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北アルプス 小蓮華岳への径

坂の上の雲のエンディングの画像はここで撮影された

 

2009年から2011年にかけて放映されたスペシャルドラマ「坂の上の雲」。

 

今も思い出すたびに背筋がピンと伸びる。

 

あのドラマを見て、稟として生きた日本人の姿に感銘を受けたからだ。

 

よいドラマには名曲がつきものだが、「坂の上の雲」のエンディングに使われた

 

「Stand alone」は心に残る名曲だ。

 

小さな光が 歩んだ道を照らす

 

希望のつぼみが 遠くを見つめていた

 

迷い悩むほど 人は強さを掴むから 夢を見る

 

凛として旅立つ 一朶の雲を目指し

 

「Stand Alone」歌詞一部

 

サラ・ブライトマンもよいが、私はソプラノ歌手 森 麻季が歌う「Stand Alone」が好きだ。

 

ところで、この曲と同時に、登山道の風景が流れる。

 

登山者の視線で山の稜線の径を辿る画像だ。

 

「坂の上の雲」に「Stand Alone」はわかるが、画像がなぜ登山道なのだろうか。

 

私の友人Y氏によれば、あの画像は正に坂の上の雲を象徴しているという。

 

登山道の先の稜線に雲が浮かんでいるじゃないか、というわけだ。

 

それで納得しなくもないが、私は坂の上の雲というと、町中の坂の先の小さく開けた空に、ぽっかりと浮かぶ雲を想像していたのだ。

 

理屈っぽいことはいいのだが、場所がどこであれ、雲には自分の期待や夢が象徴されているような気がすることは間違いがない。

 

Y氏は新潟の出身。

 

この坂の上に続く稜線の先には、新潟県の最高峰 小蓮華岳2766mがある。 

 

そして、さらにその先の白馬岳2932mは、それで名が通っているが、実は新潟県側からの呼称は大蓮華岳だという。

 

2014年7月26日、午前中は多くの雲が山々にからんでいたが、我々は快適にこの径を辿り小蓮華岳に至った。

 

Y氏は念願の新潟県最高峰の頂を踏むことができ、ご満悦な様子であった。

 

私の心の中にはずっと「Stand Alone」が流れていた。

 

 

 

(熊五郎)

 

 

コメント(2)

  • 本は全巻必死で読んだのですが、連続ドラマは苦手で見ていません。だから先ほどYoutubeで聞いていい歌だなと知りました。坂の上の雲を見上げていた人たち、夢や希望に生きた若者の群像と結びつければ、どの坂もそれぞれの自分の青春に帰っていくのではないでしょうか。 2014/7/29(火) 午前 0:21

  • agewisdomさん、私の場合はドラマを見て、だいたいの内容はわかりましたが、本で読んでみないととても理解したとは言えないんでしょうね。時間が有ったら読んでみたいものです。(熊五郎) ​2014/7/29(火) 午後 6:06

     

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