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投稿日 2009年12月07日

ともしびに 山を感じし 幼き日

(ともしびに やまをかんじし おさなきひ)

小学校3,4年の担任は、山が好きな先生でした。

 

いつも顔を真っ黒にして教壇に立っていたその先生は、

 

毎朝、授業を始める前に、生徒全員に歌を歌わせました。

 

その歌は、ロシア民謡や、山の歌でした。

 

ときどき雪めがねの跡が顔に残る先生。

 

今頃になって、強烈にその頃の印象が蘇ってきます。

 

この「ともしび」は幼心に意味はわからなかったけれど、

 

この歌に山の雰囲気を感じていたのは不思議です。

 

今は、テントでひとりになったときに口ずさんでいます。

 

私の人生をある意味決定付けた先生はご健在だろうか。


 

(熊五郎)

 

コメント(6)

  • おはようございます。私の小学校(4~5年)の担任の先生も山が大好きで体育の時間や日曜日に山に連れて行ってくれました。

    写真も大好きで、雲の平で撮った写真を見せてくれました。そんな思い出があります。幸い田舎は山ん中で、小学校も高台に立っていたのどかなところでした。懐かしいです。 on the earth ] 2009/12/8(火) 午前 8:08

  • on the earthさん、私の場合は、ただただ毎朝、山の歌を歌わされてました。「雪よ岩よ、我らがやどり....」というように。他のクラスの生徒がうらやましがる先生でした。(熊五郎) 2009/12/8(火) 午後 10:48

  • 私が20代のころ巷では「歌声喫茶」なるものがはやりました。私はあまり歌は得意ではありませんが、友達に誘われて何度か行きました。「ともしび」は必ずそこでうたわれていました。「山男の歌」というのもありましたっけ。「娘さんよく聞けよ。山男にゃ惚れるなよ。」って。私が好きだったのは「草原情歌」といったかしら。中国の歌でした。私のクラスでは「クラスの歌」を生徒が作って歌っていたことがありました。「1年4組ここにあり。」とか、「青春の時を刻むこのクラス」なんて。(ちなみに、私は担任のほうでした。) 2009/12/8(火) 午後 11:42

  • agewisdomさん、お風邪はもう大丈夫ですか。教壇に立たれていたのですね。「歌声喫茶」では好んでロシア民謡を歌うところがあると聞きます。ロシア民謡も山の歌も、なぜか郷愁を誘います。あのとき先生はただご自分の好きな歌を生徒に歌わせていたのだと思いますが、強烈に印象付けられたのは確かです。授業を歌うことから始めることに教育理念があったのかも知れません。(熊五郎) 2009/12/8(火) 午後 11:59

  • agewisdomさんは団塊の世代でしょうか?歌声喫茶は私も学生運動をしていた際、ちょくちょく行きました。確かにロシアの暗~いムードの曲が多かった。ロシア民謡、労働歌、山の歌等々。私が一番好きな山の歌は「雪の穂高よこたえておくれ~」です。

    ちなみに最近また歌声喫茶が復活しています。新宿に「ともしび」というのがあるそうで、近々行ってみたいと思ってます。 

    - ] 2009/12/11(金) 午前 11:59

  • 寸止めの政さん、その歌は「雪山に消えたあいつ」ですね。こんど歌声喫茶の様子教えてください。(熊五郎) 2009/12/11(金) 午後 6:15

     

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