仙人ヶ岳から白葉峠へ 国境稜線を辿る 2015年2月11日 晴れ 3名

投稿日 2015年02月12日

栃木足利の名山 仙人ヶ岳から白葉峠へ延びる稜線を辿ってみました。

 

この稜線は群馬県と栃木県の県境。国境稜線です。

 

白葉峠(白羽峠)は栃木県側の足利市小俣町と群馬県側の桐生市菱町を結ぶ峠です。

 

メンバーは熊谷のYさんとAさんの3人です。

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足利市の小俣町から県道218号を猪越トンネル方面へ

トンネル手前の岩切(バス停名は小俣北町)に駐車スペースあり

岩切から沢沿いの道を熊の分岐から仙人ヶ岳山頂へ

山頂から白葉峠まで山火事跡の国境稜線を辿る

(国土地理院の電子地図をカシミール3Dでカットし情報追加)

 

足利市小俣町から県道218号を猪越トンネルへと向かい、トンネル手前、地図上では岩切、バス停小俣北町の前にある駐車スペースに車を停め、岩切から生不動経由、熊の分岐へ沢筋の道に入りました。この日の朝はかなり冷え込んで霜柱が立っていました。冷え切った空気の中、数日前に降った雪が少し残る道を、沢音を聴きながら歩を進めました。

 

栃木側の仙人ヶ岳へのルートは、猪子トンネル上からの犬返しの岩場がある尾根コースや、隣の赤雪山から廻るルートがありますが、今回のルートは沢沿いのルートです。

 

沢沿いのルートは暗いイメージがありますが、このルートは暗い植林帯がほとんど無く、南向きなので沢床は明るく、落ち葉を踏みながら快適に登高できました。

 

一般ルートは仙人ヶ岳の山頂までです。何が一般ルートかと言われると困るのですが、今回辿る仙人ヶ岳から白葉峠までは踏み跡程度で、目印は赤や黄色のテープが木の枝に巻いてある程度です。立派な道標はありません。

 

それでもこのルートは踏み跡がはっきりしている方で、比較的歩かれているルートと言えそうです。登りでも使われているようで、今回は白葉峠から登ってきた2パーティーと出会いました。

 

ルート上は小さなアップダウンがありますが、踏み跡と目印を拾いながら歩けば間違うことはなさそうです。

 

確認ポイントは、

〇ルートから少し外れたところにある前仙人ヶ岳への分岐ポイント(小ピーク)

〇荒倉山山頂の看板があるピーク

〇栃木側、山火事の植林帯の伐採地(伐採地の上部尾根伝いに通過)

〇伐採地上にある鷹ノ巣沢という看板

〇伐採地以降、ところどころにある「仙人ヶ岳<->白葉峠」の看板

〇白葉峠直前の三角点のあるピーク(高萩山の看板がある)

〇ルート全体にわたり赤と黄色のテープによる目印

 

ルート上に荒倉山、鷹ノ巣沢、高萩山などの看板がありますが、正しい地名かどうかはわかりません。高萩山の看板があるピーク(標高377m)には、三角点があります。

 

ルートの半分くらいは山火事で焼け焦げた跡が痛々しく残っています。それらの山火事跡は新旧混ざっているようですが、昨年(2014年)春、群馬県の桐生市側から発生した山火事は記憶に新しいのではないでしょうか。

 

最後の三角点のあるピーク(高萩山)から急な斜面を降りていくと下に舗装道路が見えますが、直接そこには下りず、左寄りのすこし藪のうるさい尾根を辿ると、白葉峠に降り立ちます。

 

白葉峠は路側が少し広くなっており、車が4,5台置けます。峠道の開通を記念する碑と、石祠、石仏があります。

 

峠からてくてく舗装道路を小俣町側に下ると、県道218号から峠への入口にバス停があります。時間が合えばバスで戻ることができます。今回は15分ほど待てばバスが来たので利用して、小俣北町のバス停まで戻りました。(200円)

 

帰りのお風呂は足利の東葉館にしました。(720円) 

 

通過時刻と(所要時間)

