top of page

スプリング エフェメラル

投稿日 2010年02月03日

DCP00822w.jpg

カタクリの花 西上州 二子山 股峠にて



 

スプリング エフェメラル(spring ephemeral) 春のはかない命

 

落葉樹の林や山の南の斜面は、

 

寒さが残る早春の頃、木々がまだ葉を広げていないため、

 

十分に陽光を受けています。

 

そんな暖かい斜面には、この時とばかりに草花が花を咲かせます。

 

木々が葉を広げる4月の中ごろまでに、

 

その命は最大限に充実し、やがて日陰になると消えてゆきます。

 

そんな早春のはかない命。

 

カタクリの花もそのひとつ。

 

これからしばらくは、フェアリー(妖精)の飛び回る花園をさがす山歩きとなります。



 

(熊五郎)

コメント(4)

  • 熊五郎さん、カタクリの花は西上州股峠にも咲くのですね。早春のはかない生命というカタカゴの花は、こちらでも県北の落葉樹の林や山の中の南斜面に咲くと、知人から見にくるようにと便りが届きます。うす紫の気品に満ちた山野草の女王といえるでしょう。寒さが残る早春の頃 らくがき楽ちん ] 2010/2/3(水) 午後 6:13

  • らくがき楽ちんさん、スプリング エフェメラルといわれる花は、カタクリのほか、節分草や福寿草、他にもいろいろあります。いずれも群生する傾向があるようで、派手さはありませんが、いっぱい咲いているとみごとですよ。山歩きの楽しみのひとつです。ぜひ、訪れてみてください。(熊五郎) 2010/2/3(水) 午後 6:50

  • 宇都宮では桜のころに一番たくさん咲いていました。小学校の校庭にある有名な桜の古木を見に行った時、その近くの雑木林の斜面に、可憐な薄紫の花をいっぱいつけたカタクリがあるのを知りました。落葉樹の葉っぱのクッションの上に寝転がって写真を撮っている人を、うっかりして踏みつけそうになったりして、大笑いしながら眺めてきたものです。 2010/2/3(水) 午後 7:09

  • agewisdomさん、そうですね、早春の花は背丈が低いので、写真を撮るときは寝転んだりしなければなりません。群生地はかなり少なくなってきているようです。宇都宮のお話のように人の生活圏にあるのはめずらしいかも知れません。この花をみると、ほんとうにティンカー・ベルがいるのかなと思えてきます。(熊五郎) 2010/2/3(水) 午後 7:17

     

bottom of page