携帯、パソコンからの登山計画書の提出

投稿日 2015年10月08日

 

安全登山のための登山計画書の提出。それが携帯やパソコンからできるようになっています。

 

登山計画書と言えば、登山口で用紙に記入し、届け出箱に入れるものが常識でした。山によっては、自動カウンタで入下山者数をカウントしたり、特定期間中は登山口に詰めて提出を促したりと、さまざまな努力がされてきたようです。関係者の方々のご努力には頭が下がります。

20150928_熊倉山17.jpg

秩父 熊倉山の登山口にある登山届け箱と、

「携帯版登山届はじめました」の貼り紙

下の缶には届け出用紙と鉛筆が入っている。

QRコードでホームページに入り、その場で届け出ができる

(電波が届く場所で早めにやっておきたい)

 

そのような努力は今後も続けられるとは思いますが、最近は、携帯やパソコンが普及したことを受けて、いくつかの県の警察のホームページで電子提出が可能になっています。

 

届け出箱は山によってはあったりなかったり。用紙が無かったりなど。あまり確実な管理がされてこなかったように思います。しかし、このところの登山ブームや、山岳事故の多さ、高齢登山の危険性などから、警察が真剣に動き出してくれたという感じでしょうか。(こう登山者が多いと、効率的な救助をしないと間に合わないというのがあると思いますが。)

 

以下は群馬県警の登山計画書入力フォームを参考にした入力項目です。(*は必須入力項目)

 

申請日*

お名前*

電話番号*

携帯電話番号

メールアドレス*

提出方法の選択*

添付ファイルによる提出*

山岳会

団体名(勤務先)

所在地

非常時の緊急連絡先*

緊急連絡先区分*

登山開始年月日*

登山開始時間*

宿泊区分*

下山予定年月日*

下山予定時間*

目的の山岳名*

目的の山岳名(「その他の山」を選択した場合)*

登山口*

目的地*

下山口*

交通手段*

使用車両の車種

使用車両のナンバー

メンバーの男性数*

メンバーの女性数*

メンバー数合計*

責任者名、年齢、住所、電話番号*

副責任者名、年齢、住所、電話番号

その他のメンバー氏名、年齢、住所、電話番号(3名分)

一人当たりの食糧食数

一人当たりの行動食数

予備食

個人装備*

共同装備

備考

 

 と、まぁ多数の項目があります。

 

群馬県では谷川岳の一部危険地区以外は、上記のような項目で届け出ればようようです。

 

届け出のホームページは、群馬県電子申請 登山届の提出 です。一時保管もできるようなので、未定の部分があっても後で入力できるようになっています。

 

添付ファイルも付けられるようになっているので、詳細事項も含めることができそうです。

 

携帯の場合はQRコードで飛べるようにもなっています。

 

さて、登山計画書が確実に警察などに届くのは、登山者としても安心感がありますが、基本的には登山は自己責任。以前あったようですが、救助隊がやっとの思いでテントを発見したら、中で余った食糧でパーティー状態だったなんてマナーを逸脱した行為はないようにしたいものです。救助される側に一定のマナーがなければ、命がけで救助する側もうかばれません。

 

登山計画書にどこまで詳細事項を書き込むかは、責任者の判断に任されるところですが、記入するのはありきたりの項目であっても、責任者としては、いくつか確認/検討しておきたいものです。

 

〇メンバーの度量と体調、性格

〇天候急変時の対応(エスケープルート、山小屋への避難、ビバークなど)

〇けが人が出たときの応急処置

〇遭難時、救助隊に発見されやすい工夫

〇複数名の場合の役割分担

 

など。

 

無線機を装備している場合は、周波数帯を記入しておいたほうがよいと思います。

 

144MHzと430MHzの非常通信周波数は以下のようになっているようです。

 

144.10MHz 非常通信周波数

145.00MHz 呼出周波数・非常通信周波数 (兼用)

145.50MHz 非常通信周波数

430.10MHz 非常通信周波数 433.00MHz 呼出周波数・非常通信周波数 (兼用) 433.50MHz 非常通信周波数

 

先日登った山では、男性1人に女性5人のパーティーと会いましたが、リーダー格の男性は、なんと84才。女性たちも70才は超えていたでしょう。そんな高齢の方々が携帯やパソコンで届を出すとは、ちょっと考えにくいですね。だからいい仕組みができても、恩恵をうけることができない方もおられることは忘れてはならないと思います。

 

 

とにかく、無理せず安全な登山を心掛けたいものですね。

 

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • これで遭難者が、少しでもすくなくなればいいですね。 2015/10/8(木) 午後 3:49

  • 救助するほうも。情報が少なくて困るケースが増えてきているんでしょうね。頼り切るのはよくないですが、うまく情報提供して安全登山を心がけたいものです。(熊五郎) 2015/10/8(木) 午後 5:12