慈光寺を訪れました 2019年02月07日 晴れ 2名

投稿日 2019年02月09日

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慈光寺のパンフレット

宝物の案内やアクセスなど

 

埼玉県比企郡ときがわ町の慈光寺に女房とふたりで訪れました。

 

このところ乾燥した強風の日が続きますが、この日は風の合間でしかも都内では半袖で過ごせるほど気温が上がったとか。暖かい中一日のんびり山里の古寺を楽しみました。

 

天台宗 都幾山(ときさん) 慈光寺(じこうじ)は1300年もの歴史をもつ古刹です。関東最古の山岳寺院とのことで、坂東三十三ヶ所の九番札所でもあります。寺の縁起によると天武天皇の白鳳二年(673年)釈慈訓、または同九年(680年)役小角、更に唐僧鑑真の高弟である釈道忠により開山されたとのことです。(慈光寺のご案内より) むずかしいことはおもかく、奥武蔵の山中に1300年もの歴史をもつ古寺があることが驚きです。

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ブナ峠の道しるべ

ちちぶ一ばん目江 志こうしミち たかやまふとう江 子のごんげん江

この道しるべからブナ峠は各社寺への要路だったと思われる

(秩父定峰への登り口にも慈光寺を示す道しるべがある)

 

この古寺を訪れてみたいと思ったのは、同じ奥武蔵の峠である「ブナ峠」を訪れた時、偶然古い道しるべを見つけたからです。その道しるべは秩父一番札所(四萬部寺)、慈光寺、高山不動、子の権現を示しています。つまりこの辺りの有名社寺の方向を示す道しるべです。ブナ峠はこれらの社寺に詣でるための交差点だった訳です。江戸を発ってのち、慈光寺に寄ってから秩父を目指した人も多かったのではないかと推察します。

 

慈光寺にはJR八高線または東武東上線の小川町や八高線明覚駅などからバスでアクセスするか、マイカー利用の場合は関越自動車道の東松山IC、または嵐山・小川ICで降りると18kmくらのようです。寺には6,7台停められる駐車場が二か所あります。

 

平日の場合、地元のデマンドバスにお願いして寺まで上がってもらうか、西平バス停、または慈光寺入口バス停で降りて約2kmの参道(慈光坂)を歩くのも一興です。休日はせせらぎバスセンターから慈光寺まで行くバスが出るようです。いずれにせよ、この辺りの路線バスのシステムは複雑ですので、注意が必要です。(後述)

 

我々は小川町駅前に近い24h駐車場に駐車し、駅前からときがわ町路線バス(イーグルバス)を利用しました。慈光寺までは直接行けないので、せせらぎバスセンターでデマンドバスに乗り換えました。平日だったので慈光寺に行くバスは無いのですが、デマンドバスの運転手に慈光寺に行きたい旨告げると寄ってくれます。

 

慈光寺の参道

 

慈光寺は山の上にあるので、麓から2kmほどの参道があります。歩くと結構急と感じます。昔の参道はところどころに残っているようですが、舗装された林道を歩くこともできます。バスを麓の西平または慈光寺入口で下車すればすぐに歩き始めることができます。

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青石塔婆

1300年代(南北朝、鎌倉時代)

参道の中間部にある

大人の背丈より高い塔婆は見もの

 

この参道には女人堂、梅の綺麗な展望台、青石塔婆など見どころ満載です。ところどころに昔の参道と思われる山道が顔を出しています。また、桜の頃は一重八重を含め桜のほぼ全種が見られるとのことです。

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慈光寺の里ざくらコレクション地図(裏面)

女人堂から慈光寺、霊山院までの参道にある

一重、八重を含め55種類もの桜の位置を案内している

 

慈光寺の境内

 

参道を登ったところに駐車場があります。6,7台駐車できるようです。奥に六角形のトイレと売店(シーズン中のみの営業か)があります。脇にはバス停があります。ここに停められない場合は一段上にも駐車場があります。

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慈光寺の観音堂

坂東三十三ヶ所第九番札所

本尊は木造千手観音立像

四月第二日曜日、4月17日ご開帳

慈光寺の阿弥陀堂と鐘楼(奥)

右の大きな木は多羅葉樹(タラヨウジュ)

この木の葉に文字を書いたのが「葉書」の始まりらしい

 

境内は道が複雑についていますが、売店の奥の細道を進めば納経所を兼ねる阿弥陀堂(本堂)と鐘楼(時の鐘)があります。左奥に進むと文化財収納庫があります。国宝が展示されており、見学できます。青石の石段を登ると一旦林道に出ますが、さらに登ると観音堂(木造千手観音立像)があります。桜の時期の境内はさぞ美しいでしょう。

 

バス利用について

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ときがわまち路線バス時刻表

せせらぎバスセンターから慈光寺行きの案内ページ

休日は慈光寺行きのバスが出るが、平日はデマンドとなる

H30.3.17版 せせらぎバスセンター 体育館内で入手

 

小川町駅を起点にする場合のバス利用ですが、駅前からイーグルバスを利用することになります。イーグルバスの運行はゾーン制を採用している点が特徴的です。同じゾーン内なら220円。ゾーンをまたがると+140円です。運行はせせらぎバスセンターが中心になっていますので、小川町駅からせせらぎバスセンター終点まで乗ります(ゾーンを1つまたがるので220+140=360円)

 

せせらぎバスセンターから四方八方に路線が出ています。慈光寺方面へは休日であれば慈光寺行きが出ています。平日は慈光寺行きは無いのでデマンドバスを利用します。デマンドバスは基本予約制ですが、せせらぎバスセンターで空席があれば予約が無くても利用できます。運転手に慈光寺に行きたいと告げると、寄ってくれます。慈光寺は隣のゾーンなので140円です。小川町駅から計500円となります。

 

帰りですが、休日は慈光寺のバス停の時刻表通りに運行されますが、平日はバス会社に連絡すれば、来てもらえるようです。

 

 

慈光寺の近くには霊山院や正法寺もあります。桜の頃に麓の女人堂から参道の桜や青石塔婆などを見ながら歩き、汗をかくころには慈光寺に着くでしょう。慈光寺の阿弥陀堂にお参りし、ご朱印をいただいたら、文化財収納庫の国宝や文化財を見学し、坂東三十三ヶ所九番札所 観音堂の千手観音を拝みます。その後、林道を霊山院まで歩き、更に山道を正法寺に下れば、一日たっぷりのハイキングとなるでしょう。

 

慈光寺の参道とは逆に南に1kmほど歩けば萩日吉神社があります。時間が許せば夫婦の大杉や、珍しい猿の狛犬を見に寄るのもいいかもしれません。

 

関西出身の私にとって、慈光寺周辺は奈良の吉野に似ていると感じました。桜の頃に再訪したいと思います。

 

 

 

 

(熊五郎)

コメント(2)

  • ときがわ町はとなり組、菖蒲を見に行ったり、お蕎麦を食べに行ったりはするのですが、なにしろ他人さままかせで。 (agewisdom) 2019/2/9(土) 午後 1:04

  • ときがわ町は深い歴史と文化のいい町と感じました。ぜひ桜の頃に慈光寺に行ってみてください。(熊五郎) 2019/2/9(土) 午後 1:23