室生寺を訪れた

投稿日 2015年05月07日

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大阪で祝い事があったので帰省した。

 

このところよく大阪に用事があって行くが、そのたびに時間の許す限り奈良近辺の社寺に寄っている。

 

今回はゴールデンウイークの最中、奈良県宇陀の室生寺を訪れた。

 

深夜の高速はGWとあってもすいていて、トラックがほとんど走っていない分、ふだんより走りやすいくらいだった。そういうわけで、早く関西に入れたのだ。

 

この寺は、私が17,8のころ、母と一緒に訪れた寺である。

 

その母はとっくの昔に他界したが、母との少ない思い出のひとつが蘇る。

 

時は流れ、今回は妻との再訪である。

 

室生寺と言えば、かわいらしく、ふくよかなお顔の十一面観音(国宝)が有名だが、それにも増して、あの、小さな五重塔(国宝)は有名だ。

 

800年ごろの創建で法隆寺の五重塔の次に古いというこの塔。1998年の台風7号で杉が倒れ、大きな被害を受けたが、今では修復されている。傍らに、このとき倒れた杉の巨木の切り株が残っていた。

 

20mにも満たないこの塔。私の家の庭にも置けそうだが、苔むした杉の巨木の下に隠れるように立っている様は、なんともいえない優美さだ。しかも林床に点在するシャクナゲが色を添えてなお美しい。

 

シャクナゲはある程度波はあるものの毎年見事に咲くようだが、なぜか茶店の方たちが口を揃えて、今年のシャクナゲは花が少ないという。

 

とはいえ、シャクナゲのピンクの花と、小ぶりの五重塔、かわいらしい観音様。

 

室生寺は女人高野ともいわれるが、どこかそのような女性らしいたたずまいが感じられるというのは私だけだろうか?

 

 

 

 

(熊五郎)