紅のチークブラシ ノアザミ                                                    投稿日 2018年05月22日

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群馬県桐生市の山里を歩いた。

 

同じ場所を3月に歩いたときはタチツボスミレのみが点々と咲いていたが、季節が進んで、今はこのノアザミやヒメジョオン、オダマキ、キショウブ、ヒナギクなど多くの花が咲いていた。

 

アザミは道にあると少々厄介な植物だ。葉の先端にトゲがあって触ると痛い。花が咲いていれば分かるが、咲いていなければイテテテということになる。

 

アザミのように動物に敵対心丸出し?の植物はいくつかあるが、アザミもそのひとつ。花ことばをネットで調べると「独立、報復、厳格、触れないで」となっている。話しかけるとチクリと刺すようなことを言う少女のようだ。ひとりにしておいたほうがいいだろう。

 

ただ、紅(くれない)のチークブラシの様な花が可憐でかわいい。見るだけなら私の好きな花だ。そういえばどこかの国の紋章にもなっていたか。

 

アザミと言えば倍賞千恵子の「アザミの歌」を思い出す。ちょっと古いかな?

 

山には山の憂いあり

海には海の悲しみが

まして心の花園に

咲きしアザミの花ならば

 

高嶺の百合のそれよりも

秘めたる夢のひとすじに

紅もゆるその姿

アザミに深きわが思い

 

アザミも種類は多いようで、富士の近くで見たフジアザミは、テニスボールくらいの花だった。低山にも結構大きな花をつけるものがあるし、3000m級の高山にも分布する。

 

しかし、山里で咲き、熊蜂を相手に、いずれおばあさんに摘み取られるのを待っているノアザミが美しい。このような可憐な花をいっぱい目に焼きこんでおきたいものだ。

 

 

 

 

 

(熊五郎)

コメント(1)

  • 頬紅のブラシですか?本当ですね。そんな感じもします。 (agewisdom) 2018/5/22(火) 午後 7:45