寄居町風布 釜伏山 2017年11月6日登る 快晴 単独

投稿日 2017年11月07日

11月の好天を見逃すまいと、近くの低山、埼玉県大里郡寄居町の釜伏山(かまぶせやま)に登りました。まだ全山が紅葉するには早いのですが、それでもところどころ黄色や紅に彩られた山に青空は最高でした。

 

場所はこの辺りではみかん狩りで有名な風布(ふっぷ)の山里に近い山で、秩父への玄関口。長瀞の手前に当たりますが、この辺りは通称北武蔵や外秩父山地といわれます。

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日本の里に駐車して釜伏山、塞神峠、小林のみかん園周回ルート

(国土地理院電子国土地図に情報追加)

 

通過時刻

日本の里駐車地 8:50

登山道入り口の橋 9:13

小尾根に乗る(露岩の尾根) 9:42

ゴヨウツツジ自生地の碑 9:55

日本水入り口 10:07

釜伏山山頂 10:24

釜山神社 10:45

展望のよい東屋 11:06

塞神峠 11:26

仙元峠(社あり) 11:35

805mのピーク(大神部山) 11:56 (昼食) 12:05

葉原峠 12:12

小林のみかん園 12:37

釜伏川(風布川)に降り立つ 13:00

姥宮神社 13:33

駐車場 13:38

 

所要時間 約5時間

歩行距離 約13.2km

 

 

全国で❍伏山(❍ぶせやま)という山はたくさんあります。釜伏山もそのひとつですが、それらの山名は形から来ているようです。皿伏山は平らな山頂部。鉢伏山は皿伏山よりは台形。牛伏山になると、牛がゴロンと寝そべっているようなごつごつした感じ。釜伏山はこんもり盛りあがった丸い形の山につけられるようです。

 

今回登った釜伏山もまったくそのとおりで、ご飯を炊くお釜をひっくり返したような形をしています。小さいながらよく目立ち、我が家からも見えています。山体は小さいのですが急峻に盛り上がっており、多くの岩場を秘めます。岩は蛇紋岩のようです。

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同じ寄居町にある鐘撞堂山からの釜伏山

かわいいお釜を伏せたような形

 

国道140号線の秩父鉄道 波久礼(はぐれ)駅前にある寄居橋を渡り、左折して釜伏川(風布川)に沿う道路に入ります。道は細いですが、奥に皆野寄居有料道路の寄居風布ICがあるのと、先に日本百名水の日本水(やまとみず)の取水場があるので、けっこう車が通ります。

 

美しい沢沿いの道に車を進め、姥宮神社(とめみやじんじゃ)を見たらすぐ日本の里(やまとのさと)風布館があり、その少し先に広い駐車場が見えてきます。(目立つPマーク) 姥宮神社の狛犬はなんとカエル。一見の価値があります。(見たところ左が雌カエル。右が雄カエル?)

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日本の里近くの広い駐車場

奥左端のピークが釜伏山

しばらく右の道路を歩いて谷合に入って行く

 

駐車場からはしばらく舗装道路歩きとなります。寄居風布ICの入り口を左に見て、釜伏川に沿って谷合に入って行くと、前をリスが横切りました。道路はジグザグに日本水取水場へと登っていきますが、ルートは橋を渡り、ここから登山道になります。(しばらく林道のような広い道です)

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舗装道路はこの上の日本水取水場へと登っていくが、登山道はこの橋を渡る

道標のほか、日本水の説明板がある

ここの道標は「花山コース」となっている

 

このあたりで注意したい点は、道標が「花山コース」や「日本水」へとなっている点です。「釜伏山へ」とはなっていません。花山とは山頂に至るツツジの多い尾根道のことをいうようです。日本水(やまとみず)というのは、日本水の湧き出し口のことで、釜伏山山頂直下の岩壁の基部です。(車で行ける日本水取水場のことではありません。) したがって、これらの道標に従って登って行くと釜伏山山頂に向かっていることになります。

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日本水を示す道標に従って登ってゆくと階段があり、明るい小尾根に乗る

小尾根に乗ると岩稜の登行が始まる

この日本水とは、日本水取水場のことではなく、

釜伏山山頂直下にある日本水の本来の湧き出し口のこと

日本水の本来の湧き出し口には車では行けない

 

 

