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八ヶ岳 白駒池からニュウ、中山、高見石周回 2018年7月21日 晴れ 3名

​投稿日 2018年08月08日

大暑、猛暑、厳暑、酷暑、極暑、激暑、劇暑、炎暑などなど、暑さの言い方はいろいろありますが、すべて使い尽くしてもまだ足りない今日この頃。40度超えが当たり前になったら、次はどんな言葉を使えばいいのでしょうか。

 

そんな暑い夏ですが、手軽に登れて2000mを越える場所ということで、八ヶ岳の白駒池周辺を選び、熊谷のYさん、Aさんの3名で出かけました。

 

起点は麦草峠とし、白駒池からニュウ、中山、高見石と巡ぐるルートです。駐車した麦草峠の白駒池入口駐車場でいきなり標高2000mを超えているので、車を降りた時点で27度。そこから約500mほど標高差のある最高点の中山(標高2496m)では24,5度だったと思います。とにかく下界の38度などからすれば、正に天国でした。

 

この辺りは、若い時分に何回か訪れた場所で、思い出の多い場所でもあります。若い時に受けた感じと歳を重ねた今では印象が違いますが、若い時にここを歩いたんだなという感覚は、若い時から山に登ってきた者にしかない感覚かもしれません。

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白駒池入口駐車場から白駒池、ニュウ、中山、高見石小屋周回ルート

赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

通過時刻:

麦草峠 白駒池入口駐車場 7:33

白駒池 7:47 

白駒湿原 8:21

ニュウ 9:19

中山峠手前 10:37

中山 10:54

中山展望台 11:02 (昼食) 11:30

高見石小屋 12:21 - 12:55

麦草峠 白駒池入口駐車場 13:36

 

所要時間:6時間

総歩行距離:10.7Km

 

 

関越自動車道から上信越自動車道に入り、途中、佐久北から中部横断自動車道に入って千曲川沿いに南下します。終点の大石川橋を渡って国道299号に降ります。中部横断自動車道は八千穂高原ICの大石川橋までが開通していますが、現在全区間無料となっています。以前は小海線沿いの国道141号を使っていましたが、便利になったものです。

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白駒池入口駐車場

中央の建物が有料トイレ

数百台の大きな駐車場で白駒池の入り口でもある

 

国道299号(メルヘン街道)を走り、ぐんぐん高度を上げながら美しい唐松林を行きます。いくぶん平らになれば、そこはもう標高2000mを越える麦草峠です。以前は峠付近の路肩に駐車できましたが、今はすべてロープが張ってあり禁止になっています。駐車は麦草峠手前の白駒池入り口駐車場か、麦草峠の先にある小さな駐車場にしか停められません。

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白駒池までは約15分

シラビソの原生林の中を歩く

苔蒸した北八ッ特有の雰囲気

 

白駒池入口の駐車場はトイレ(有料)もある大きな駐車場で、数百台は停められるでしょうか。普通車は500円となっています。我々が着いた7時で9割り方埋まっていました。シーズン中は大形観光バスも来るようです。

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青苔荘前からの白駒池

中山を望む

左遠くの小さなピークはニュウ

 

駐車場からは苔蒸したシラビソの樹林の中の木道を15分ほどで白駒池の青苔荘(せいたいそう)です。こんな神秘的な場所に車を降りて15分で来れるのですから、バスで観光客が押し寄せる訳ですね。青苔荘の前で湖畔に出て、美しい湖面を眺めました。

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白駒湿原

青苔荘からニュウ方面に30分ほど歩いたところにある

 

小屋の周りには小さいながら涼しそうな野営場があります。互い違いに組み合わされた木道(部分的に古い)を池に沿うように歩きます。途中明るく開けた白駒湿原を通過し、やがて道標から池を離れてニュウに向けてシラビソの樹林を登ります。

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ニュウに登る

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ニュウの三角点

三等三角点 点名 乳岩 標高 2352.15m

 

 

ニュウは露岩が積み上がった展望のよい場所ですが、今回は辺りにガスが多く、遠望はできませんでした。先ほど居た白駒池がガスの合間に見えていました。ニュウは、田んぼで刈った稲を乾燥させるために一時的に稲束を放射状に積んだものを言いますが、遠くからみるとこの露岩がそのように見えるのでしょう。ここには三等三角点があり、点名は「乳岩」標高は2352.15mです。

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中山山頂 2496m 今回の最高点

 

ニュウから降りて、稜線沿いに中山峠に向かいますが、今回は天狗岳方面には行かないので途中で折り返し、中山から中山展望台に向かいました。中山展望台は岩が平く積み重なった場所で、展望は抜群です。近くに西天狗、東天狗、茅野方面、蓼科山、北横岳などが見えました。

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中山展望台から東天狗(左)と西天狗

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中山展望台から蓼科山と北横岳

手前に縞枯れ

 

昼食を済ませて、樹林の下のゴロ岩の道を下降。平らになって少し登り返すと高見石小屋です。少し雑然とした小屋の前で、思い思いに人たちが休んでいます。小屋にはベランダがあって、下には薪が積み上げてあります。昔の雰囲気が残っています。

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高見石小屋

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高見石からの白駒池

 

小屋の横の岩を少しよじると高見石です。すぐ下に白駒池が見えています。池とその周りを取り囲む樹林。昔と変わらない景色に安心し、ゆっくりと佇んでいたくもありましたが、次々と登山客が登って来て落ち着きません。

 

Yさんが注文した小屋名物の揚げパンを少しいただいて下降開始。白駒池手前の分岐から駐車場に出る頃には、バスを降りた観光客がぞろぞろ。駐車場に戻ると車と人でいっぱいでした。

 

帰りに稲子湯に寄り汗を流しました。

 

関連記事: 稲子湯

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • 涼しそう。別世界ですね。 (agewisdom) 2018/7/27(金) 午前 0:53

  • > agewisdomさん ここんとこ涼しくなってよかったですね。30度でも涼しく感じるのは不思議ですが。(熊五郎) 2018/7/27(金) 午後 9:56

     

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