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KiCADで設計しJLCPCBに注文した基板が届きました

投稿日 2022年09月27日

Diamonndo_AMP基板01.jpg

KiCADで設計しJLCPCBに注文した基板が出来上がってきた

9月20日に注文し、27日に届いた (所要日数7日)

95x72mm基板10枚 $5.50 配送手数料 $12.55 計$18.05 USD 

支払い 2701円 PayPal

PayPal 換算レート 1JPY=0.0068337 (149.63円/$換算)

配送業者 DHL

先日KICADで設計した基板が出来上がってきました。基板の回路は、以前投稿した「ダイアモンド型電流アンプを作ってみました」で紹介した1Wのダイアモンド型電流アンプです。入力の電圧増幅にオペアンプを使用し、後段の電流アンプはトランジスタ4石というシンプルな回路です。仮実装で音を確認したところ、良い音ですので気に入って、基板を作ってみることにしました。

 

基板を業者に依頼するのは初めてですので、間違いがないか心配でしたが、なんとか使えそうなものが届きました。

 

基板業者は隣国のJLCPCBとういう格安基板業者です。KiCADで設計するのも、業者に依頼するのも初めてですので、格安業者で済ませましたが、出来栄えはなかなかのもので、個人では十分使えると思います。KiCADでの基板設計については、先日投稿した「KiCADで基板設計を試みました」をご覧ください。

Diamond_Amp_02.jpg

KiCADのPCBエディターで設計した基板画像

表面(パーツ挿入面)を上から見たもの

​べたパターンはGND

設計が終わったらガーバーデータを基板業者(JLCPCB)に送る

Diamonndo_AMP基板02.jpg

JLCPCBから仕上がって来た基板

上のKiCADでの設計が忠実に再現されている

Diamonndo_AMP基板03.jpg

裏面

​3か所ビアで表面から裏面に回して配線を跨がせている

すべての配線の導通確認を行いました。問題ないようです。部品のフットプリントは、実際の部品を刺して確認しました。2P, 4Pソケット、トランジスタ、8ピンDIPのオペアンプ、コンデンサ類、抵抗など、問題なさそうです。

一つだけ、電源の電解コンデンサー(470uF 50V)の足穴の間隔が狭いので、25Vの小さいものにするなどして何とか実装したいと思います。この辺りはKICADに用意されているパーツのフットプリントと実際に使うパーツの足間隔の確認不足ということですが、これも経験です。

Diamonndo_AMP基板04.jpg

今回は信号配線の幅は0.75mmで。電源は1mm。GNDはべたパターンで配線しています。4隅の取付穴は3.2mmでクリアランス・エリアは1mm。シルクスクリーンは白にしました。

ホールのクオリティーは問題ないようです。穴の位置もほぼ中心です。シルクスクリーンの文字も、はっきりしており、問題ありません。

今回使ったJLCPCBは、5枚で$2ですので格安です(初回注文-$5のクーポンあり)。送料やPayPal等の換算レートがかかりますが、それでも国内の業者の1/10程度でできてしまいます。個人が趣味で電子工作する分には十分なクオリティーと思います。

次回は部品を実装してレポートしたいと思っています。

(JF1VRR)

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