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投稿日 2010年06月29日

春立ちて 陽をうけとめし 石やしろ

(はるたちて ひをうけとめし いしやしろ)

榛名山と石祠.jpg

上州 子持山の南斜面から、遠くに榛名山

 

 

 

写真は、2月中ごろの子持山です。

 

この日は、立春から2週間ほど過ぎていましたが、

 

風は冷たく、寒々しい景色の中に、榛名山が浮かんでいました。

 

南斜面は、雪が消え、枯れ草が広がっています。

 

見晴らしのよいところに、石のやしろ(祠)が親子のように祭られており、

 

まだまだ、よわよわしい春の陽を受けています。




 

(熊五郎)

 

コメント(14)

  • 寄り添った祠には何が祀られているのでしょうか。互いがいるから寂しくないといっているような気もしますね。 2010/2/4(木) 午後 11:03

  • agewisdomさん、山にも多くの祠があり、八百万の神々が祭られています。千と千尋の神隠しのように、不思議な感覚があり、神聖な場所と思えるのは、日本人だからでしょうか。祠は祈らなければただの石ですが、そっと手を合わせると、神様と対峙しているような気になってきます。昔、何かを願って置かれたものと思いますが、どのようないわれがあるかは、ほとんどの場合わかりません。(熊五郎) 2010/2/5(金) 午前 9:54

  • 熊五郎さん、「上州子持山の南斜面から、遠くに榛名山」小さな祠は何か謂われがありそうですね。2月の榛名山が望める素晴らしい景色です。私は榛名山で思い出すのは、昭和37年だったか赤軍派の痛ましいリンチ事件が思い出されるのです。 

    らくがき楽ちん ] 2010/2/5(金) 午後 2:27

  • らくがき楽ちんさん、私の勝手な想像ですが、山名にちなんで、祠にも子を持たせたのかも知れませんね。本来、子持山は中腹の目立つ大きな岩をもって、子を持つ山と名づけられたとも言われますが、古くは万葉集の東歌にも「子持山若楓の黄葉つまで 寝もと我は思ふ汝は何どか思ふ」と歌われています。(ネット調べ) この日は上半分は積雪がありました。山頂を越えて沼田の町に下りましたが、人には会わず、静かな山でした。(熊五郎) 2010/2/5(金) 午後 3:38

  • 熊五郎さんのように文学的センスを持って、自然になじみ山を歩くと楽しいでしょうね。私はもう年ですので150メートル級の山でも息を切らせて4,5回は休憩し、あとから来た人に慰められる始末。 らくがき楽ちん ] 2010/2/5(金) 午後 6:31

  • らくがき楽ちんさんは、どこにお住まいでしょうか。もし関東でしたら、渋川市の子持神社、空恵寺(くえいじ)を訪れてみてください。いずれも子持山の麓にあります。上記の東歌の歌碑は子持神社にあります。万葉を感じる旅になると思います。(熊五郎) 2010/2/5(金) 午後 6:52

  • 熊太郎さん、私は、中国地方に住んでいますが、息子が川崎に居を構え、都内で公務員をやっております。従って息子の所に行ったときは1,2週間は川崎の宅を拠点に北海道、東北方面、信州と関東一円の気に向いたところを1,2か所観光して帰りますが、最近はあまり上京していません。孫も大きくなったしで…。 らくがき楽ちん ] 2010/2/6(土) 午前 0:00

  • らくがき楽ちんさん、そうですか。関東に来られることがありましたら、ぜひ群馬にもお立ち寄りください。群馬は山と温泉がいいですよ。(熊五郎) 2010/2/6(土) 午後 11:53

  • 熊五郎さん、度々ご返信で恐縮です。私は無職の身ですから気に向いたら何時間でもブログを眺めていますが、一家の大黒柱のあなたはそうはまいりません。どうぞお構いなく。でも、うれしいものですね。若い方とお話しできるのは活力にもなります。 らくがき楽ちん ] 2010/2/7(日) 午後 4:18

  • らくがき楽ちんさん、わたしも、変則的ですが、結構自由に時間がとれるほうですので、気にしないでください。コメントいただくのが楽しみです。今後ともよろしくお願いいたします。(熊五郎) 2010/2/7(日) 午後 11:1

  • 熊五郎さん、冒頭の「春立ちて 陽をうけとめし 石やしろ」の句いいですね。昨夜、就寝中にふと目めがさめて、徒然草の中にある「願わくば花の下にてわれ逝かん その如月の望月のころ」西行法師の句を思い出しました。陰暦の望月は来月の晦日でした。 

    らくがき楽ちん ] 2010/2/8(月) 午後 9:00

  • らくがき楽ちんさん、ありがとうございます。西行の句、味わいました。花は桜でしょうか。どんな花でもきれいに咲き競う姿を見れば、死んでもいいと思うかかも知れませんね。これに関連して、私が知っているのは、ゲーテの詩の冒頭、「山々の頂にこそ安らいあり、木々の梢にそよとの風も無く。しばし待て、しばし待てよ、やがて我も休らわん。」静かな山頂にたたずんでいると、こういう気持ちになることもあります。(熊五郎) 2010/2/8(月) 午後 9:43

  • 熊五郎さん、コメント度々でありがとうございます。この項は貴方と私の文学問答といったところですね。昨夜も夜半の目が覚め、ふと昨夜あなたに送って徒然草の句が西行法師ではなく、吉田兼好と気付きここに訂正します。最近物忘れが時々あり、よく知っていることでも思い出せず、後になって気づくことが多くなりました。年ですか?。 らくがき楽ちん ]2010/2/9(火) 午後 1:55

  • らくがき楽ちんとのやりとり、とても勉強になります。私はどちらかというと理工系ですので、文系のお話はとても面白く拝見しています。さて、例の句ですが、私がネットで調べた範囲では、最初に書かれたように西行の句ではないかと思っています。いかがでしょうか?ちゃんと勉強したことがないので、よくわかりませんが。(熊五郎) 2010/2/9(火) 午後 5:41

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