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八王子丘陵西部周回 宝珠院から八王子山 茶臼山

2018年2月13日歩く 晴れのち曇り 単独

投稿日 2018年02月14日

群馬県桐生市広沢町四丁目の宝珠院(ほうじゅいん)から主稜線の姥沢峠 庚申塔に至り、八王子山に寄って茶臼山手前の鞍部から一木口方面に下降、常薫寺(じょうくんじ)に出て大雄院(だいゆういん)に寄り、八王子神社から茶臼山に登る。庚申塔に戻って沢筋を八王子神社まで下降し宝珠院に戻りました。ちょっと複雑なルートになりました。

 

先日の雪はかなり長く残っていましたが、ところどころに散見されるものの、道の雪はほとんど消えたようです。立春を過ぎて少し日が長くなり、日差しは春の強さを感じるようになってきました。茶臼山山頂の桜?も蕾をつけていました。

 

今回は、

 

宝珠院から主稜線(庚申塔)までの尾根ルート (明るい痩せ尾根の快適ルートです)

八王子山の確認 (八王子の石碑を確認しました)

茶臼山鞍部から一木口の道 (茶臼山にもっとも簡単に登れるルートです)

八王子神社から茶臼山ルート (階段が多いが上部は明るく快適です)

庚申塔から八王子神社への沢筋ルート (踏み跡程度だが昔の痕跡も残っています)

 

の確認を目的として歩きました。()内は結果です。総歩行距離は10.0Km。所要時間は4時間15分でした。

20180213_八王子丘陵3_01.jpg

(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

宝珠院から庚申塔、八王子山、茶臼山南の鞍部から一木口の常薫寺へ

大雄院に寄り八王子神社から茶臼山、庚申塔から八王子神社に沢筋を下降

緑破線:予定ルート 赤実線:歩行GPS軌跡

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

 

宝珠院駐車場 8:55

姥沢峠 庚申塔 9:49

八王子山山頂 9:57

茶臼山南の鞍部 10:13

一木口常薫寺 10:41

大雄院 10:57

八王子神社 11:23

茶臼山山頂 11:54 (昼食) 12:12

姥沢峠 庚申塔 12:34

八王子神社 12:56

宝珠院駐車場 13:10

 

総歩行距離: 10.0Km

所要時間: 4時間15分

 

国道50号で桐生市広沢町四丁目に進入。国道が50号と122号に分離する直前を左に入ります。ほぼ真っすぐ進むと宝珠院が左にあります。駐車場があるので停めさせていただきました。寺から少し先の尾根の末端に道標が見えています。

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曹洞宗 宝珠院

院の前の道を進むと登山道入り口がある

 

道標から入って寺の上を通過して右に回り込んでいくと笹混じりの細道から窪んだ道になります。やがて高度を増して尾根上に出ると明るく快適な尾根道となり、展望のよいベンチのある小ピークに至ります。ここでひと休み。茶臼山が格好よく見えています。桐生の街やその奥には桐生の山々が望めます。

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尾根上の展望のよい小ピークから茶臼山

 

 

尾根を更に登って行くと八王子丘陵の主稜線に出て、藪塚方面が見えてきます。水道山の丸いピークを越えて少し下ると姥沢峠です。峠には庚申塔があります。ここから主稜線の道を少し歩くと、古井戸跡があります。その奥が八王子山です。八王子山は雑木に覆われていますが、石塔がぽつんと立っています。主稜線に戻って溶結凝灰岩の露岩の道を登ると、右に入る道があります。この道は姥沢の頭をトラバースして茶臼山の鞍部に向かうものです。

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姥沢峠 庚申塔がある

この峠は主稜線上にあって、ここに登って来た宝珠院からのルートと、

八王子神社への沢筋ルート、藪塚側の不整合への道が分かれる

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八王子山の石塔

月と日の文様とともに「八王子」と刻まれている

背の高さほどの大きな石塔

周りに石祠の土台が散らばっている

付近は小平地で、瓦の破片が見られることから何か建物があったと推測される

 

茶臼山の南側の鞍部に出たら、道標に従って一木口方面に下ります。道はすぐに軽トラなら通れるくらいの広い道となり、左下に建物が見えたら左右に分かれます。左にとれば一木口と思われますが、今回は右にとり、更に茶臼山へ向かおうとする道を見送って、左の笹藪に入ります。笹藪の細道を少し歩くと常薫寺に降り立ちます。

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一木口への道(振り返って撮る)

広い道が下っている

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笹藪から常薫寺に降り立つ

 

常薫寺から大雄院へと住宅地を歩きます。大雄院は大きなお寺で手前に保育園があり、子供たちの声が賑やかです。大きな駐車場があって階段の上の仁王門をくぐると浄水があります。手を拭って本堂にお参りしました。西側に蓮池があり、その畔の三重の塔が池面に写って綺麗です。

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大雄院の本堂

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大雄院の三重の塔

 

 

大雄院からも茶臼山に登れますが、今回は八王子神社から登りました。神社の更に奥の道端に道標があるので、右に入り、しばらく尾根末端を西側へと巻いて行きます。やがて道は左に曲がり、コンクリートの長い石段が始まります。真ん中に手すりがあります。階段は上下二段に分かれていますが、けっこう長く疲れます。

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八王子神社

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茶臼山への登山道

長い石段が2セットある なかなかしんどい!

 

 

階段の上は普通の尾根道になり、大雄院からの道を合わせ、少しで茶臼山北側の段下にある東屋に出ます。茶臼山には昔砦があったようで、北面の東屋の辺りは段になっており、昔の名残の様です。東屋で昼食をとり、眼下の桐生の街を眺めを愉しみました。天気は少し機嫌が悪くなってきて、赤城や桐生の山々には雪雲のようなものがかかり始めていました。

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茶臼山山頂

小さな東屋がある

左上は電波塔

 

南側に下って、さきほど一木口へと下った鞍部を姥沢の頭へと登り返し、再び主稜線に出て姥沢峠の庚申塔に戻りました。庚申塔の前にピンクのテープで目印があり八王子神社への踏み跡が降りています。踏み跡はすこし荒れた沢筋を下りています。ところどころ昔の木の段が顔を出していますので、昔道があったようです。やがて治水ダムを見ると道が広くはっきりします。民家がみえると八王子神社はすぐでした。

20180213_八王子丘陵3_13.jpg

庚申塔のある姥沢峠に戻り沢筋を八王子神社へ下る

藪の中に薄い踏み跡がある

赤テープが目印だがあまり当てにならない

20180213_八王子丘陵3_14.jpg

昔道があった痕跡が現れる

 

 

住宅地を歩いて宝珠寺へ戻りました。

 

今回の山行では、先日八王子丘陵を縦走した時に見逃した八王子山の石塔を確認できました。姥沢峠と姥沢の頭などの位置関係もよくわかりました。また、宝珠院からの尾根道や茶臼山北面の道、一木口への道も確認できました。中でも宝珠院から水道山間の尾根道は途中に展望のよいピークもあり、明るい快適な尾根道で気に入りました。

 

今回を含め三回の八王子丘陵散策で、北面(桐生市側)がよくわかりましたので、今後は南の太田市藪塚側を歩いてみたいと思っています。

 

 

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(熊五郎)

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