シュウカイドウ

投稿日 2017年09月16日

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シュウカイドウという花の名前も一度聞くと忘れられないいい響きがある。

 

寺の境内などの日影で見かける花だ。先日訪れた秩父小鹿野の秩父札所三十一番「観音院」で咲いていた。この寺は仁王門をくぐると、いきなり急な石段になるが、本堂までの石段の脇の斜面に咲き乱れていた。

 

園芸に興味のある人なら、この花を見て何かに似ていると気付くかも知れない。そう、ベゴニアだ。花は似ているが、シュウカイドウは立性というか、草丈があって立っているし、花茎が長く垂れ下がったように咲くので、園芸種のベゴニアに似ていると気付かないかもしれない。実はよく見ると艶はないが葉も形が似ている。

 

この花の花ことばのひとつは「片思い」。なぜかというと、写真の葉をよく見ると、ハート形の片方が大きい。だから片思いだそうだ。自然はどうしてか、非対称をこの植物に与えたようだ。

 

中国原産で球根で増えるようだ。日影の少しじめじめした所を好むとのこと。この寺の人が植えたのだろうか。私は野生(人里離れた)のシュウカイドウは見たことが無い。

 

黄色いボンボリをぶら下げたようなピンクの花は愛らしく、まだまだ緑濃い初秋の山寺を彩っていた。

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(1)

  • 名前の響きも優しくて好きです。お花も控えめで愛らしいですね。 (agewisdom) 2017/9/16(土) 午後 7:10