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6MJ8 共通カソード・トリプル三極コンパクトロン

投稿日 2015/08/29

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GE 6MJ8

同じ特性の三極部が3つ封入されている

各ユニットは12BH7Aよりも一回り小さい

 

6MJ8はアナログ・カラーテレビ受像機の共通カソードインピーダンス型マトリックス回路用の球です。RGBの三色に対応するため同じ特性の三極部が3つ組み込まれています。

 

マトリックス回路には12BH7Aなどが使われるケースがあるようですが、12BH7Aですと1.5本必要になるところを、6MJ8を使用すると1本で済みます。

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アナログ・カラーテレビ受像機の

共通カソードインピーダンス型マトリックス回路の例

12BH7Aで構成されたマトリックス回路

(無線と実験 501回路集より)

 

ベースピン配置は12HGです。下図のようにカソードが内部で接続されており、別々に取り出すことはできません。

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今回は各ユニット(Unit 1、Unit 2、Unit 3)の特性をそれぞれ計測してみました。

 

当然ながら3つともよく似てます。

 

ところで、こういう球を見ると3つの三極部をパラ(並列接続)にした特性も計測しておきたくなります。参考: 双三極管の並列接続 6FQ7

 

が、今回計測中にUnit 2を赤熱させてしまい、特性が変わってしまったのであえなく断念となりました。

 

三定数は、計測する前に赤熱させてしまいましたので、今回は掲載していません。

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SYLVANIA 6MJ8 Unit 1 Ep - Ip特性 Eg - Ip特性(実測)

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SYLVANIA 6MJ8 Unit 2 Ep - Ip特性 Eg - Ip特性(実測)

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SYLVANIA 6MJ8 Unit 3 Ep - Ip特性 Eg - Ip特性(実測)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6MJ8 GE No.366

 

(JF1VRR)

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