小春日和の赤城温泉から荒山 2014年11月22日 快晴 3名

投稿日 2014年11月23日

山に登る者にとっては、11月の小春日和は格好の登山好期。この時期に一度くらいは山に登りたいと思うものですが、今回はその希望通りの小春日和登山が実現しました。

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登山ルート(カシミール3Dで作成)

GPS実測をカシミール上でトレース(実歩行線)

渡渉点前の尾根から、赤城神社からの道との

合流点までの道は、昭文社の地図とは異なる。

昭文社地図のルートの存在は未確認

 

赤城温泉(標高860m): 8:33 [距離起点]

太子川渡渉点:8:56

休憩舎への直登ルート分岐点:10:20 [2.94km]

休憩舎:11:00 [3.79km]

ひさし岩:11:16

荒山山頂(1572m):11:30 12:05 [4.39km]

前浅間山(1486m):12:31 [4.98km]

軽井沢峠近くの道標:12:38 [5.17km]

休憩舎:13:05 [6.18km]

棚上十字路:13:30 [7.18km]

赤城温泉:14:58 [11.56km]

 

赤城温泉 - 荒山山頂 標高差 712m

歩行距離 11.56km

歩行時間 6時間30分

 

11月22日はいい夫婦の日。なのにおじさん3人揃って家族をかえりみず? 車で赤城山の赤城温泉を目指しました。例によって熊谷のYさん、Aさんです。

 

有名な赤城神社手前を上の大沼までのびる林道(スカイボルトライン)に入り、ほどなく赤城温泉。トイレのある駐車場に車を停めました。すでに何台か停まっています。

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赤城温泉下の吊り橋

 

赤城温泉の標高は860m。 荒山山頂は1572mですから約712mを登ります。

 

8時半出発。駐車場わきにある鉄の階段を降りて関東ふれあいの道に入りました。 

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落ち葉を踏んで快適に登る

 

階段の下にある吊り橋(ふれあい橋)を渡って杉の植林帯を通過。暗い植林帯はすぐ終わって明るい自然林になります。赤城山はあまり植林帯がなく、自然林の明るい登山が楽しめます。

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太子沢の渡渉点

 

小さな尾根をひとつまたいで回り込んだら太子沢を渡渉します。GPS観測では、ここですでに昭文社の山と高原地図のルートから外れています。(上の地図参照) 地図のルートではもっと上流を渡ることになっています。

 

関東ふれあいの道といっても入山者が少ないようで、あまり踏まれておらず、小笹と落ち葉の中の踏み跡をたどります。

 

山慣れない人にとっては、これ登山道?と思うような道ですが、道の分岐点には立派な道標が立っており迷うことはありません。

 

この日は10月下旬から11月初旬ころの陽気。風もなく温かい日差しの中を登りました。

 

風の音も、小鳥のさえずりもない静かな中、我々の落ち葉を踏む音と、熊鈴のみが聞こえます。

 

鉄砲を持った人と遭いましたが、休憩舎までは登山者に出会いませんでした。駐車場の車人たちが入った気配がありません。温泉目当ての車だったようです。

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休憩舎への直登ルート取り付き点

 

棚上十字路に向かって左にトラバースしていく道をしばらく行くと、標高1200mあたりの大岩がごろごろある窪状の地点に道標があり、右上に道があることがわかります。

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休憩舎への直登ルート

わずかに残る登山道

 

休憩舎へ直登する道です。すこし急になりますが時間短縮のため直登する道に入りました。この道は廃道同然ですが、踏み跡もよくわかり笹がうるさくなく、雑木も明るいため難なく登れます。

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休憩舎の少し下からの奥秩父の山々

 

途中、展望がひらけ、秩父や八ヶ岳、富士が望めました。中でも八ヶ岳の隣に甲斐駒ケ岳が見えたのは感激でした。あまりにもよい天気で白くかすみがかかっていましたが、それでもかなりの遠望が利きました。

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休憩舎

 

わずかな踏み跡を忠実に辿るとやがて休憩舎が見えてきます。休憩舎の付近は少し広くなっており、いっぷくするにはうってつけの場所です。

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ひさし岩から赤城温泉(右下)を見下ろす

 

休憩舎でやっと登山者を見かけました。しばらく休んで荒山山頂に向かいます。

 

山頂は休憩舎から標高差150mくらいです。

 

15分ほど登ると展望のよいひさし岩に出ます。ここからは南東方面しか見えません。

 

遠くに筑波山が見えました。眼下には車を停めた赤城温泉が小さく見えています。

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荒山山頂

 

荒山山頂には11時半ごろ着きました。登山者が思い思いに昼を過ごしています。われわれも一か所陣取り、昼食をとりました。

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荒山山頂からの谷川岳

左が谷川本峰、川棚の頭、右が白髪門、朝日岳など

手前に沼田の町

 

関連記事:パノラマ展望室 赤城荒山からの上越国境

 

荒山山頂は木々のためにあまり展望は利きませんが、北側の小岩の上に立つと谷川岳や尾瀬の山々が望めます。

 

谷川岳の稜線、尾瀬の至仏山、燧ヶ岳などが白く輝いていました。

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荒山山頂から東側の急斜面を下降する

荒山から前浅間山への踏み跡

 

荒山山頂からはすでに廃道となっている東側の雑木の斜面を前浅間山に向かって下降しました。この下降はすこし傾斜がきついので注意が必要ですが難なく通過できます。道は踏み跡程度です。

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荒山の東側を急降下し振り返る

常念岳に似ている?

 

振り返ると荒山が堂々とそびえています。この形どっかで見たことあるなと考えていたら、そうそう常念岳でした。

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前浅間山にある道標

ここから直角に右下に下降 0.5Kmで軽井沢峠

 

やがて傾斜がゆるくなり、さらに尾根状を辿ると道標のある前浅間山です。道標には軽井沢峠へ0.5Kmとあり、直角に折れて右下の笹藪を下降します。

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軽井沢峠近くの道標

 

踏み跡とブルーの紐やピンクのリボンの目印を確認しながら下降すると、やがて軽井沢峠近くの一般道と合流します。

 

ここまで来ると、スカイボルトラインの上部を走る車の音が聞こえてきます。

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軽井沢峠から休憩舎に向かう道

 

このあたりも小笹の雰囲気のよいところです。明瞭な道が休憩舎へと続いていました。

 

休憩舎へ戻る道は一か所崩壊しているところがありますが、注意して通過すれば大丈夫です。

 

休憩舎から棚上十字路を経由し、直登した道の分岐に戻り、さらに往路を逆に辿って赤城温泉に15時に戻り着きました。

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赤城温泉 数軒の温泉宿が狭い谷合に建つ

 

小寒のこの日、15時でもすでに斜陽です。

 

16時までなら日帰り温泉OKの湯の沢館で温泉(600円)につかり、さっぱりして帰路につきました。(ここの温泉はすこしぬるいです。)

 

小春日和の一日、たっぷり楽しめた山でした。

 

赤城山南面のルートは自然林で明るく、天気がよければ暖かく快適な登山が楽しめます。また、入山者が少ないのか、道標が充実している割には踏み跡程度のところも多い点、昔歩かれた廃道との組み合わせができるなど、ちょっと薬味の効いた登山が楽しめます。

 

 

 

 

(熊五郎)