足利の湯殿、深高、石尊山 2015年10月19日 快晴 単独

投稿日 2015年10月20日

好天を狙って足利の低山 湯殿山、深高(しんこう)山、石尊山に登りました。

ルート概念図

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車は彦谷の光泰寺を通過した先の林道横のスペースに駐車

林道奥の神楽舞台から表登山道を湯殿山へ

湯殿山西のつつじの峰から石尊山への尾根に入る

深高山を往復し石尊山から叶花に下山。県道を歩いて鶏足寺に寄り

慶路坂から彦谷に戻った

(国土地理院の電子地図をカシミール3Dでカットし、情報を追加)

 

一般的には、湯殿山のハイキングコースと、石尊山+深高山のハイキングコースは別々に登られますが、今回は湯殿山から石尊山につながる尾根を辿り、石尊山、深高山の三山を1日で楽しもうという欲張った計画です。

 

今回は山雑誌「新ハイキング」の1992年11月号(No.445) P83の 「ちいさな山に大きな秋を求めて 湯殿山-石尊山-深高山」というタイトルの古い記事を参考にして歩いてみました。記事では1991年(平成3年)11月26日に歩かれています。

 

今回のルートのポイントはあまり歩かれていないバリエーション・ルート、湯殿山から石尊山に接続する尾根の踏破です。古い記事を参考にしたため問題なく通過できると考えていたのですが、この接続尾根は、採石場のため分断されています。つまり今では湯殿山と石尊山はつながっていないと言っていいくらいです。今回は採石現場に誰もいなかったため、こっそり通過しました。通過には10分もかかりません。様子は写真をご覧ください。(これからこの一帯はどうなって行くんでしょうね。)

 

車を国道50号から足利 葉鹿の東葉館地蔵の湯の近く、シェルGSの交差点を光泰寺に向けて入ります。この一帯は「彦谷」(ひこや)です。りっぱな光泰寺の前を通過すると道が細くなりますが舗装されています。途中に駐車できるスペースがあります。つめれば10台くらい停められるでしょうか。(なお湯殿山ハイキングの場合は、彦谷の公民館に駐車して東登山道、西登山道を利用して周回するのが一般的です。)

 

車を置いて、奥に続く舗装道路を行くとY字になりますが、右に入って10分ほどで一軒家(たぶん旧高松鉱泉)があり、その傍に神楽の舞台があり、登山道入口(湯殿山ハイキング道)の標のある階段があります。ここからとりつきます。この道が表登山道です。ややすべりやすい道で急登です。ぐいぐい高度をあげ、送電線の下を通過。岩混じりとなってほどなく湯殿山山頂(標高402m)です。

 

山頂には石の鳥居と石祠があり、傍らにテーブルと椅子がしつらえられています。ここは南側で暖かく、見晴らしの良いところです。記録ノートもありました。

 

湯殿山山頂を後にして、すぐに西登山道との合流点「つつじの峰」があり、ここから北側の尾根に入ります。ここからはハイキングコースではないので、とたんに道が不明瞭になりますが、10mおきくらいに、いっぱい赤テープがあるので迷うことはないでしょう。10数分下降すると、一部籔っぽいところを通過して採石場に飛び出ます。

 

この採石場は湯殿山から石尊山につながる尾根をみごとに分断しています。つまり採石場を通らないと、石尊山には行けないようです。しょうがないので朝早く誰もいない採石場の重機の横を通過し、無理やり尾根に登り返して再び尾根上の踏み跡を拾いました。幸い先人がここにも赤テープ(ただし湯殿山付近とは違い、古い赤テープや赤ペンキで数も少ない)をつけてくれています。最後の小ピークを過ぎ、暗い鞍部に降りて、石尊山の尾根に取りつきくと急登となります。なお鞍部には下から来る道の痕跡は確認できませんでした。

 

ひょうっこり出た石尊山の尾根には一般道があり道標があります。この道標には湯殿山への方向が示されていますが、入山禁止となっています。ここまで登って来ましたが、採石場もあるし、道も不明瞭なのでルートファインディングに慣れない人は入らないほうが無難です。

 

このあと一般道を右に進み深高山まで歩いて昼食をとり、戻って石尊山、石尊神社奥宮を経て叶花(かのうげ)に下りました。石尊山と深高山の間はアップダウンのすくない美しい尾根筋でルンルン気分で歩けます。残念ながら隣の仙人ヶ岳などの展望はありません。

 

石尊神社奥宮から下は、なかなか面白い、美しい岩尾根です。今回でもっとも美しい道でした。ここは毎年8月の14日に叶花の人たちによる石尊梵天祭りが行われるところです。

 

叶花から県道をとぼとぼ歩いて鶏足寺に寄り、中妻から上野田を経て小さな峠を越えて彦谷から光泰寺の先の車に戻りました。なお、この小さな峠の道は慶路坂といい、電波塔があって、湯殿山への西登山道の入り口になっています。

