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那須 姥ヶ平 2015年10月10日 うす曇り ハイキングクラブ

投稿日 2015年10月11日

地元のハイキングクラブで那須の姥ヶ平に登りました。

 

もちろん紅葉を見込んでの登山です。毎年10日辺りが紅葉真っ盛りのはずでしたが、今年は1週間くらい早いようで、すでに盛りを過ぎていました。そこにうす曇りでしたので、少し冴えない色でしたが、十分楽しめた紅葉登山となりました。

ルート概念図

20151010_那須姥ヶ平00.jpg

(画像を一度左クリックし、次に右クリックして新しいタブで画像を開いて拡大してご覧ください)

(国土地理院の電子地図をカシミール3Dでカットし情報追加)

 

沼ヶ原池駐車場 9:00

日の出平への分岐 9:26

日の出平 11:26 (昼食) 12:00 

牛ヶ首 12:28

三斗小屋への分岐 13:36

沼ヶ原池駐車場 14:40

 

総勢20名を乗せたバス。町を5時半に出発、沼ヶ原池の駐車場に8時45分に到着。トイレを済ませ9時00分登山開始。

 

笹の林床にダケカンバ、モミジの混じる林の中の道を進みます。

 

沼ヶ原池に向かう(戻る)道を分けた後、間もなく日の出平に登る分岐点に着きました。分岐点には那須岳(茶臼岳)の山頂を同心円とした距離を示す看板がありました。那須も噴煙を上げる火山です。

 

分岐から笹の広がる樹林をもくもくと登ります。やがてシャクナゲが混ざり、木の背丈が低くなってくると、曲がり角にひっそりと小さな池があります。這松が混ざる明るい斜面に出ると少しえぐれた地形の笹の斜面をへつるように道が付いており、ひとつ向こうの尾根をつかみます。この道は笹に足をとられないように注意したいところです。この斜面と南月山の斜面は、緑の笹原の上に、ツツジでしょうか赤く色づいた低木が点在。そこに濃い緑の這松がアクセントをつけて見事な眺めです。

 

いつのまにか、沼ヶ原の池が小さく見えていました。

 

尾根をつかんだ道は、低木の中に付けられた道を、目や顔に枝をこすりながら進みます。ほどなく道標のある日の出平です。ここは南月山からの道の合流点。目の前に大きな茶臼岳の溶岩ドーム。覗きこめば牛ヶ首の平らなところに人が大勢。

 

日の出平は平らですが、牛ヶ首まで降りる道は痩せ尾根で、この行程で最も危険な個所です。

 

牛ヶ首は茶臼岳の腹回りをぐるりと周回する道との合流点であり、姥ヶ平へ下りる分岐点でもある大事なところです。すぐそばには硫黄のにおいの噴気が上がっています。見上げると茶臼岳の溶岩ドームが大きく覆いかぶさるようにそびえています。山頂付近にはおびただしい岩が無造作に転がっていますが、あれはすべて噴火のときの墳石でしょう。牛ヶ首にも軽自動車ほどの岩が転がっていますから、ここで噴火に遭遇すると命はありません。

 

姥ヶ平は痩せ尾根や牛ヶ首から見下ろすのがよいようです。下ってしまうと実態がよくわからなくなります。上からはみごとな紅葉の中にひょうたん池が光っています。姥ヶ平まで降りると、紅葉はよくわからなくなりますが、代わりに下から見上げる茶臼岳の溶岩ドームが立派に見えます。

 

記念撮影のあと、三斗小屋への分岐を通過。笹の中の道を駐車場まで戻りました。板室温泉でさっぱりして帰路につきました。

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沼ヶ原池の駐車場

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駐車場の奥に道標がある

神楽の舞台の横にある登山口

表登山道の入り口

写っていないが右の赤い神楽の舞台がある

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カエデの大木が

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しばらく平坦な林の中の道を行く

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日の出平への分岐点

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樹林の中の道

笹原の道がすこし窪んだところをへつるようにつづく

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笹原のなかの赤や濃い緑が美しい

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日の出平

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日の出平から茶臼岳

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瘠せ尾根からの姥ヶ平

右下に噴気

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牛ヶ首

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姥ヶ平から茶臼岳の溶岩ドームを振り返る

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三斗小屋への分岐付近の紅葉

 

 

 

 

(熊五郎)

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