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陣見山

投稿日 2017年11月18日

寒気が来ていましたが、風が無ければ登山日和。晴れマークのみの日を選んで出かけました。

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(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

車を寄居駅近くの駐車場に置き寄居駅から樋口駅まで秩父鉄道で移動

樋口駅から榎峠、陣見山、大槻峠、虎ヶ岡城址、

かんぽの宿寄居を経て波久礼駅に下山し、秩父鉄道で寄居に戻った

(国土地理院の電子国土地図に情報追加)

 

 

陣見山(じんみやま)は、地質学発祥の地「長瀞」(ながとろ)にある山です。つまり秩父の玄関口。秩父の山に登る際は、荒川に沿って国道140号線で寄居、長瀞、皆野と走って秩父に入りますが、寄居から長瀞にかけては荒川によって深く削られた美しい峡谷です。関東平野から山を越えないで秩父に入るにはここを通るしかありませんので、昔から秩父往還として交通の要衝だったようです。

 

それを見下ろすように「金尾城址」があり、その対岸に標高531mの陣見山があります。陣見という名前にどのような意味があるのでしょうか。この周辺は歴史的な背景が感じられる土地ですが、勉強不足です。

 

駐車地 寄居駅南側 私営駐車場(24時間 500円)

秩父鉄道 往路 寄居駅 -> 樋口駅 380円

秩父鉄道 復路 波久礼駅 -> 寄居駅 170円

 

通過時刻

秩父鉄道 樋口駅 10:51

榎峠 12:14

陣見山山頂 13:03 (昼食) 13:18

大槻峠 14:02

虎ヶ岡城址 14:26

かんぽの宿寄居 15:20

波久礼駅 15:28

 

総歩行距離 11.7Km

所要時間 約5時間

 

今回は寄居駅の南口にある私営の500円駐車場に車を止め、寄居駅から秩父鉄道で樋口駅まで行き、陣見山を目指しました。陣見山からは虎ヶ岡城址、かんぽの宿寄居に周り、波久礼(はぐれ)駅から寄居に戻りました。歩行距離は11.7km。約5時間の山でした。

 

樋口駅で下車し国道140号線をまたいで学校の先から道路を斜め下に入ります。真っすぐ山に向かう傾斜のきつい道路を行くと右に大きく曲がってヤギの居るお堂の前を過ぎ、再び山に向かって延びた道を行くと、榎峠林道完成記念の碑を見て一旦山道に入ります。すぐに林道に出て右に行くと、左の山側に少し戻るように広い道形が入っています。入口に道標は無く、枝にピンクのリボンが垂れ下がっているだけです。最初入口に気づかず通り過ぎてしまいましたが、おかげでタヌキに出会いました。

 

山道を登って行くと緑色の大岩が植林の下に転がっています。二回林道に出て更に登ると「榎峠」(えのきとうげ)に着きます。ここにも林道が接しています。峠には石祠と馬頭尊、それに植樹された榎(えのき)があります。

 

峠からは明るい尾根道になり快適に飛ばします。再び林道に降り立つと展望が開けています。秩父盆地方面が見えています。ここからしか味わえない景色を堪能します。

 

関連記事: 陣見山から秩父方面

 

尾根筋は南の長瀞町側は自然林で明るく、大きなアップダウンもないのでルンルンで歩けます。左下へ岩谷洞への道を分けてなおも進むと送電鉄塔があり、すぐに陣見山山頂です。

 

山頂は展望がなく、テレビ埼玉の電波塔があってあまり落ち着ける場所ではありません。日影で少しさむい場所ですが昼食にしました。山頂から急坂を下りると大槻峠。少し登り返すと虎ヶ岡城址です。ここから道は90度右に曲がり、急な階段を下りて築坂峠(円良田への下降路があるが峠の看板はない)、2,3の小ピークを越えたらかんぽの宿寄居が見えてきます。かんぽの宿の端に道が続いています。道路に出たと思ったらすぐに右下へ波久礼駅に向かって下降する道形があります。お墓をみて踏み跡程度の道を下ると波久礼はすぐそこですが最後が不明瞭。強引に民家の庭先に出て道路を拾い、駅に出ました。

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秩父鉄道 樋口駅

ローカル線の駅はなにか郷愁をさそう

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樋口駅から見た陣見山

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樋口駅からのアプローチには陣見山を示す道標が無い

林道の脇に広い道形が奥に入っている

この入り口に気付くまで少し迷ってしまった

ピンクのリボンに「榎峠」とあった

ここで間違いないようだ

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榎峠

古い石祠と馬頭尊があった

ここで林道が合流する

ここまで来てやっと陣見山を示す道標を確認

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榎峠から尾根を少し歩いて再び林道に降り立つところが好展望

左奥に武甲山、その手前に美の山

立木に接して宝登山、右に破風山

手前下に長瀞町その奥に皆野の町

遠くに奥秩父の山々が霞んでいる

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陣見山山頂 標高531m 二等三角点(点名:矢那瀬)

テレビ埼玉の電波塔がある 展望はなし

近くに送電鉄塔がある なんとも落ち着かない山頂

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長瀞町側(南側)は明るい自然林

気持ちのより尾根筋をルンルンで歩く

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大槻峠の古い石碑

馬頭観音は安永9年(1772年)庚子

如意輪観音は天明9年(1789年)己酉

右下に下る道形がある

左下に林道が見えている

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虎ヶ岡城址

東屋があり休憩に使える

陣馬山から2.25Km

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秩父鉄道 波久礼駅

 

 

 


 

 

(熊五郎)

コメント(2)

  • 味方と敵の陣を見渡せたのでしょうか。名前ひとつとっても面白いですね。(agewisdom) 2017/11/18(土) 午後 6:00

  • > agewisdomさん この付近には花園城、鉢形城、虎ヶ岡城、金尾城など山城が多いところです。陣見山には何かの役割があったのかもしれませんね。(熊五郎) 2017/11/18(土) 午後 6:28

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