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​投稿日 2021年05月18日

LOGBOOK for Amateur Radio

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JARLの業務日誌(古いタイプ)と、CQ出版のLOGBOOKは大体同じ大きさ

最近ログはパソコンで管理しているので紙ログは使わなくなりました。ただなぜかいつでも使えるものを一冊は常備しておきたいという気持ちはあります。

当局のログ遍歴は大学ノートから始まりました。大学ノートに縦罫線を引いたものです。五、六年使っていたでしょうか。その後JARLで今でも販売されている「業務日誌」をしばらく使っていました。JARLの業務日誌は、表紙が変わりましたね。昔の業務日誌にはイラストがあって温かみがあります。その頃は200円でした。現在のJARL業務日誌も価格が350円くらいとお手ごろです。

PC98を導入してからはパソコンで管理するようになりました。そのころはまだwindowsもエクセルもありませんので、ログは自分でプログラミングしました。パソコンはPC9801UV2(フロッピーディスク2台の小型のパソコンです)、OSはMS-DOSです。使用言語はN88-BASICです。すこしずつ自分好みに使いやすくしていくのは、なかなか面白かったですね。

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JARL業務日誌とCQ出版のLOGBOOKは1ページの行数は同じ20行

項目の並びや項目名が異なる

CQ出版のLOGBOOKはHAMLOGの並びに準じている

​LOGBOOKは備考(Remarks)欄が短いので使いずらそうだが、His Name, QTH欄も含めると逆に長い。

やがてWindowsの時代になりエクセルもしばらく使ってましたが、ハムログが出てきて、QSLの印刷も出来たので完全移行し、今に至っています。ハムログさんには感謝です。

実際の運用ではハムログに直接入力する場合もありますが、ランニングするような場合は間に合わないので、手元のメモ帳に走り書きし、あとからハムログに入れます。山などでの移動運用でも、パソコンは持っていけないので手書きのメモログになります。

さて、今回はCQ出版社の「LOGBOOK for Amateur Radio」を購入(2016/1/1初版  800円+税)してみました。積極的に使う目的で購入したわけではありませんが、JARLの「業務日誌」がとっくに満杯ですので、いつでも使えるものを一冊は手元に置いておきたいという気持ちからです。ただ、事前の調査で「割と小さめで使いやすい」、「運用に必要はデータ類が載っている」、「ハムログに転記しやすいように項目を並べてある」など、興味をそそられたというのはあります。

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JARL業務日誌は背表紙の裏がモールスコード、ふぉねスティックコード、CW略符号等が載っている

​これらは永年変わらず使える

LOGBOOKではTurbo HAMLOGの使い方、転記方法、市群区番号リスト、

HAMLOG対応の町村コードリスト(正誤表付き)、

ARRL DXCCリストと消滅エンティティー・リスト、国際呼出符字列分配表

アマチュアバンドプランが載っているが、最新ではないので役に立たないだろう

こんなものにページを割くのはもったいない話

実際購入してみてがっかりでした。大きさはJARLの業務日誌と同じ。B5やA5など持ち運びに便利なコンパクトサイズかと思いましたが違いました。付録のデータ類は上に書きましたが、御多分にもれずすぐに古くなるようなもの。最新かどうかわからないので役に立ちません。なんでこんなものにページを割くんですかね。町村コードリストにはすでに正誤表が付いているし、バンドプランなどは2015年のもので古すぎる。

 

Turbo HAMLKOGを意識したログになっているのですが、Turbo HAMLOGの使い方まで載っているのにはまったく閉口です。

というわけでよい買い物をしたとはとても思えませんが、一冊手元に置いておいてもよいかと思っています。

(JF1VRR)

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