少し古い記録になりますが、宝川ウツボキ沢左俣を遡行し、白毛門山頂からバリエーション
ルートを下降するコースをご紹介します。「山と渓谷」7月号には、土合を基点にして一泊で
東黒沢とウツボキ沢を遡行するコースが紹介されていますが、こちらのコースはウツボキ沢
と尾根のバリエーションルートを組み合わせ、宝川温泉を基点にして日帰りのできるコース
です。

 

私は宝川温泉に車を留めましたが、いまは林道奥まで入れるかも知れませんので、確認して
入ってください。広河原からウツボキ沢に入ります。この沢はとくに難しいところはなく、
ナメ滝など楽しく遡行できます。この沢については参考資料に解説があります。

 

遡行を終了し笠ヶ岳と1340mのピークの間の鞍部に出たら、白毛門山頂まで尾根上の一般道を
歩きます。山頂で一休みしたら東に伸びるなだらかな尾根を下降します。山頂に人が居たら、
ひとこと断ってから降りないと「そっちは道がないよ」と言われるかも知れません。

 

1608mのピークあたりまでは猛烈な藪漕ぎが続きます。主にシャクナゲと思われますが、地表
に網の目のように枝を伸ばしており、しばらく地面に足がつきません。途方にくれるような
藪漕ぎですが、1608mのピークあたりまでで、そのあと最低鞍部までは樹林の中となります。
踏み跡や目印はありませんが、うるさい藪は無く鞍部目指してスタスタ歩けます。最低鞍部の
付近にヌタ場(水がしみ出て泥沼のようになっている場所)があり、シカのような足跡があ
りました。水場になっているのでしょうか。

 

最低鞍部からは広河原目指して窪のような地形を下っていくとやがてウツボキ沢に戻ります。
宝川温泉までの林道は長く疲れます。途中狸の群れに遭いました。温泉で一風呂あびて帰途
につきました。

 

1985年7月27日遡行
広河原から稜線 2h45m
白毛門山頂から最低鞍部 2h
最低鞍部から広河原 1h
ウツボキ沢は枝沢の方が水量が多いことがあった。
参考資料:奥利根の山と谷 白山書房
白毛門山頂から東にの伸びるなだらかな尾根の様子は、
本ブログの記事 谷川岳 白毛門の 360度展望写真 を参照してください。日光白根山方向に伸びる
尾根です。

ウツボキ沢、白毛門コース.jpg

カシミール3Dのルート作成機能で描画

 

遡行から年数が経っているので、状況が変わっているかも知れません。入山は自己責任でお願いしま
す。

(熊五郎)