岩切手前の駐車場 8:07

生不動 8:46 (0.39)

熊の分岐 9:28 (0.42)

仙人ヶ岳山頂 9:54 (0.26)

前仙人ヶ岳への分岐のあるピーク 10:33 (0.39)

荒倉山の看板があるピーク 10:59 (0.26)

伐採地上の鷹ノ巣沢の看板 11:22 (0.23)

途中の鞍部で昼食

三角点のあるピーク(高萩山) 12:51 (1.29)

白葉峠 13:08 (0.17)

小俣町の白葉峠バス停 13:30 (0.22)

 

総所要時間 5時間24分

 

距離と標高差

岩切(標高約200m) - 仙人ヶ岳山頂 3.2km  +463m

仙人ヶ岳山頂(標高663m) - 白葉峠 4.2km -400m

白葉峠  -  小俣白葉(バス停) 1.2km -110m

小俣白葉(バス停) - 岩切(小俣北町) 2.7km +50m この間路線バス利用

 

総歩行距離 8.6km

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栃木足利の名山 仙人ヶ岳の山頂

三等三角点 (点名:朝日岳 標高663.0m)

この山は新緑のころが美しいが

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山頂を西に進むと白葉峠へ誘導する看板がある

踏み跡は明瞭

(一色や塩瀬は群馬県桐生市側の地名)

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山火事の跡

このような光景がかなり広範囲に

2014年4月群馬県桐生市菱町の黒川ダム上流付近から

出火した山火事は稜線を乗り越えて栃木県側まで燃え広がった

この山域は山火事が多く、新旧確認できる

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前仙人ヶ岳への分岐のある小ピーク

一色や塩瀬方面は前仙人ヶ岳方面にとるようだ

前仙人ヶ岳は今回のルートからは外れているので

看板が示す下方向(↓)に進む

(このピークで直角に左へ)

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何の変哲もない小ピークだが、荒倉山と書かれた看板がある

桐生市の基準点がある

仙人ヶ岳を振り返る

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山火事の被害にあった植林帯の伐採地(栃木側)

重機が上がってきて大規模にやっている

山火事の被害は大きかったようだ

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伐採地上の稜線上にある鷹ノ巣沢と書かれた看板

稜線上なので沢ではない

鷹ノ巣沢の頭という意味か?

しかし地図上には沢名はない

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伐採地を過ぎたあたりからこのような看板を見かけるようになる

全ルート赤テープが的確に誘導してくれるので安心

山火事関連?かピンクのリボンなどが

ルートに関係い方向に見かけるので惑わされるが、

赤テープを拾っていけば問題はない

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ルート上にある四等三角点(点名:白葉 標高376.66m)

高萩山と書かれた看板がある

赤城山がよく見える

白葉峠への最後のピーク

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白葉峠の道路に降り立つ間際にあるロープ

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白葉峠から群馬県桐生市側を見る

右上から降りてきた

道路わきに車が数台置けるスペースがある

栃木側の道路工事完成記念碑、石祠、石仏などがある

 

 

 

今回は栃木県側の登路をとったため仙人ヶ岳を栃木の山としましたが、実際には、仙人ヶ岳は群馬県と栃木県の県境にあります。桐生山野研究会によると、群馬県側からは仙人ヶ岳を朝日沢山と呼び、前仙人ヶ岳を仙人山と呼ぶようです。栃木県側に比べれば群馬県側の道はあまり明瞭なものではないようですが、塩ノ瀬などからの登路は興味深いものがあります。 

 

 

 

 

(熊五郎)

 

コメント(2)

  • 栃木県に50年近くも住んでいても初めて聞く地名ばかりです。大和は縁がなかったですものねえ。唯一学校で那須の旭岳に上ったくらいです。 (agewisdom) 2015/2/12(木) 午後 11:41

  • 山村の名前ですからあまり聞かれたことはないかと思います。栃木県南西部の山間では、飛駒(ひこま)、名草(なぐさ)赤見(あかみ)、葛生(くずう)、出流(いずる)などが比較的有名です。(熊五郎) 2015/2/13(金) 午後 7:55