道標に従って登って行くと、やがて大きな岩壁の基部を通過し、階段の道をひと登りで小尾根に乗ります。これまでの北側の暗い植林の道から、明るい自然林の尾根に出るので気分もすっきりします。そしてここから岩稜は今回のルートの核心部です。

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尾根上の岩場(蛇紋岩と思われる)

このルートの核心部

ここは登る方向にルートを組んだ方がよいと思う

 

すぐに露岩が現れ、ロープがかかっています。ぐんぐん高度を上げ、寄居の街周辺や、西の御荷鉾山などが見えてきます。この辺りはゴヨウツツジ(シロヤシオ)の自生地のようで、尾根上に「ゴヨウツツジ自生地」の石碑がありました。また、同地の地面に倒れた石碑には「釜伏名所花山」と刻まれているので、この辺りが花山のようです。ツツジの季節にまた来ようと考えつつ歩を進めました。

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露岩の急登の合間に展望が広がる

風布の集落と奥に御荷鉾山と雨降山

 

落ち葉の道や階段の道を辿り鞍部に着くと、日本水*(別名 一杯水)の湧き出し口への案内があります。ただし現在は崩落の危険のため立ち入り禁止となっています。昔、初めてここに来た時は湧き出し口まで行けましたが残念です。確か垂直の大きな蛇紋岩の岩壁(百畳敷岩)の基部に大岩がごろごろ転がっており、そこに水が湧き出していたような記憶があります。日本水大神が祀られている聖地です。すぐ上が山頂ですから、そこで湧き続けているのが不思議でした。行けないのは残念です。

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日本水への入り口

現在は立ち入り禁止

登山道は左上へ

 

日本水への入り口から上は再び露岩の急登となりますが、補助のクサリの手すりがかかっています。眺めのよいところからは、東側の登谷山が間近に。寄居の街並みや鐘撞堂山、陣見山、御荷鉾山なども見えています。

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釜伏山山頂 標高582m

お犬様を控えた立派な石祠(東向き)

 

 

山頂に出たら、そこにはお犬様を控えた立派な石祠があります。ただし展望はありません。まだ時間が早いので早々に山頂を後に。南側に下るとすぐに鳥居と東屋があります。更に進むと塞神峠(さいじんとうげ、さいのかみとうげ)への道標がありますが、登谷山方面のすぐ下に釜山神社があるので寄ってみました。

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道路脇にある展望のよい東屋からの西方の眺め

中央に城峰山と宝登山(手前)

左遠くに両神山 両神山の下手前に破風山

右に雨降山と御荷鉾山 小さく赤久縄山

手前下は長瀞の町

 

道標に戻り、塞神峠へ向かいます。舗装の林道に降り立ったらそのまま道路を歩きます。道路の脇、右側一段上に東屋が見えてくるので、展望(上の写真)を楽しみながら休憩します。

 

関連記事: 釜伏山付近からの展望

 

このあと塞神峠、仙元峠、葉原峠と辿って小林のみかん園(温州みかん栽培の北限)に下り、釜伏川に降り立って、風のみち歩道を歩いて駐車場に戻りました。稜線上は、長瀞側に下る道や、林道などが複雑に絡んでいるので、迷わないように注意が必要です、風のみち歩道は道路と並行してますが、美しい渓谷が楽しめます。なお、仙元峠と葉原峠の間にある805mのピークには「大神部山」との看板がありました。

 

 

この山域についてバリエーションを考えてみました

 

ゴヨウツツジの咲くころに同ルートを歩く

塞神峠などで桜が咲く時季に歩く

寄居風布ICから風布、P415、釜伏山、釜山神社、釜伏集落、寄居風布IC周回

長瀞側の七草寺と合わせて塞神峠、葉原峠なども訪れる

ミツバツツジの咲く頃に岩根山経由で歩く

長瀞町の風布から寄居町側の風布(東西の風布)を訪れる

釜伏山から大平山(小林山)経由で金尾山まで歩く(自転車を金尾付近にデポ)

 

 

* 参考: 名水を訪ねて(32) 「埼玉県の名水 日本水・風布川」

 

 

(熊五郎)

コメント(2)

  • 寄居はそう遠くないところですね。昔は行ったことがありますがここへきてからは行っていません。なじみがある地名はいっぱい出てくるんですけど。 (agewisdom) 2017/11/7(火) 午後 4:33

  • > agewisdomさん お近くにいいところがありますので、ぜひ出かけて見てください。紅葉はこれからです。(熊五郎) 2017/11/7(火) 午後 6:20