水彩画「秋麗 二子山」

投稿日 2020年02月10日

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ある年の11月初旬、思い立って秩父の二子山に登った。二子山には十数回も登っているので、そのときはちょっと工夫をこらして志賀坂峠から古い道を辿って近づいてみることにした。

 

二子山は岩峰である。麓の坂本から樹林の中を登ったのではその優麗な全容を眺めることは難しい。しかし志賀坂峠から尾根伝いに近づくことによって、思い存分に超豪華な眺めを楽しみながら歩くことができるのだ。

 

志賀坂峠のトンネルの群馬県側に車を置く。峠から尾根上の昔歩かれた古い道形を拾いながら歩く。所々に朽ちかけた道標が立っていたり、転がっている。じょじょに近づいてくる二子山の姿。しかもその角度と高さは絶妙だ。

 

左の西峰は長く、西へとゆっくり高度を落とす。その南面は絶壁である。西峰に二子山の最高点があり、標高は1166m。一方東側に少し小さいが東峰が寄り添っている。

11月の杉や檜は青々としているが、岸壁にへばりついた潅木はすでに葉を落とし始めている。

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​(熊五郎)