 

湯殿山から石尊山につながる尾根は一部踏み跡の不明瞭なところや、採石場の通過があるので注意が必要です。距離的には大したことはなく、天気が良ければ楽しめる、ハイキングコースからちょっと離れたバリエーション・ルートと言えます。紅葉はこの時期(10月中)ではまだまだ早いようです。また、この時期の藪道はスズメバチにも注意が必要です。今回も数回スズメバチと遭遇。私の周りを旋回されたときはドキッとしました。

 

葉鹿の東葉館地蔵の湯でさっぱりして帰途につきました。

 

 

通過時刻

駐車スペース 7:00

湯殿山登山道入り口 7:12

湯殿山山頂 7:47 - 7:55

西登山道合流点 8:00

採石場 8:13

採石場通過(再び尾根に取りつく) 8:30

小ピーク 8:52

石尊と深高の尾根(道標) 9:20

深高山山頂 9:43 (昼食) 10:10

石尊と深高の尾根(道標) 10:34

石尊山山頂 10:43

石尊奥社 11:00

女人禁制の碑 11:38

叶花 石尊神社 11:50

鶏足寺 12:22 - 12:32

西登山道入り口(慶路坂) 13:21

駐車スペース 13:47

東葉館地蔵の湯 14:00

 

全歩行距離 約13.0km

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今回利用した駐車スペース

この奥で道がY字になっている

左はたぶん中山登山道方面と思われる

今回は右に入って神楽の舞台まで約10分

華厳の滝

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神楽の舞台の横にある登山口

表登山道の入り口

写っていないが右の赤い神楽の舞台がある

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中央の谷合が彦谷

左下の尾根を登ってきた

右の長細い尾根は西登山道のある尾根

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湯殿山の石祠

傍にテーブルとベンチがある

南側は開けており見晴らしがよい

のんびりした雰囲気の場所で、いっぷくするのにちょうどよい

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つつじの峰

たぶん五月ごろくればツツジがいいのだろう

ここで西登山道が左から合流

一般道はここまで。ここから北側の尾根に入る

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つつじの峰から石尊山までは踏み跡程度のこのような藪

赤テープに導かれながら進む

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突然目の前が開け、採石場に出る

後ろ、空との境は石尊-深高山の稜線(右端のピークが深高山)

手前の尾根が採石場で分断された石尊山にのびる尾根

一旦採石場に降りて、端を通過

見えている向こうの尾根に右側から取り付く

取り付き点は不明瞭だが、むりやり尾根に出たら踏み跡がある

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採石場を越えて振り返った

左のピークが湯殿山

採石場は朝早かったので人気はなかった。危険な個所はない。

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鞍部手前の小ピーク

ここは斜め左に下降し鞍部に向かう

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鞍部を通過して藪の急登を頑張ると石尊山への尾根に出て

一般道と合流

左下から出てきた

この古い道標には左下湯殿山へとなっているが入山は禁止されている

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東にとって深高山に向かう

展望はないが、自然林が美しい快適な尾根道

アップダウンも少ない

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深高山山頂

石祠がある

右に下れば猪子峠

昼食をとって、石尊山方面にUターン

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石尊山はピークというより尾根道の途中という感じだが

三角点がある

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石尊神社の奥宮

扉を開けたら記録ノートがあったので記入しておいた。

ここから麓の叶花がよく見渡せる

毎年8月14日には梵天祭りが催される

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石尊神社奥宮からは岩尾根となり非常にきれいな面白い道

途中に釈迦岩展望がある

ここから釈迦岩が見えるらしいが見忘れた

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下って行くと途中に女人禁制とある

昔は女性は登れなかったのだろうか

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麓の叶花の里宮 石尊神社

この下に車2,3台の小さな駐車場がある

石尊、深高山を往復するのによい

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鶏足寺付近の県道から振り返る

左のピーク近くの点のように見えるのは石尊神社奥宮

手前三角形は、採石のために無残に削られている

盛大なお祭りが行われるこの里の人たちはどう見ているのだろう

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仏手山鶏足寺

足利の名刹 真言密教の大本山

仏像は見られないし、人気もない

ここでしばし休息

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車を置いた彦谷に戻るため小さな峠を越える

ここは慶路坂と呼ばれており、峠に電波塔があり、

湯殿山への西登山口となっている

何体かの石仏がある

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葉鹿の東葉館地蔵の湯からの湯殿山

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • こんなところが栃木県にあったなんて知りませんでした。 (agewisdom) 2015/10/20(火) 午後 7:52

  • 栃木の足利、安蘇、群馬の桐生の山域は低山ですが、なかなか興味深い山域です。近くて手軽です!(熊五郎) 2015/10/22(木) 午後 0:57