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LT1172CN8 ピンDIP

電流容量の大きいLT1170, LT1171もある

秋月電子で1個300円

 

 

この時は入力電圧5Vから出力電圧12Vへの昇圧を行いました。

 

先日のNJW4131昇圧コンバータ・モジュールの評価にも書きましたが、移動運用などでは12VバッテリでノートPCを使用したいことから、12Vから19Vくらい(最近のノートPCは電源に16Vや19Vが必要)への昇圧が必要です。電流はノートPCにもよりますが最低でも1.0Aくらいはほしいものです。(手持ちの小型ノートPC DELL Inspiron 1210は19V 約0.65A)

 

回路はLT1172CN8使用の昇圧コンバータと同じですが、出力側の電解コンデンサの耐圧を35Vに上げました。また、コイルの許容電流値を上げるため、トロイダルコアのコイルに取り替えました。おそらく100uH 5Aくらいのコイルだと思います。(いい加減ですが)

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LT1172CN8 DIPなので実装しやすいが放熱はできない

入力電圧 12V 出力電圧 19Vで

最大0.85Aとれる

 

 

例によって、

負荷特性

入力電圧-出力電圧特性

を実測してみました。

 

負荷特性

 

入力電圧12V、出力電圧 19Vとして、出力電流1.0Aまでにおける出力電圧への影響を調べてみました。

 

LT1172は規格によると入力電圧が12Vの場合、10Wまで使えることになっています。したがって出力電圧が19Vの場合0.53までしか流せませんが、DELL Inspironで使用する都合上0.65Aで使用したいため1.0Aまでの特性を実測しておきました。

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LT1172CN8の負荷特性

入力電圧 12V 出力電流 0から1.0Aまでの出力電圧と入力電流

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LT172CN8の効率

入力電圧 12V 出力電圧 19V

出力電流 0.25Aから0.85Aまで90%を超えている

 

 

 

入力電圧-出力電圧特性

 

入力電圧は12Vのバッテリの使用を意識していますので、フル充電時の13.27Vから11Vくらいまで電圧降下したことを想定しています。計測は14Vから10.0Vで行っています。

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LT1172CN8の入力電圧 - 出力電圧特性

出力電流 0.65A一定

入力電圧 14.0Vから10.0Vの範囲でほぼ19.0V一定

 

 

LT1172CN8は前述のように入力電圧 12Vの場合10Wまでです。つまり出力電圧 19.0Vのとき0.52Aまでとなりますが、実測のように0.85Aまで19.0を維持できています。ICチップそのものの発熱はほとんど感じない程度。さすがに効率のよさがうかがえます。コイルは若干温まりますが問題なさそうです。

 

これでNJW4131につづきLT1172CN8でも12V->19V昇圧が実用可能ということがわかりました。

 

 

 

(JF1VRR)