神成山九連峰と鍬柄岳 2019年4月20日 晴れ 3名

投稿日 2019年04月23日

 

関東では桜(ソメイヨシノ)がそろそろ終わり、新緑の時季となりましたが、新緑は序所に山肌を登っていきます。今は標高500mほどまで新緑となっていますが、それより標高が高くなるとまだのようです。

 

そこで標高が高くなく手ごろに新緑が楽しめる山として群馬県富岡市の神成九連峰に登ってみました。標高321mの龍王山を最高点として九つのピークが鏑川(かぶらがわ)の左岸に仲良く並んでいます。上信越自動車道の下仁田IC近くから東西に並ぶ連峰の姿を見ることができます。私は下仁田アルプスと呼んでいたのですが、正しくは富岡市に属するので富岡アルプスと呼ばなければ怒られそうです。

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神成山九連峰(西寄り)

左端の高いピークが吾妻山

上信電鉄 南蛇井駅と神農原駅間の車窓から

 

 

もうひとつ、車が下仁田に近づくと見えてくるのが鍬柄岳です。天を刺すような岩頸がニョッキリと立っています。こちらは標高598mで岩として突き出している高さは、この近辺で最高でしょう。

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群馬県富岡市の神成九峰

東から九つ(P1からP9)ピークが並んでいる

東から登る場合は宮崎公園の駐車場

西から登る場合は新堀神社前の駐車場が利用可能

赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

神成九連峰だけでは2時間くらいで歩けてしまいますので、近くの鍬柄岳(くわがらだけ)に寄ってみました。こちらは天を刺す岩頸で、高低差100mほどの岸壁を鎖を頼りに登ります。神成九連峰だけではルンルン気分ですが、鍬柄岳の岩で気分を引き締めたという感じでしょうか。20日は気温が上がり、天気も上々。熊谷の山友YさんとAさんとともに登りました。

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鍬柄岳

千平駅からの道に駐車スペースがある。

駐車スペースから少し千平寄りの道標が登山口

岩壁の基部から頂上までクサリが連続する

赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

神成九連峰は東から登るか西から登るか迷うところですが、今回は東の端にある宮崎公園(桜やツツジ、藤棚、お堂、展望台などがある美しい公園です)の駐車場をお借りし、西に向かって進み最後に新堀神社に降りるルートをとりました。新堀神社から上信電鉄の南蛇井(ないんじゃい)駅まで歩き、電車で一駅戻って神農原(かのはら)駅で下車し、宮崎公園に戻りました。我々は電車を使いましたが、神成九連峰の麓に並行して走る道路を宮崎公園まで戻ることもできます。さらに車で鍬柄岳の麓にある駐車場に移動し、鍬柄岳をピストンしました。

 

連峰内の道はよく整備されています。現地の案内板に「日本一きれいなハイキングコース」と書かれているのもうなづけます。整備されているばかりでなく新緑と各ピークから見る眺め、そして山内に咲くツツジの花。それらの美しさを言ってのことでしょう。

 

各ピークや道の樹間からの眺めは主に南側になるので、鏑川に沿って広がる農村や畑。対岸の山には信越自動車道が走り、奥には稲含山がそびえています。下仁田のほうには鹿岳や四又山、小沢岳など西上州を代表する山々は見えています。帰りに寄った鍬柄岳も、地面から口紅をニョキッと伸ばしたようにそそり立っています。

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宮崎公園の上にある駐車場 

神成山九連峰の説明板とトイレがある

南面の傾斜地が美しい公園になっている

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駐車場にある神成山九連峰の説明板

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神成山九連峰で最も高い龍王山から眺め

稲含山

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龍王山から

右が鹿岳、左が四ッ又山

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吾妻山手前のツツジの斜面

鋭い岩塔は鍬柄岳

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駐車場から見上げた鍬柄岳

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岩の基部から見上げる

人が小さく見えている

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クサリの連続

ステップが切ってあるところもあり容易に登れる

やや斜めに東側に寄るが、左に折り返しクサリ場が続いて

西端の山頂に至る

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鍬柄岳山頂

背後は大桁山

 

神成山九連峰は家族でも楽しめるハイキング・コースです。東から登るか、西から登るかはお好みです。標高が低いので4月の新緑の頃が最適でしょう。高崎から上信電鉄に乗ってのんびり出かけてもよし。車でも上信越自動車道の下仁田ICに近く、宮崎公園や新堀神社の駐車場があります。地元の方が日本一美しいハイキング・コースと言っているようによく整備されており、眺めや山の雰囲気も抜群です。神成城址など歴史の一端にも振れることができます。地元の富岡市立中学校の生徒が礼儀正しく、あいさつしてくれて楽しい一日が始まりました。

 

鍬柄岳(石尊山)は高さ200mは越えるであろう岩塔です。実際には板状で聳えています。南側の樹林帯で基部に至り。斜めに付けられたクサリのあるルートを東寄りへ登って行きます。ほぼクサリの連続です。東端に出たら左へ折り返し、細長い岩の上をクサリで西端の山頂に辿ります。山頂は言うまでもなく360度の大展望です。

 

 

 

 

(熊五郎)