福寿草に出合う

投稿日 2018年01月29日

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子供の頃、お正月といえば玄関に松竹梅の盆栽が飾られた。こんもりと盛り上がった苔の丘には、福寿草の蕾が二つ三つニョキッと出ていた。私は梅や松よりも、福寿草のなんとも微笑ましい姿が好きだった。

 

梅はある程度開花したが、福寿草の蕾が膨らんで咲いた記憶は無い。だから咲いたらどんな花なのかは長い間知らなかった。

 

上京して山を歩くようになり、そのうち福寿草で有名な場所にも出かけた。そのとき、福寿草の花を初めて見た。花が終わって成長した福寿草の姿も初めて見た。花は意外と大きく、艶があってキラキラ輝いていた。成長した姿は、私の想像を大きく超えて、アネモネのような葉の立派な草と化していた。

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スプリングエフェメラルには、福寿草以外にもいろいろあるが、山で見かけるのはカタクリが多い。管理されていることがほとんどだが、たまに野生の人知れず咲くカタクリに出合うこともある。しかし福寿草が野生で出ているのを見たことは無い。

 

昨日出かけた鐘撞堂山には、日当たりのよい南斜面に福寿草があった。おそらく土地の人が植えたものだろう。今年の寒い冬は辛かろうが、風が落ち葉の布団をめくりあげたのか、目覚めたばかりの福寿草が今にも咲きそうな花をもたげていた。

 

 

 

「福寿草布団をとられて目覚め起き」

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • まあ、可愛い❗ 春の先駆け、がんばってること。 (agewisdom) 2018/1/29(月) 午後 3:12

  • > agewisdomさん この時季見かける花には蝋梅もあります。梅と思うのですが少し咲き始めたようです。この寒さですからね、逞しいです。(熊五郎) 2018/1/29(月) 午後 5:05