

榛名湖を見ながら下ると榛名神社からの自動車道と合流する天神峠です。左へ入る杖ノ神林道を見送ってさらに下ると、吉野秀雄の歌碑があります。

「薄黄染めの板屋楓に蔓這へる、山えび(葡萄)の葉のくれないぞ濃き」昭和十六年九月

湖畔にある大きな駐車場が見えてきます。周回しない場合や、掃部ヶ岳のみの場合はここに駐車してもいいでしょう。掃部ヶ岳への登山口を探して歩いていると「湖畔の宿」の歌碑がありました。歌のメロディーが流れています。歌を口ずさみながら碑の上から掃部ヶ岳に取り付きます。滑りやすい急坂です。一段登ると笹が出てきます。さらに急登してロープのかかった岩場を過ぎると覗岩からの道を合わせます。眼下に小さくなった榛名湖を眺めながら登ると掃部ヶ岳の山頂1449mです。ここが榛名山群の最高点です。

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掃部ヶ岳山頂手前から見下ろす榛名湖

ピークは天目山と三ツ峰山(奥)

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​掃部ヶ岳山頂 1449m

山頂の露岩の上で昼食をいただきました。榛名山の主要なピークが見えています。これから辿る杏ヶ岳方面の稜線がのびており、その向こうに浅間山が白く光っています。笹で隠れ気味の道を下ります。左に地蔵岩を見てなおも下ると少し稜線が痩せてきます。よく見ると南面は切れ落ちて下が見えません。道はすれすれについているので、ルンルンで歩いていると滑落の危険があります。小ピークに西峰とありました。耳岩の北側には雪が残っていました。杖の神峠へは鋭角に戻って道標に従って急傾斜の道を注意して下ります。笹藪が平らになると杖の神峠に降り立ちます。

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西峰近くから杖の神峠と杏ヶ岳

白く見えている道は杖の神林道

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杖の神峠下降点へは耳岩通過後この道標を鋭角に戻る

10m位進むと再び道標があって、そこから急傾斜を峠に向かって下る

​杖の神峠には車が数台止められます。降り立った正面に杏ヶ岳への登り口があります。徐々に高度を上げていき、鷲ノ巣山を越えると杏ヶ岳の手前のピークが見えてきます。そのピーク(石祠が一基ある)を越えて再び登り返すと杏ヶ岳です。石祠が数基と三等三角点があります。

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杏ヶ岳山頂

石祠が何基かある

​三頭三角点 杏ヶ岳 標高1292.32m

杏ヶ岳から直接榛名神社へ下ります。このルートは一般道ではありません。山頂から消えかけた踏跡を辿るとすぐに急斜面になります。灌木につかまりながら下るとやがて傾斜が緩みます。尾根の先端から薄い踏跡が右下に続いてますが、それは目的の小子尾根ではありません。目的の小尾根は、はっきりと派生しておらず、少し下から始まっているので、上からは見えません。下り口は急斜面です。このため少し戻って、斜面を斜めに下って目的の尾根に乗るようにします。下降中、尾根が派生しますが、だまされずに目的の尾根をしっかりつかんで下っていきます。やがて植林帯となるので下の車道めがけて歩きやすいところを下ります。この杏ヶ岳から榛名神社までの道は国土地理院の地図には破線になっていますが、今では踏跡は消えかかっているため、ルートファインディングが必要です。

 

 

 

 

 

(熊五郎)