コアジサイ                                                                          投稿日 2018年06月16日

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秩父二子山から武川岳間の稜線にて 2018年6月13日写す

淡い青色の花で、甘い芳香がある

 

 

梅雨に入った。今年は少し早目のようだ。

 

梅雨に入る前に小夏を経験したので、この涼しさはありがたいが、明けたら極暑が待っているかと思うと気が重い。

 

梅雨の期間中はなかなか山に行けないが、それでも梅雨の中休みがときどきあるので、その機会を逃さずに出かけたいと思っている。

 

先日13日はその機会を逃すまいぞと秩父に出かけた。

 

この時季の山は、木の緑が濃くなって春に咲いていた花やツツジも終わって何の面白みも無いだろうと思っていないだろうか。実はそうではないのだ。

 

この時季の山には香りが溢れていることをご存じだろうか。

 

確かに春の花は終わっているので色彩に乏しい。だが、山には花を付ける木も多くあって、それらが今頃花を付けるのだ。花は白か白に近いものが多く、しかも木が白く見えるほどの花を付ける。思うに花の色で集まる蜜蜂のような虫ではなく、ハエやアブのたぐい。つまり匂いに集まる虫で授粉する仕掛けだろう。どこからか匂ってくる甘い香り。人間の私でもうっとりしてしまう。

 

コアジサイは自然林の林床にひっそり咲く膝くらいから腰くらいの高さしかない低木で、あちこちに点在している。花はごく淡い青で、ほとんど白に近いが、芳香がある。一つひとつに鼻を近づけてみても淡いが、点在する林床では、甘い香りが漂っている。花は泡状に見える細かいもので、ガクアジサイのような装飾花はなく、細かい花はすべて授粉できる花だそうだ。

 

梅雨の山は香を楽しむことができる。

 

 

 

(熊五郎)

コメント(2)

  • 山の香りですか。微かな香りも澄んだ空気の中ではよく香るでしょうね。 (agewisdom) 2018/6/16(土) 午後 0:05

  • > agewisdomさん 山にはいろいろな香りがあります。落ち葉の匂い、草いきれ、高山の針葉樹林、低山の林内。生臭い匂いから甘い香り、アロマのようなさわやかな香りなど。さまざまです。(熊五郎) 2018/6/16(土) 午後 9:36