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スプリング・エフェメラル

投稿日 2014年04月02日

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キクザキイチゲ(筑波山にて)
 
 
 
 

 

スプリング・エフェメラル これほどこの時期にうってつけのタイトルはない。

 

森の妖精、早春の儚(はかな)い草花たち

 

キクザキイチゲもそのひとつだ。

 

キクザキイチゲ(菊咲一華)はその名の通り、一輪で咲く菊のような花という意味である。

 

調べてみたら、日本固有種らしく、絶滅が心配されている地域もあるようだ。

 

頭上の木々が葉を開いて陰になってしまう前までの儚い命。

 

どんな植物よりも早く芽を出し、花を咲かせる。

 

こんなけなげに咲く花を見て、いとおしく思わないものはいないだろう。

 

咲き加減なのか、種類や地域性なのか、花の色が白っぽいものから、もっと紫の濃いものがあるようだ。

 

この筑波山のキクザキイチゲはほんのり紫色。

 

毎年ここで咲いてほしいものだ。





 

(熊五郎)

コメント(2)

・淡い紫が恥らいがちな乙女のようで優しいですね。 (agewisdom) 2014/4/2(水) 午後 10:54

・このような可愛い花に出会えるのも早春登山の楽しみのひとつです。園芸種には無い可憐さがありますよね。(熊五郎) 2014/4/3(木) 午後 2:08

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