三床山 船越ルート 2018年3月28日 晴れ 2名

投稿日 2018年03月29日

 

 

栃木県佐野市の奥にある三床山(みとこさん)に、熊谷のYさんと登りました。ただし、小さな山ですので、一般ルートからではなく、近くの二等三角点 「船越」経由で登ってみました。佐野市岩崎町の西光院から唐沢GCを取り囲む稜線を反時計回りに歩きました。二等三角点 「船越」はその途中にあるピークです。(地図参照) 総歩行距離は12.0Kmと、少しロングトレイルとなりました。

 

この時季の三床山はヤシオツツジが咲き始めるので、訪れる人が多くなります。今年は少し早目に咲き進んでいるようで、満開の木も多くありました。この山域のヤシオツツジの密度はあまり濃くはありませんが、山桜とともに、まだ新緑には早い山肌を、白やピンクで染めていました。

 

二等三角点 点名 船越 標高350.59mは、今回のルートでは最も高く、最も大きな山体ですが、山名は分かりません。驚くべきは、山頂に社などの何らかの建物があった形跡の土台と数段の石段、多くの石仏があったことです。三角点が置かれて以降、忘れ去られたまま年月が流れたようです。

 

また、この山域は踏み跡が薄いにも関わらず、要所要所に石祠が点在し、庚申塔が散在している場所があるなど、なかなか興味深い場所でもあります。これらは一般ルートを歩いているだけでは、はなはな分からないことでもあります。

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(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

三床山 岩崎町の西光院から二等三角点 船越経由 反時計周り周回

緑破線:予定ルート 赤実線:歩行GPS軌跡(一部乱れあり)

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

通過時刻:

西光院の駐車場 9:10

西光院墓地上の猪柵 9:25

P267 10:11

P257(石祠) 10:42

P350(二等三角点 点名 船越) 11:13

P317 11:52

三床山と金原山の稜線合流地点 12:28 (昼食) 12:46

天ヶ岳 13:06

大姫山 13:30

桜山 13:36

つつじ山 13:46

烏ヶ岳 14:02

三床山 14:40

西光院の駐車場 16:10

 

所要時間:7時間

総歩行距離:12.0Km

 

 

車を栃木県佐野市から田沼へ進め、その奥の旗川の谷へと入ります。足尾山地の南端は、何本かの川によって奥深くまで田畑が作れる細長い平地を形成していますが、このあたりではそれを「谷戸」というようで、そのどれも南側に開けて明るく、山に囲まれたのどかな山里になっています。車を停めた西光院は、唐沢GCの手前の山裾にあります。院の上の山の斜面に大きな墓地があります。

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佐野市岩崎町の西光院

写真の奥に墓地への階段がある

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西光院上の墓地から

最後に登る三床山を眺める

 

身支度をして墓地の右端の長い階段を登ります。最上部の猪柵を越えて尾根に取り付きました。この時季は山内にヒサカキの匂い(あまりいい匂いではない)が漂っています。頑張って植林帯の急斜面を登ると、露岩まじりの気分のよい尾根になります。

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二等三角点 船越のピークを眺める

今回のルートの最高峰で、最も山体が大きい

 

二基の石祠を見てなおも進むと、展望台のような岩があるP267、そして石祠のあるP257(少し東にずれた所)を経て、一旦鞍部(ここには水音がする穴がある)に降りると、二等三角点のある「船越」の基部です。

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二等三角点 点名 船越の山頂

四角く彫り込まれた山頂に、四角い土台があり、その中央に標石がある

写真の中央は向こう側に降りる石段

その両側に石仏が並んでいる

石仏は宝暦、明和年間のもの

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左側の石仏

中央の二体は青面金剛

いずれも明和年間に近隣の村から奉納されている

 

植林帯の急登で「船越」の山頂です。船越は山麓の地域名です。山名は分かりません。おもしろいことに、山頂は四畳半くらいのスペースが四角く掘り込まれ、その中に四角い建物の土台のようなものがあります。三角点はその土台の真ん中にあります。石仏が数体並んでいます。北側に石段があり、一段低いところにも石仏が並んでいます。おそらく三角点が設置される以前に、土台の上に社のような建物があったのでしょう。

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ヤシオツツジ

 

 

ヤシオツツジが咲く尾根筋を歩き、一旦峠のような鞍部に降り立ち、再び登ると石祠と崩壊した石仏があります。更にその近くに、たくさんの庚申塔が転がっています。どれもまともに立っているものはありません。

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石祠と石仏(表面がほぼ崩壊)の背後に

多くの庚申塔が散在していた(見えないが写真の奥)

すべて斜めだったり、倒れていた

こんな山の上に多くの庚申塔があるのはめずらしい

 

やがて三床山と金原山を結ぶ稜線に出ます。ここで丁度お昼となりました。あとはよく踏まれた稜線を天ヶ岳、大姫山、桜山、つつじ山、烏ヶ岳、小三床山と辿り、最後に三床山の山頂に立ちました。ここまでで、最もヤシオツツジの密度が濃かったのは大姫山の北側の岩場でした。

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三床山山頂

三等三角点 点名 三床山 標高 334.82m

 

 

三床山からは東側の急斜面を下り、小尾根に乗って岩崎町に降り立ち、農免道路を西光院まで戻りました。お風呂は赤見温泉の一乃館を利用しました。

 

天気は良かったのですが、全体的にもやっていて、遠望は効きませんでした。おそらく花粉とPM2.5などでもやっていたのでしょう。帰りの車の中からモネの印象画「日の出」のようなぼんやりした太陽で赤く染まっていました。

 

 

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(熊五郎)

コメント(4)

  • 長年宇都宮に住んでいても、佐野って2,3度しか行ったことなく田沼に至っては行ったことあるかしら?という感じです。ましてヤマハわかりませんが、結構あるものですねえ。 (agewisdom) 2018/3/29(木) 午後 7:27

  • > agewisdomさん 本文に書きましたが、この地域の谷戸はのどかな山里です。桜が咲いてウグイスが鳴く。そんな日本の原風景です。(熊五郎) 2018/3/29(木) 午後 7:52

  • 青面金剛他のある場所は、田沼町史石造物編に「岩崎 愛宕山」ってなっている場所ですね イノシシと熊は大丈夫ですか? 今度行く予定です。 青面金剛★庚申塔王子 ] 2018/3/31(土) 午前 8:54

  • > ◆◆◆青面金剛像◆◆◆さん 情報ありがとうございます。三角点「船越」のあるピークは「愛宕山」というのですね。田沼町には庚申塔が多いことも知りました。愛宕山から北西約1Kmの庚申塔群にも行ってみてください。(熊五郎) 2018/3/31(土) 午後 1:38